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Sunday, 01 October 2006

Leica R10 に寄せて

Sinarhy6hasselbladh3d
日本のメーカーが、Canon 自社独自開発路線、SONY CCD を用いたグループ、松下製撮像素子を用いるグループ、KODAK 製 CCD を用いるグループ(微妙)、SIGMA FOVEON X3 路線、PENTAX (CCD 調達先は不明)の流れにだいたい集約されて来た事に異論は無いと思うが、これらの流れが企業間で複雑に絡み合い正確には色分け出来ない状態である事は賢明な読者の方々は既にお気づきだと思う。熾烈な国内での争いから一歩離れて眼を海外に向ければ、中判を中心に大きな地殻変動が起きている。Photokina 2006 開幕直前に、Leica 社が Sinar 社の 51% を jenoptik 社から買収した事により、R System の本格的デジタル機つまり Leica R10 は、おそらく Sinar - jenoptik ラインとの協業で進んで行くのであろうと予想している。2005 年、DMR 発売時の開発会社は関わり合いに程度の差はあれ Leica/KODAK/Imacon/Adobe という体制であり、Leica はカメラ本体、KODAK は CCD、Imacon が DMR 本体、Adobe は DNG フォーマット。勿論、それぞれの分野が完全に独立して開発した訳ではないのだろうから一応この「分け」は便宜上という事が出来たが、R10 は、Leica/KODAK/Sinar/jenoptik/Phase One という合従連衡が主体となるのだろうか?そもそもこの離合集散はどうも新製品の Hasselblad H3D が、同社のデジタル・バック以外を排斥してしまった事によるとも言えそうだ。Phase One, Leaf, Jenoptik, Sinar 勢つまり Hasselblad 用にデジタル・バックを供給して来た会社群にとって互換性が無くなる事は致命的な事だったと想像に難くない。つまり、Hasselblad/Imacon/Fuji のラインからはずれてしまったと言う事になる。興味深いのは、Sinar の新型中判デジタル機 Hy6 は、オープン・アーキテクチャーを旨としカメラ本体の設計は何と Rollei の元経営陣(Rollei Fototechnic より、カメラ部門他の事業を買取り、Franke & Heidecke として運営。)である。加えてマウントは Rollei 6008 互換(どうも Rollei 6008 は、止めてしまった?)そうなると Carl Zeiss も Hasselblad へのレンズ供給は事実上止めてしまっているし、Schneider レンズだってあるし、そもそも Zeiss は Sinar の株主でもあるのだ。
整理すると、Leica/Zeiss/Schneider/KODAK/Sinar/Jenoptik/Franke & Heidecke (Rollei)/Phase One と筆者でなくとも興奮せざるを得ない様な陣容に囲まれて Leica R10 が誕生するとすれば、、、。
願わくは、Leica 社がその時まで存続してくれる事を切望するのである。
(筆者の勝手な理解での記事故、間違っていたらごめんなさいませ、、、。)

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Comments

そうなると、、現在空席の Fisheye-Elmarit-R 16mm/f2.8 や、Elmarit-R 24mm/f2.8 あたりは、Carl Zeiss さんが作ってくれるのかしら、、、。(妄想だなぁ、、キット)

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 01 October 2006 15:53

野本さん、皆さん、こんにちは。
それは、カメラのEUと言うことに??。
>興味深いのは、Sinar の新型中判デジタル機 Hy6 は、オープン・アーキテクチャーを旨としカメラ本体の設計は何と Rollei の元経営陣

中判デジタルバックのオープン・マウントに6008マウントというか、ボディごとなるということですね。デジタルバックの独自性で各社が切磋琢磨して、かつ、フォトグラファーは好みのデジタルバックを選択できる。レンズもオープンで各社出してくれるとなお良いですね。フランジバックは規定せずFマウント、Rマウントレンズから中判用レンズ、大判用まで自在なら…。
とはいえ、何とか手が届きそうな夢を見られるのは、R10でしょうか。それにしても、すごい時代になったものです。
では、失礼します。

Posted by: MiMoFa | Sunday, 01 October 2006 16:02

Hasselblad 社の今回の決定に関して排他的であるという批判と残念ではあるが致し方ないという論評が交錯しています。思うに Hasselblad 社の決定は一眼レフメーカーであれば何処でもやっている事ですし、自社の系列製品に特化し、将来に渡ってよりよい使用環境を使用者に提供するという大義名分も成り立つ訳です。収益構造の悪化によって虎の子の V System (500 シリーズ等、元々の Hasselblad ブランド品) さえも諦めなければならなかった Hasselblad 社にとって縮小する中判市場で生き残る為の選択だったとも思えます。翻って、Leica 社が参加したグループはそれぞれの分野では一流企業かもしれませんが、寄せ集めの感が否めないとも思います。結局、まともにカメラを製造し続けているのは Leica 社のみで他のメーカーはぶら下がっているだけとも言える訳です。アタシが危惧するのは Leica R10 が、訳の判らん中判戦争の政争の具にされる事。これまでオープン・アーキテクチャーは、幾多の企業が提唱しては灰燼に帰すという歴史がある事。正直言って、Leica R10 がモジュラー・システムの派生形として誕生するのであれば遅かれ早かれ R System は、消滅すると思います。Leica 社には、R System は R System としてモジュラー・システムとは独立した形での開発、存続を強く希望したいと思うのであります。閉鎖的?、、確かにそうかもしれませんが、沈み行く船に同舟する必要は全くないと思うのであります。

Posted by: 野本 巖 | Monday, 02 October 2006 05:54

大昔のフィルムカメラの時代ならカメラといふ暗箱のメカそのものの出来不出来とかレンズに拘ってゐれば間に合ったのせうが、カメラの中に段々と電子部品が入って来て、現在のやうなデジカメになってしまふと(AFの交換レンズも含めて)部品の殆どが電気屋と連携して開発したものになってしまってわけがわからないものになってしまひましたね。電子部品はOEMが多いので何処で製造しようとも性能がちゃんとしてゐれば拘っても仕方の無いことだと思ひます。
お説のやうにライカ社が色々な方向性を纏めきってLEICAR10(デジタル?)を出せるかどうかでせう。R8,9プラスDMRを一体化した内容位では何の新鮮味も無いはづ。
現状としてはDMRの購入ですらとても手が出ません。銀塩カメラとして使用し続けるのしかないのかもしれません。 

Posted by: くりちゃんまん | Sunday, 08 October 2006 18:29

野本会長の大胆な予測は大変興味深いものです。確かに、将来のデジタルイメージングの規格をどのやうにするのかについては色々なメーカーの存亡を掛けた戦場になるのかもしれません。合従連衡は何回もあって然るべき所に落ち着くのでせうが、どうなるのか?いづれにしても日本のメーカーも含めて電気屋の光学部門としてしか生き残れないのかもしれません。
RLFCとしてはどんな形でR10になるのかが一番気になるところですが、仰る如く下手するとR9プラスDMRまででRシステムは終了するのかもしれません。でも、私は私なりに(と言っても経済的にこれ以上レンズ、ボディ、DMRなどの充実は図れないので)Rライカシステムを楽しんで行くしかないと思ひます。証明はできないけれども、どうも国産レンズとは違ふ味はひがRレンズにはあるやうに感じます。

Posted by: くりちゃんまん | Wednesday, 11 October 2006 21:35

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