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Sunday, 30 July 2006

神代植物公園

L1002064w
この公園には随分とお世話になってます。一時期は年間パスポートを買って通った事もありました。引っ越しして家が遠くなったので暫く行ってなかったのですが、今日は下見のつもりで行く事にしました。目当ては熱帯睡蓮なのであります。装備はいつもの R8/R9 に、KODAK Elite Chrome Extra Color (EBX) と、DMR。レンズは、珍しく Elmarit-R 180mm/f2.8 (Type I) と Telyt-R 400mm/f6.8 であります。一応、Apo-Telyt-R 180mm/f3.4 も持って行ったのですが、これは使わずに終わりました。Elmarit-R 180mm/f2.8 (Type I) は、作例が無いので気にはしていたんですが、持ち出すとなるとこれがかなり重いので、結局、より軽量なレンズを持ち出してしまい、購入から数年、防湿庫の奥でかわいそうな状況になってましたので、今回はしっかり使ってみようと思ったのでした。色の傾向は、同名レンズの Type II と似ています。やや浅めと言うよりは、抑えめの発色の様です。それでいて画面の密度が高いので優秀なレンズだと思います。最短が約 2m というのがちょっと使いにくいかなぁ、とも思いましたが、Apo-Telyt-R 180mm/f3.4 が、約 2.5m ですから、まあまあの数字とも言えます。望遠系は遠いものを近くに引き寄せる Distance Channeling という使い方をした場合には、最短撮影距離はとても重要なファクターになります。この数字は短ければ短い程良いと思います。ちなみに、Type II は、約 1.8m ですが、それよりも更に回りますから、実質 1.6~1.7m ではないかと思います。
もう 1 本の Telyt-R 400mm/f6.8 は、超望遠とは思えない程軽量、小型の作りのレンズです。色消しレンズ(アクロマート)なので、APO 程ではありませんが、長焦点レンズにありがちな色収差も抑えられています。なんといってもたった 2 枚の張り合わせレンズが構成の全てですからシンプルであります。それなりの長さはあるのですが、とても使い易いと思います。実絞りのレンズであること、開放でも f6.8 ですからファインダー像はそれなりに暗いです。また、いい加減な使い方をすると当然ブレます。ファインダー像に一部陰りを生じたり、多くを期待してはイケないのですが、あると便利なレンズだと思います。さて勇躍乗り込んだ神代植物公園なんですが、熱帯睡蓮はやや不作でありました。加えて、鳥よけなのか落下防止なのか、睡蓮の上を天蚕糸(てぐす)を数多く通してありますので、フレーミングどころではありません。何とかならんもんでしょうか?>神代植物公園さん。

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Monday, 24 July 2006

掛川花鳥園 (その2)

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デジタル、フィルムが出揃ったところで、両者を見比べてみました。これまで、彩度が高く、月例コンテストの常勝ポジだった EBX が新しくなった (ELITE Chrome) ので、使ってみたのですが、以前の EBX (Dyna High Color) と比べて粒状性が上がったような印象を受けます。それと黒が締まる印象もあります。彩度は高い点は同じなのですが、渋めの表現、、トーンが良く出るように思えます。まぁ、これまでまともに使いこなせていなかったのかもしれませんが。それと掛川花鳥園の照明が、ミックス光だとばかり思っていたのですが、ここは太陽光に近い色温度の照明に統一されているみたいです。従って、色かぶりが全くありません。空調システムも微生物単位までのフィルトレーションをやっているみたいですし、生き物に対する「愛」が感じられます。
驚いたのは、これまで風景や花を撮っていた Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 や Apo-Elmarit-R 180mm/f2.8 が、鳥さんにぴったりだった事です。発色もニュートラルですし、ネーチャー系の写真家の方々が手放さないというのも頷ける描写と発色でした。両方のレンズ共に開放から実用ですし、意外な能力にびっくり、、って、アタシが知らなかっただけなんでしょうが。まだまだ、R レンズの未知の可能性はあるようです。いろんなものを撮ってみたくなりました。今日の写真はエミューですが、これまで何かニヒルな鳥と言う印象だったのですが、その訳を真剣に考えておりましたら、、そうか、、この鳥の口角は両眼の下部に達しているのですね、それがニヒルな笑いに見えたのでせう。ショーン・コネリー氏にも似てるなぁ、、。

