« そして M8 | Main | わはは、、M8 発売延期 »

Sunday, 19 November 2006

ソフトウェアによる解決方法

_b190459
ライカ・フォーラムに於いて、件のマゼンタ被りを ICC プロファイルを用いて解決する方法が提示されました。この blog からの直リンクは避けますが、気になる方は、International User Forum - Leica User Forum で、検索してみて下さい。フォーラムへのメンバー登録をしないでも目的の Digital Forum へ進み、Sticky: と書いてあるところから、マゼンタ被りに対応したプロファイルのダウンロード・サイトに入る事は出来ると思います。但し、このプロファイルは Capture One LE 或は、PRO 用のものですからご注意を。実際に操作してみましたが、DMR のプロファイル (Imacon 社のもの)よりもやや明るい表現ですが発色は似ていると思います。が、未だに M8 の RAW ファイルを直接いじった訳ではありませんので念の為。ライカ・フォーラムの全体のトーンは、大きな変化はありませんが、問題点の洗い出しが終わり、ライカ社の正式発表を待つ、、といった雰囲気ですが、以前と異なっているのは、マゼンタ被り対策として、仮に CCD 上の IR カット・フィルターの厚みを増す方向に対応策が発表された場合にどうするか?といった議論がありました。結論は勿論出ていませんが、フォーラムの雰囲気は IR カット・フィルターの厚みが増す事によるシャープネス・ロスが大きい事から、これはいじらない方が良いのかもといった方向に流れています。しかも ICC プロファイルによってある程度救済出来る見通しも出てきましたので、ハードウェアの変更による解決は望まない、、といったムードになりつつあると思います。(注、ストリーキングに関しては、依然としてハードウェアによる解決と言う点は変わりがありません。)より厳密な「黒」の再現が必要な場合には、UV/IR カット・フィルターをレンズ前面に取り付け、その際、広角で問題となるシアン・フリンジングは 専用の ICC プロファイルと 6 bit coding で乗り切る、、というコンセンサスが出来上がりつつあります。これが、ライカ社の最終回答かどうかは知る由もありませんが、少なくともフォーラム内ではそういう感じになっています。個人的には、厳密な「黒」を求めるよりは、フィルター装着によるデメリットの方が大きいと思うので、今のところ筆者は一義的には ICC プロファイルでの対応を試してみたいと思っています。これは、中判以上のデジタル・バックでは常識になっていますが、複数の ICC プロファイルを状況によって使い分けると言った事も考える必要があるかもしれません。また、jpeg で撮った場合の議論もあるにはあるのですが、まずは、RAW と言う点が、いかにもライカ・フォーラムらしいと思います。嵐の後の静けさ、、とでも形容するのか、、、皆さん、やや「お疲れ」みたいです、、。(掲載した写真は、Olympus E-330 + ZUIKO Digital Macro 50mm/f2 で、撮ったもので本文とは関係ありません。まぁ、、お花でもどーぞ、、というところでしょうか?)

|

« そして M8 | Main | わはは、、M8 発売延期 »

Comments

ご無沙汰しております。私もM8を心待ちにしている一人ですが、本日(11月20日)時点での情報では、11月22日を予定していたM8の発売は延期になったようです。理由は先行発売をしていた地域で報告された不具合のためとのことで、いつになるかは未定とのことです。

Posted by: MM | Monday, 20 November 2006 11:20

MM さん、こんにちは!

残念ながら、当方でも確認しました、、、。
出荷は見合わせるようです、、、(;_;) シクシク

Posted by: 野本 巖 | Monday, 20 November 2006 13:18

先ほど、ライカジャパンで確認しました。
本日急遽、発売を延期したそうです。
詳細は現時点では未定とのことでした・・・(^^;)

Posted by: ritomo | Monday, 20 November 2006 13:20

撮影機会の多い12月をM8なしで過ごすのは、何ともやるせないですが、K10Dを買って気分を晴らそうかと思っています。
ライカでは珍しくないかもしれませんが、それにしても日本のメーカーでも最近は発売延期がはやっていますね。

Posted by: MM | Monday, 20 November 2006 13:29

M8 のデリバリーが遅れる事は残念ですが、でも完全な製品として出すと言う考え方には敬意を表したいと思います。しかし、この紅葉の季節、、、どう過ごしましょう?
Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH の試写と、、そうだ、、アタシには DMR 君が居るんだぁ。
あまり、遅れないで欲しいです。> ライカジャパンさん

Posted by: 野本 巖 | Monday, 20 November 2006 13:47

おお、そう言えば私もElmarit-M 28mm/f2.8 ASPHだけは入手していました。
他にカメラがないわけではないのですけどね(笑)。

M7も私は入手後、MPのファインダーに改造してもらっていますし、そういうことはない方が気持ちはいいですからね。

K10Dで遊ぶと同時に、銀塩Mを再認識する期間としたいと思います。
M8が一旦来てしまうと防湿庫に留守番が多くなるように思いますし、そうなると売却してしまうようなことにもなりかねませんので。

Posted by: MM | Monday, 20 November 2006 14:16

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ソフトウェアによる解決方法:

« そして M8 | Main | わはは、、M8 発売延期 »