ライカ社公式見解 (II)
あらら、、京都に行っている間に公式コメントがライカ社のサイトに載りました。原文は、http://www.leica-camera.us/news/news/1/3682.html で、読めますが一応意訳です。
(意訳)
Leica M8 は、2006 年 10 月末の発売から多くのユーザーに支持されております。しかしながら希に、しかも限られた特殊な状況下で問題を生ずる事がございます。本問題は、全ての方が経験されるものではなく、或は発生しない場合もございますが、(ライカ社として)対応策を以下の通りとさせていただきます。
Banding 及び Mirror/Ghost Image に関して。(注、Streaking, Green Blob の事)
弊社エンジニアリング部門は、問題点の根本的かつ完全な解決方法を開発致しました。この解決方法は単に首記問題点の解決のみならず、ライカ品質(基準)を皆様にお約束するものでございます。2006 年 11 月 27 日以前に出荷された製品に関してはゾルムスのライカ社工場にて無償アップグレードをいたします。本年、12 月 6 日以降、弊社のホームページ上での登録をお願いする事になります。登録をされたお客様に対して、弊社のカストマーサービスから直接連絡を差し上げ Leica M8 の送付手続き等に付いてお打ち合わせさせて頂く所存でございます。尚、 本年 11 月 27 日以前にお届けした機体に関しまして、上記のアップグレードを行わない機体に関しましても通常の使用では問題無くご使用いただけるものでございます。また、2006 年 11 月 27 日以降に出荷される製品は既にこの解決方法が適用されておりますことをここに申し添えさせて頂きます。
基準よりも高い IR 感度を示す事について。(合繊/化繊がややマゼンタ被りをする点について)
Leica M8 の開発段階で私どもはこれまでの Leica M システムが持つ長所を維持する事を主眼としておりました。(CCD 表面の) 保護ガラスの厚みを可能な限り薄くする事によってシャープネスと高いコントラストに代表されるライカレンズの持つ最高の性能を引き出そうとしておりましたが、同時に赤外線の吸収率が低くなり、結果として合繊/化繊の布地を撮影した際に、幾分かのマゼンタ被りを生じ、黒色に再現されないという現象が確認されました。本問題に対する私どもの対応は、全ての M 用レンズに使用可能なねじ込み式の UV/IR カットフィルターを提供させて頂く事となりました。Leica M シリーズのコンパクト性を損なわない為には、(CCD 表面の)保護ガラスの厚みを薄くし、(適切な)フィルターをレンズ前面に装着する事が技術的に最も適した改善策であると考えております。これによって、赤外線に起因する色の変位を完全に抑える事が可能となります。尚、 16mm - 35mm の焦点距離を持つレンズをご使用の際には、(先にご案内申し上げました) レンズの 6 bit coding を併用して頂く事によって周辺の色変位(注、シアン・フリンジの事)を抑える事が可能となります。Leica M8 のファームウェアを 12 月初旬に公開致します Ver 1.10 以降の最新のものにすることによって、全く支障無くお使い頂く事が可能となります。ライカ社は Leica M8 を購入された皆様に対し、2 枚の UV/IR カット・フィルターを無償で 2007 年 2 月初旬より提供させて頂きます。ご提供には、2006 年 12 月 6 日以降、ご購入者のお名前、ご住所及びカメラのシリアルナンバーその他を登録して頂く必要があります。ご登録後、ご希望の 2 枚のフィルターをお選び頂く事によって、皆様のご住所に(直接)お送りさせて頂く所存でございます。更に追加のフィルター(をご希望の方)に関しましては Leica 製品を扱うお店にて取り扱いをさせて頂きます。
ファームウェアのアップデートによる(長期)サポート
ライカ社は、AWB のアップデート等、デジタル製品で広く行われておりますファームウェアのアップデートによるサポートを行います。このサポートはファームウェアのアップデート版をダウンロードして頂くことで皆様にご提供させて頂くことになります。
私ども(ライカ社は)上記の技術的修正をご提供する事によって皆様にご満足頂けるものと確信しております。
う〜む、、、コメントは、、、また明日、、、.
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