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掛川花鳥園

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昨日は、早朝から静岡県掛川市にある「掛川花鳥園」に下見に行きました。下見と言うのはここで写真のオフ会をやろうかと思ったからです。毎年、熱帯睡蓮を撮るのは勝手に神代植物公園と決めていたのですが、Masa's 先輩っ!(←この呼称は、アタシ独特のもので、「モー娘。」と同じく決まりであります。)情報では今年はやや不良との事でしたから他の候補地を探しているところに tamura さん情報で「こういうのがある。」と知り、早速馳せ参じたのでありました。都内を7時に出て、224 km を車で走破、途中、富士川のパーキングエリアで何故か肉うどんを食べて、到着したのは11時近かったでしょうか。大型の庄屋屋敷風の建物の裏手に大温室と言った風情の施設の前に駐車場がありましたが、午前中かつ雨降りでしたから車も少なくすぐに入園する事ができました。園内に入るとすぐにふくろうさん達が居ます。勿論、生きてます。渡り廊下にはペンギンさんだの鴨さんだのもういっぱい! で、目当ての大温室へ、熱帯睡蓮のプールまでに鳥さんブース(網で仕切ってある。)を越えなければいけません。で、う〜む、、ちらほらと熱帯睡蓮、、、。撮っているうちに、餌も持っていないアタシの肩にコガネメキシコインコだのナナイロメキシコインコがとまりだし、背負っているカメラ・ザックの金具をくちばしでわさわさ、、うぅ。結局、3羽のインコさん達を肩に乗せたまましばし撮影。ここの鳥さん達はやたらと人懐っこくてすぐに神社で餌を持っているヒトに集まってくる鳩さん状態になります。まぁ、アタシが酉年のせいかもしれませんが。Apo-Elmarit-R 180mm/f2.8 + EBX, Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 + DMR で、一通り撮影しましたが、印象に残ったのは鳥さん達でもう一つのメインである花は壮観ですが撮影対象として見ると難しいかなぁとか思いました。鳥さん撮影で困ったのは、レンズが大きな「眼」に見えるのか、鳥さんは緊張して正面を向いてしまう事。ふくろうさんは、クビがくるくる回るので、「あっち」の方角を向いてしまう事。インコさん達は時々どばぁ〜〜っと集団かつ低空飛行で飛んで行ってしまう事。アタシのピント合わせの技量では、鳥さんの「キコキコ」した動きにフォーカシングがなかなか追従出来ない事。雨天の日には長玉を使うにはやや暗い事。それから、それから、、昼近くになるとふくろうさん達は、寝てしまう事かなぁ。
帰りは日本平で、エビ丼とうどんのセットを食べて帰りましたぁ。

