その後の M8
先日、紹介した Digital Photography Review (DPR) と Luminous Landscape (LL)それぞれにフォローアップ記事が出ました。面白いのは、Leica 社とより親密と思われた DPR の主筆である Phil Atkins 氏は、
Frankly the M8 isn't at the top of my review list at the moment and will continue to sit in the waiting 'pile' until I receive 'the solution' from Leica.
(意訳)
正直言って、M8 は、私のレビュー・リストのトップには今のところ無い、ライカ社からの「解決策」が提示されるまでは、未決書類の中に入っている。
と連れない返事。翻って LL の Michael Reichmann 氏は、
In any event, my enthusiasm for the M8 is undiminished and I did end up purchasing one for myself, even knowing what I did. So anyone that feels I deceived them has to accept that I did so without mal intent, since I put my own money where my pen is.
どんなことがあっても私の M8 への思いは衰えないどころか自分でも (M8 を) 購入をしたくらいだ。自身が信ずる(書いた)ものに(自信があるので)自分の金を使うくらいだから私が意図的に欺いたと思っている連中は、そうではない事を知るべきである。と、熱愛宣言っ!
まぁ、この話題はこれくらいにしておこう。
ライカ社が公式見解を出したのが、現地 10 日の昼過ぎであるから、それから 2 週間、、、今月の 24, 25 日あたりに動きが出そうである。 日本での発売は微妙だが、対応策が固まってからのような気がする。従って、波乱の展開が無ければ 11 月下旬、、、奇しくもライカ社が当初発表した発売予定日あたりということか?
Comments
鋭意取材していただいて和訳も付けていただいて本当にありがたく思ってます。現在の小生の経済力ではとても手が出る代物ではないし、購入するとすれば今迄の経験から同じ物を2台といふのが原則であります。日本で発売される前にこれだけ「初期不良」で揉めてゐるといふのもライカならではのことなんですかねえ。ボディ2台分の予算があればリバーサル100本か200本のフィルム代と現像代にするか、未だ購入してゐないレンズに予算を充当し、2,3年待機した方が賢明なのですかねえ。会長の仰る如く多少の初期不良などは修正できる力量など固より小生にはありません。自称「銀塩原理主義者」です。デジカメは所有して居りません。これでもそろそろといふわけで情報収集はしてゐるのですが。単純比較できないけれど××ネットのプリンター付で39,800円で十分なのかもしれません。でも、ライカのMでデジタルとなると単なるコンデジとは比較できない何かがあるのかもしれません。ライカの神格化された物、DNAは今迄のフィルムカメラ、レンズ、伸ばし機などでも可也沢山の人々を魅了して来たのですから。そのDNAを今度のM8にも継承して欲しいものです。
小生も入手すべく貯金に励みまっす。兎に角「正規」であらうが「並行」であらうが、新品を購入しないとライカ社の存続が危うくなりますから。
ライカよがんばれ!
Posted by: くりちゃんまん | Monday, 13 November 2006 21:04
撮ったままでの使用を前提にされるのであれば、デジカメは簡便な機器だと思います。しかし、一旦、凝りだすとコンピューター、データ・ストーリッジ、画像処理ソフト等、周辺機器が必要になりますし、まだまだ発展途上の技術、機器ですからアタシ自身も戸惑いを覚える事が多いです。これまでネガやポジを用いてある意味他人任せにしていた部分を自身の責任と技量に於いてやらなければいけませんから、楽しみもありますが苦しみもありますです。加えて、デジタル機器はその陳腐化の速度が早く、M3 や M6 の様な使い方が出来ないものと割り切るしかないと思います。今年は光学機器メーカーが相次いで最高益を更新しているとの情報ですがこの事は買い替えが進んでいる事、つまり陳腐化が早い事の証左でもあります。今後、RLFC のサイトでもある程度本格的な画像処理のノウハウ、、と言ってもアタシの知る範囲ですからちょぼちょぼですが、、を公開して行こうかなぁ、、と思っています。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
Posted by: 野本 巖 | Tuesday, 14 November 2006 23:08