で、、、M8、しつこいかぁ?
今回のライカ社の発表で、脱落しているのは新たな ICC プロファイルをどこが、どう提供するかと言う具体的なプランが示されていない点、ライカ・フォーラムでは、提供されているのですが日本の購入希望者への周知がもうちょっと足りませんですし、ライカ・フォーラムのものはあくまでも「つなぎ」という位置付けですからネ!そして、ICC プロファイルはファームウェアとは違いますから、、、(と、チトしつこいかな?)。更に、UV/IR カット・フィルターを提供するのは良いのですが、超広角レンズで使用する場合、周辺でのシアン・フリンジを補正する際、 M8 本体のファーム・ウェアで対応するのであれば、理屈ではフィルター使用/未使用の 2 種類のファームウェアが必要になるのでは?アタシはどちらかと言えば、RAW 現像ソフト側で対応するのが良いと思うのですが。(次期 Capture One では、6 bit coding に基づき、対応するかも、、と Pase One の方々はコメントしていますが、、)。で、ここまで重箱の隅をつつくような事を書いてますが、今回のマゼンタ被りというのは最新機種は別としてちょっと前の日本製のデジタル一眼では「業界の常識」だったみたいです。一番早く対応を終えたのは恐らく Canon さんだと思いますが、それ以降 Nikon さんも対応されたみたい。で、HMF (Hot Mirror Filter) という発想があって、フィルター装着は「常識」であったと思います。この事が何故、大きな社会問題(!)にならなかったのかと言えばこれら問題が私設の掲示板で紛糾したという点です。今回は少なくともライカ社がスポンサーである言わば公設の掲示板で盛り上がったので、ライカ社としても対応せざるを得なかった、、、勿論、マゼンタ被り以外にハード・ウェアの調整ミスもあったのですが、、、のだと思います。決定的な対応策はやや先延ばしの感はあるもののライカ社の姿勢をアタシは高く評価しています。フィルターだって足りない分は買います!RLFC としても全面的に支持しますです!ですから、皆さん、、、M8 買って下さい、、ちなみに筆者はライカ社とは縁もゆかりも一切ありませんですからネ!(あはは!)
Comments
以前、ニコンのD1Xを使って黒の子犬のプードルを撮影したら、
赤茶色になってしまったことがありました。
Posted by: mimo | Monday, 27 November 2006 23:12
対策前のM8は、もしかすると『天体写真にお勧め』なカメラなのでは(^^;
Posted by: もへ | Tuesday, 28 November 2006 02:36
mimo さん、お早うございます!
そうでしたか、、子犬のプードルの毛は合繊/化繊ではありませんよね、、そうかぁ。
一般的な日本人の髪の毛は「黒」ですから、、全部マゼンタ被りしたら凄い事になってしまいますですね。Nikon さんだと D70 あたりまで、その傾向が残っていた様です。
Posted by: 野本 巖 | Tuesday, 28 November 2006 06:57
もへさん、お早うございまつ!
そーなんですよ、、、。
赤外写真が撮れるんです、、、。あ、、対策前と後でもハードは同じですから原則撮れると思います(フィルターを装着しなければ赤外感度は変わりませんから、但し、ファームウェアが変わらない前提です)。つまり EOS 20Da (でしたっけ?)みたいに天体写真で、「赤」が美しく撮れるのではないかなぁ?
Posted by: 野本 巖 | Tuesday, 28 November 2006 07:01
当時、なぜかわからなかったのですが、
デジタルはこんなもんなんだなと思って使っていました。
黒のスーツが赤色に転んだのを、モニター上でスーツだけ選択して、
赤味の修正をよくしていました。
canonに買い換えてから、そんな問題もなくなり、
黒が黒く写る事に、感謝したことを思い出します。
Posted by: mimo | Tuesday, 28 November 2006 09:27
ライカの説明にも"especially"とありますから、必ずしも合繊だけではないのかもしれませんね。
マゼンダ被りだけでなく〇〇被りってフィルムの時は一生懸命フィルターで修正していたし、ホワイトバランスも一枚一枚きちんとあわせることなど不可能であったわけで、これほど厳密には論じていなかった気がします。
とにかく一体どの程度のものなのかM8を手にしてみないことには。早く来ないかなあ。
Posted by: MM | Tuesday, 28 November 2006 10:58
赤では無いのですが、タイミング良くここにM8での白黒?天体写真が>
http://www.rangefinderforum.com/forums/showthread.php?t=31976
Posted by: KOJI | Tuesday, 28 November 2006 12:15
ライカジャパンから12月に延期という発表があったようですね。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/rf/2006/11/28/5138.html
Posted by: MM | Tuesday, 28 November 2006 14:52
化学繊維も天然繊維も赤かぶりはおきるのですが、化学繊維にはいろいろ種類があるので、その中には天然繊維よりも激しく赤かぶりするものがあるということでしょう。ちなみに同じ繊維でも付着した水分によっても吸収・反射は違うので、同じ衣類を撮影しても湿度によっては赤かぶりは違ってくるはずです。この問題は花を写される方々には深刻ではないでしょうか。青い花が紫になり、紫の花がピンクがっかったりする可能性がありますし、赤外線フィルターをつけると別の色ずれの原因になりますからね(まぁ花を撮る人はRFカメラは使わないから大丈夫ということもありますが)。ちなみに赤外線の影響はデジタルカメラに限った話ではなく、フィルムでも起きていた問題のはず。
Posted by: SATOH | Tuesday, 28 November 2006 21:24
ひつこいんですが、AWBはファームウエアの改善でよくなっているそうです。12月にはFW(ファームウエア)ニューバージョンが出るそうです。これは各自が自分でダウンロードしてインストールするそうです。(カタカナばかりですいません)
IR/UVフィルターの要らないICCが出来ると良いですね、ZMレンズを買う予定ですので。
自分勝手なこと言いましたが、CVの広角レンズのサンプルを見る限りマゼンタ被りはあまり強烈では無いような、コシナのレンズはIRをあまり通さないのかも知れませんね。光学的には同じでIRをブロックするレンズがこれからは需要が大きくなるやも。
Posted by: KOJI | Wednesday, 29 November 2006 09:27
B+Wのフィルターカタログを見ていましたら、赤外カットフィルターは19mmから122mmまで揃っています。さらにローライやハッセルの専用マウントまであります。
ライカの専用もB+W製でしょうね。
少し古いモデルの赤外かぶりの状況を見ると、M8も通常撮影では赤外の問題はそれ程気にならないのではないかと想像しています。
Posted by: ritomo | Wednesday, 29 November 2006 13:15
すいません、レスが纏まらなくて、、、うぅ。
ライカ社の UV/IR カット・フィルターの申し込み用紙が、ライカ・フォーラムに出ています。39mm - 67mm までの範囲ですね。物によってはフィルター枠の black/silver が選べるみたいです。まぁ、日本での対応はライカジャパンさんが窓口になるのでしょうから、慌てる必要は無いと思います。欧米の既購入者の方々は。大変と言えば大変です。
それから、既購入者に対してのみレンズの 30% 割引が適用されると言うハナシが出てますです、、から、日本のユーザーは関係無いですネ!
早く、来ないかなぁ、、、M8、、、うぅ。
Posted by: 野本 巖 | Wednesday, 29 November 2006 13:22