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Thursday, 20 July 2006

M ライカの時

Yurakucho_5w
ここ1ヶ月半くらい、M7 に Summicron-M 35mm/f2(球面最終の初期型、7枚玉)を付けっぱなしにして、しかも BW400CN を入れたりしてたもんですから、もうカバンの肥やし状態になってて、でも時々、こういう組み合わせで、やや戦闘的な気分になるのも必要でありまして、いつも R ライカでは、こう何と言うのかカメラの大きさとか重さが自分の写欲に制限を掛けてしまう、つまり、R ライカで撮れる被写体しか追いかけなくなってしまうという罠がありますので、時々は他のカメラを使うのもいいのかと。それとモノクロは、殆ど初心者なんですが、カラー・ポジとは違った表現方法が可能ですし、それに色調に誤摩化されない分、被写体が本来持っている強さや弱さがダイレクトに伝わる感じがあります。それでも、アタシにしてみればかなりの方向転換になるので、梅雨時に紫陽花や有楽町とかそういう旬(!)のものを撮ったりしておりまして、今回の奈良行きにも半ばフィルムを消化する目的で携行していたのであります。多言語を解し話す方にお聞きすると、それぞれの言語で自分の人格が変わるという面白いお話がありまして、アタシのインチキ英語でもその方が日本語より積極的かつダイレクトに意見を述べる事が出来たりするなぁ、、とか思ってましたが考えてみればカメラの場合は、数社の一眼レフに加えてレンジ・ファインダーそしてフィルムの違いで表現の種類が変わってくるつまり日本語的撮り方が遷移して違った視点を与えてくれるとも思うのであります。今回は、花の写真もありますが、やや動きを意識して撮ってはみました。実は、早朝の新橋駅それも地下2階、総武線快速のホームなんか最高に面白いと思ってたりしているので、そのウチにお披露目出来るかもしれませんです。誰も居ない都市空間と言うのは、滑稽かつ荒涼としておりますですね。

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Wednesday, 19 July 2006

奈良 (Part II)

Lotus_13w
昨日、渋谷のシグマラボさんに預けておいた EPN を取りに行きました。会員になると現像料金が 20% 引きとかで、なんと 640 円(税別)になります。で、受け取ってさらりと肉眼で見てみると「まあまあ」でしたので、終業後、自宅でスキャンしてみました。最初の数コマをスキャンして、、うぅ、、青かぶり、色が浅い、背景が入ったものは蓮の花が小さすぎてアカン、それよりもアタシの Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 のちょっと冷色系に傾く色調を知りながら EPN という癖の無いフィルムを使ってしまった事を呪いました。それでもジコジコスキャンしておりましたら、まあ、白は綺麗に出ているみたいと言うので少し気を取り直しましたが、デジタルの RAW では、極端な場合を除き、色温度だろうが暗かろうが、現像時に思いっきし補正が効く事に慣れてしまっていてちょっとエ〜加減に撮ってしまっていたんではなかっただろうかと、中学校のホームルームの時間に前日、掃除をさぼって吊るし上げ食らったみたいに反省しきり。でもアップはしようと後半のカット中心に上げてみました。最近思うのは、ポジは撮る時が勝負で、デジは撮った後の処理が勝負、どちらがどうではありませんが、こういう落ち込んだ気分の時には、早く次の作例に着手して早々に回復しないといけないのであります。そーそー、失恋の痛みは新しい恋でしか癒されない様に、、、なんちって。RLFC の掲示板で、皆様から暖かいお言葉を頂戴しましたが、大変有り難く思っています。でも、今回のポジはやはり失敗作、、、うぅ。でも、Photoshop CS2 様のお陰で、「奇跡の」処理をしましたが、やはり処理無しでも鑑賞に堪えるポジを、、、永遠のテーマでありまつ。
と言う事で、今日は Summicron-M 35mm/f2 (球面最終)のモノクロ・ネガ (BW400CN) を取ってきました、、。

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Monday, 17 July 2006

奈良

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奈良に一泊で行って参りました。一泊と言っても泊まりは大阪だったんですが、昨日5時48分、近鉄難波駅を出る奈良行き普通電車に乗り大和西大寺で近鉄橿原(かしはら)線に乗り換えて尼ケ辻駅で降りて垂仁天皇陵を横目で見ながらほぼ7時に喜光寺(きこうじ)で、蓮を撮影開始しました。ここの蓮はそれぞれの種類が個別の甕(かめ)で栽培されているので写真の撮り易さはピカ一で、肉薄が可能です。門主が蓮の碩学のようで、ご自分でも新たな品種を作り出されたりしているとのこと、また国内でも珍しい数種が栽培されています。三脚使用の場合には、拝観料三百円に加えて金千円のお布施(!)が必要ですが、あっけらかんとしていて笑ってしまいました。寺の由来には無頓着なアタシですが、流石は奈良、、千数百年の由緒ある寺が、それこそ「ごろごろ」しています。午前8時半頃、徒歩で唐招提寺に向けて出発。30年程前に、奈良を訪れた野本少年が歩いた(と、思われる)路を逆に辿って、到着。天平建築の粋、、なんですが、残念ながら南大門をくぐるとどこかの工業団地に来たみたい、、平成12年〜21年まで金堂は全面改修中なので、トタンで覆われていたのです。でも今回の目的は蓮でしたから気にしないで西側の鐘楼脇の堀、本坊前の堀と蓮を求めて行脚は続く。鐘楼脇は皆無、で本坊前は良く咲いていましたが、手持ちレンズが、Elmarit-R 19mm/f2.8 (Type II), Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8, Apo-Macro-Elmarit-R 100mm/f2.8, Summicron-M 35mm/f2 という長玉ナシの変則構成だったので、数枚撮ってそそくさと休憩所へ、休憩所傍にも蓮がありましたが、携帯で軽く「シャリーン」と撮っておしまい。奈良の古刹ですが、何故か池の脇に西洋紫陽花がありました。休憩所でお茶を頂いて、バスに乗って近鉄奈良駅に午前10時半頃到着。う〜ん、午前中が長いぞ!で、朝食代わりのモーニング・セットにアイスコーヒーを付けてもらって、その後、元興寺(がんごうじ)へ、このお寺は世界遺産に登録されていて、「建物の一部の瓦はなんと天平時代のものだ」と他の参詣の方に説明しているのを横聞きして、、あ、、すぐ判る、、、だって瓦、ボロボロですもの、、、。石仏の間を縫う様に桔梗がキレイに咲いていました。昼過ぎに辞去、駅までの道すがらあまりの暑さに途中の喫茶店で宇治ミルクをしゃばしゃばと、、汗と熱感が引いて快適に近鉄奈良駅まで戻り、14時05分京都行き特急に乗って14時40分に京都着、15時丁度のひかり376号に乗って帰ってきましたぁ!
約30年ぶりの奈良でしたが国鉄奈良駅と唐招提寺以外は全て変わっていました。薬師寺を遠目に見る垂仁天皇陵の池の脇を歩きましたが、フェンスも整備されていて、綺麗になった印象。まぁ、三昔前だから、仕様がないっス。大発展した京都よりも良い意味鄙びていて、いいなぁ、、奈良。
今回も RLFC 会員の tamura さん、ボン村上さんに大変お世話になりましたぁ!

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Thursday, 13 July 2006

Planar T* 50mm/f1.4 ZF

Yokohama_10w
ココログ(@ nifty のブログ)のメンテナンスが2日間に渡って、やっとカキコ出来る様になりましたぁ!さて、Planar T* 50mm/f1.4 ZF の私的感想であります。もうカメラ各紙で試写レポート等出ていますが、写真は自分で撮って納得しないと意味がありませんから試写してみました。カメラ・ボディは、Nikon FM3A なんですが、最初はあまりのフェザータッチのシャッターボタンに面食らいました、、て言うか、R ライカのシャッターストロークが物理的に長過ぎるのです。余談ですが、モードラを付けた R8/R9 の場合、横位置シャッターと縦位置シャッターのストロークが違うのはなんともはや、、。気にするヒトは早速調整して貰うんだろうけど、アタシは不感症に近くて。で、今年の3月、、そう湘南カメラ倶楽部さんの小田原モデルさん撮影オフを終えて横浜に降り立ったアタシは試写でもと思って早速、桜木町周辺、MM21 辺りをぶらぶらと撮っていたのでありましたが、二十数枚撮ったところで帰宅、、、。で、3ヶ月余り放ったらかして(引っ越しもしましたし)、、残り数枚撮って、、、あ〜、、仕事だったらもうとっくにクビであります。上がったポジをざっと見てまず思ったのは細密な描写であると言う事。これは、ポジのスリーブを見た時に感じました。一瞬、Nikon さんのコーティングが新しくなったマニュアル・レンズの描写に似ているとも思いました。仔細に見て行くと、合焦した部分の精細な描写と非合焦部分つまりボケの部分との対比が凄くハッキリしていると思ったのでした。R レンズはどちらかと言えば、明確な差を感じさせる領域が無く、ダラダラとボケの部分に溶け込んで行く感じと言うのでしょうか。それから、グレーの再現が違います。これはいつも感心するのですが、R レンズの場合は青かぶり→緑かぶりと色調が変わって行くのに対して、このレンズは青かぶり→赤かぶりといった経路を取るみたいです。従って、Photoshop CS2 での色調調整も方法が変わってきます。それと、赤の発色がややピンク系に転ぶところが美しいですね、R レンズは朱赤に転びますです。更に、R レンズの場合は、スキャナーで取り込んでコントラストをいじると僅かに画像が荒れた様になるのですが、このレンズはコントラスト、特にハイライト部分を持ち上げると、白がビッと立ち上がってきます。勿論、スキャナーや使用ソフトの癖もありますが、アタシの Coolscan 9000ED + Photoshop CS2 (Mac OS X 環境)では、上に述べた様な感想を持ちました。或は スキャナーで、4回読み込みをやってますから、実際はコントラストが強調されて取り込んでいるのかもしれませんです。とまれ、やっとこさ試写画像をアップしたのですが、次には Planar T* 85mm/f1.4 ZF が待ってますので早速取りかかろうかと。あぁ、、苦しくも楽しい日々なのであります。

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Sunday, 09 July 2006

恵比寿にて

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第三次世界大戦後を描いた「渚にて」 (On The Beach) という映画がありましたが、「恵比寿にて」は特にその邦題を意識した訳ではありませんのです。松下さんの LUMIX DMC-L1 の発表会が恵比寿ガーデンヒルズであったのと、世界報道写真展 2006 が東京都写真美術館で今月の 30 日まであるので、とことこ行ってきました。赤い薔薇をイメージした最新鋭デジタル一眼 DMC-L1 の発表会と言えば、熱気ムンムン、プレスが押し寄せ、タキシードやイブニング・ドレスの紳士淑女がシャンパン片手にずらりと勢揃いする感じ、、、とか勝手に思い込んでいたアタシでしたが、まさか昼から夜会服を着る事もあるまいとそれこそフツーの格好で乗り込んだのでありました。昼前に会場に到着したのですが、入室時に「商品の写真撮ってもいいすか?」とか聞いたのが災い(?)して、ご担当のお兄様がつきっきりでご説明、、撮影ブースの中にいらっしゃる赤いドレスを着たモデルのおネーさまもめっさ退屈そう、、カメラを向けると咄嗟に、にっこり微笑んで下さるのですが、それ以外はつまらなそう。何せその時はアタシだけしか居なかったもんですから。で、、思わず「事務所どこ?」とか「ケータイ番号は?」とかそーいうイケナイ事は聞かずにひたすらカメラをじろじろ見てました。カメラの撮影はやんわりと断られたのですが、「こいつ何者?」みたいな無国籍風の「をやぢ」だもんだから、カメラを手放すまでなんだか悪さを咎められているような、、。で、ブースの奥の方では椅子に座ったおじ(い)さま達がなにやら壇上のプロから説明を聞いているのやらいないのやら、、。不思議な感覚で会場を後にしました。
フォーサーズの機種なので、オリンパスさんやシグマさんのレンズががずらりと並んでいたりしました。プリンターは、EPSON さんが純正になるみたいです。松下さんって、ブラックボディになんで「金」を合わせるのかなぁ、、とか思いました。本当は、もっとあっちこっち触って、、勿論、、カメラですが、気に入ればヨドバシさんかネット直販で注文しようかとさえ思い思いしていたのですが、、、こう「ぐぐぐっ」っと、、そう、、「ぐぐぐっ」っと、、来るものが希薄で、、、う〜む、、正面からカメラを見た時に、レンズ上部のボディ部分が寂しいんですよ、個人的に、、。
で、世界報道写真展 2006 へ、これはもう掛け値無しに素晴らしい、、、う〜む、、時代は EOS よのぉ、、とか思い思いして、普段のグータラな撮影態度の戒めとしようかと、、、。
後で考えたら東京カメラ倶楽部の PRESS 証をつけて行けば良かったかなぁとか、、でもあの PRESS 証のアタシの写真、怪しすぎるしなぁ、、、。
反省しきりの「恵比寿にて」でありましたとさ。

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Friday, 07 July 2006

抽象と具象の狭間で

Oogalotus_12w_1
いきなり難しいタイトルになってしまいました。先日、Apo-Macro-Elmarit-R 100mm/f2.8 (AME) で撮った大賀蓮のポジが昨日あがってきました。フィルムは KODAK さんの ELITE Chrome (EBX) です。EBX という略号は、先代の Dyna High Color と同じなんですが、パッケージングを世界統一とするために、米国で使用されている名称に変更されたようです。しかし、今回スキャンしてみた感じは、これまで使用した EBX の印象とはやや違って、彩度は相変わらず高いのですが、E100VS ほどのこてこてしたコクは無く、デジタル画像に近いすっきりとした仕上がりになるようです。以前の EBX は、もうちょっと色が乗る印象もあったのですが、最近の撮影では PKR なんか使ってましたからアタシの感じ方が変わってしまっていたのかもしれません。また DMR 画像と比較すると驚く程、素直な儚い再現です。なんだか DMR 画像が銀塩風で、EBX の方が EOS Kiss Digital みたいな感じと言うのは言い過ぎでしょうか?絞りは基本的に f4 あたりを多用していると思います。AME の場合は、開放でちょっとフレアーっぽい「まとわりつくような」もやもやが出易いのですが、今回はそれよりも寧ろ浅いピントをごまかす為にほんの少し絞っています。何せ当日は手持ち撮影で風もありましたから。
さて、前回の Apo-Elmarit-R 180mm/f2.8 + DMR 画像が具象とすれば、今回は抽象、、とは言ってもあくまで蓮の花を撮っているのですからそれとなく蓮の花と判るような、そう風上で放(ひ)られた屁のごとく、そこはかとなく、、漂うような、、感触、いや匂いが、、いや臭みが無いといけないのでした。ある部分で全体を想像させる、、、これは抽象とは違いますネ、、、失礼しましたぁ。要するに、寄って寄って撮ってみたのでした。
あ〜、、タイトル負けしちゃいましたぁ。

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Wednesday, 05 July 2006

お休みしようと

Triangle_1web_1
今日のブログはお休みしようと思ってましたぁ、、だって隣国からミサイルが飛んでそのせいで会社で投資している株式が大幅に影響を受けそうだからモニターと電話の前に半日貼付いてなきゃ、と思ったからです。日本株は昨日、かなり上げて、4日は米国がお休みだからのんびりとか思ってたのに、あにはからんや朝から大騒ぎ、、、。1998年の時よりも影響は小幅だったのですが今日の米国市場を見てみないと、、、、なかなか楽はできませんのです。で、写真を撮る事は無いと思ってたのですが、フラワーアレンジメントの写真を急いで撮らなくてはならなくなりました。こういう忙しい時は他の事柄も忙しくなるようです。で、撮ったのが写真、、、ミックス光線、カクテル光線、スペシウム光線入り乱れての撮影でしたが、こういう時はデジタルは有り難いです、、勿論、外からの光線と部屋の中の白色光のバランスがありますので、て言うか、素人なので難しかったのでした。
ライティングとかやりだすとまたまた大変であります。

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Tuesday, 04 July 2006

蓮 (DMR  画像)

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さて早速、昨日撮った蓮の DMR 画像処理をやってみました。千葉公園は蓮沼の上に木道が渡してあるので、近接も遠景も思いのまま、数輪は殆ど触れる事さえ可能な至近距離での撮影が可能です。この画像は Apo-Elmarit-R 180mm/f2.8 の画像ですが、数メートルの距離から撮ったものです。蓮に限らず一般に花は、咲いているだけで美しいものなのでストレートな表現が可能なのは嬉しいのですが、「より美しく」と考えると背景や前景にも細かい配慮が必要だと思います。加えて、花を引き立てる脇役、、この場合は蓮の葉の葉脈等々の繊細な感じが主題を壊さない程度に見えていた方が良い場合もあるので絞りの選択も重要になってきます。この写真では、花全体を入れていますが、全てが見えれば良い訳では無く、更に寄って花の 80% 程度を入れてみたり或は、やや抽象になりますが花弁のみ、更にぼかした花弁を前景にして葉のグリーンと葉脈で蓮と言うイメージを表現する等、一枚の写真でも無限の撮り方があると思います。重要なのは前述した事柄を分析的にいちいち考えるのではなく、ファインダーを覗く以前に感覚として捉える「眼」を持つ様にすることだと思います。(と、今日は先生風、、、。)数多く撮ってみて、テクニックの向こう側にあるものに気づく、、そういったプロセスが重要なのかなぁ、、と思い思いしています。近々、DMR 画像だけでも RLFC HP にアップしたいと思います。

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Monday, 03 July 2006

蓮撮り

L1001880w何故か(本当は昨夜の飲酒のせいであるが)、早朝3時半頃に目が覚めてしまったので、このままでは勿体ないと思い、先週末、断念した千葉公園に蓮(大賀ハス)を撮りに行く事を急遽決定。5時半過ぎに家を出て、新橋発6時6分の総武線(快速)成田エアポート行きに乗り込んだ。千葉までゆっくり座って、7時前に到着。ずっと iPod Shuffle で音楽を聴きながら行ったもんだからすこぶるノリノリでモノレールに乗り込み、千葉から一駅の千葉公園に到着。流石に千葉公園駅は閑散としていたがあにはからんや公園内の蓮華亭前の蓮田の前には多くのカメラマン、カメラウーマンが、、、。
日の出とともに咲き始めると言う蓮だからこの時刻でも早すぎると言う事は無く、もう既に閉じてかけている花さえある。慌てて撮影準備、と言っても最近は随分と手慣れてきて、ものの数分で蓮田へ。普段はひっそりとした朝の風景なのだろうが、この日は蓮撮影のみなさんの熱気が凄い。R9 + DMR に Apo-Elmarit-R 180mm/f2.8 を装着、念の為に 2X Apo-Extender も持ってきたのだが、至近距離で狙えるので特に使う必要も無かった。あっと言う間に 1GB の SD カードを使い切ったので、今度は R8 + MD に EBX (新名称の ELITE CHROME の方)を詰めて、Apo-Macro-Elmarit-R 100mm/f2.8 で撮影。引いたカットが多かった DMR との対比で、思いっきり寄って寄って撮影。午前8時半にはもうお腹いっぱい。昼くらいまで掛かると思っていたので、拍子抜けしてしまったが、時刻はまさにラッシュアワー。暫く、公園のベンチに座っていたがなんとなく物悲しい気分になってきたので、そそくさと退散。千葉駅から同じく総武線(快速)に乗り込み、無事10時30分に出社。めでたしめでたし!撮影されている方々のデジは、何故だか Nikon のデジが多かった。

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