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Sunday, 26 November 2006

ライカ社発表に寄せて

L1020162
勿論、アタシは寄稿する立場ではないのですが、まずは一段落ということかしらん?ライカ・フォーラムでも半ば冗談まじりに「裁判だぁ!」とか言っている人も大人しくなったのでありました。そーそー、裁判はアタシの経験からも意味がありませんです。今後の主たる力点はカストマー・サービス的には既発売分の回収作業とデリバリーをクリスマス・シーズンを前に、如何にスムースに行うかでしょうし、ライカ社の工場では完成品の調整と半完成品の調整及び回収品の調整ということになります。CCD そのものを「いじる」事によって IR Sensitivity を下げる事にならなかったのが良かったのか悪かったのか判りませんし、果たしてコーティングを追加する事が技術的、性能的にどうなのかも判りませんが、結局、ファームアップ、ICC プロファイル変更そして UV/IR フィルターで「解決済」と言う事なのでしょう。これは判断に苦しみますが、今回の対応全般を見ていてライカ社は若干の色変位は出るもののまさか合繊/化繊の黒が赤紫色になるとまでは予想していなかったのだと思います。日本のカメラ業界では考えられない失態だと、したり顔して語るのは簡単ですが、まあそれは置いといて、、、。今回の経験を糧にして、R10、M9 ではしっかりやっていただきたいと思います。今回、京都では M8 の事はすっかり忘れて DMR 命だったのですが、これはやっぱりイイと思いました。それと、ファームウェア Ver. 1.3 を宜しく、、、。M8 は、年内に来たらいいなぁ、、、と思います。UV/IR フィルターは、60mm と 49mm を宜しく、39, 46mm あたりは自分で買いますから、、あ、、アタシのノクチ、、58mm だった、、。(写真は、京都槇尾山西明寺の散り紅葉です、、DMR + Vario-Elmar-R 80-200mm/f4 )

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Comments

黒い衣装が赤く写るのはニコンのカメラでもありました。
コマーシャル写真家の新藤修一さんのサイトにも事例がアップされています。
http://shindo-s.com/end0509/end42_0609.html#Anchor158122
ライカも同じ地雷を踏んだのでしょうか。

Posted by: 猿画堂 | Sunday, 26 November 2006 19:35

先達に習うと言っても Leica 社は一人旅ですからね、、、KODAK さんも判っているのにいじわるだなぁ、、とか思ったりして。でも公式見解をどういう背景にせよちゃんと出して、対応する姿勢は「すっとこどっこい」ではありますが、悪くないです。欧州のメーカーは、こういうところの対応は逃げないですね。しつこいというのかネッチリやってきます。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 26 November 2006 20:54

逃げを打たないというのはビジネスの世界では大切なことですね。
製品に瑕疵があっても、誠実に対処すれば信頼を回復することが出来ます。
セントラルスポーツというところで泳いでいるのですが、もう長期間プールの水が大変に汚い。本社にメールを送っても「プール点検結果からは異常が無い」と逃げを打ってきます。現実にプールに来て水にもぐってみれば一目瞭然なのに、このようなところで責任逃れの企業体質が暴露されてしまいますね。

Posted by: 猿画堂 | Monday, 27 November 2006 10:56

これを見るとプロの世界では随分前から問題になっていたようですね。
http://www.digitalphotoarts.com/labo/ir.html

Posted by: ritomo | Monday, 27 November 2006 11:27

猿画堂さん、こんにちは!

逃げを打たない、、、ブランドの強みとでも言うのか、、結局、栄枯盛衰はあっても数十年〜数百年続くというのは、それなりに顧客を大事にしている、そういう文化なんでしょうね。日本でも老舗は多いのですが、経営者が代わり、資本家が代わるとどうも?という対応もあるようです。しかし、ブランド信仰と揶揄されますが、一概に悪いとばかりは言えない側面があることが今回の一連のライカ社の対応でよく判りました。某スポーツクラブ、、アタシは、流行(はやり)の企画もの的な物でもサービスでも手を出さない事にしています。でも、そのプールのハナシは酷いですね。

Posted by: 野本 巖 | Monday, 27 November 2006 13:45

ritomo さん、こんにちは!

もう「業界」では常識だったんでしょうね!
今回のライカ社の場合はお膝元で「燃えた」ハナシだったので対応せざるを得なかったのでしょうか?多くの企業が成長途中で「掲示板」をクローズしている現状で、ライカ社の姿勢は、評価されると思います。でも、なんだか DMR がもう 1 台欲しくなっている。>アタシ、、、(^^;;;

Posted by: 野本 巖 | Monday, 27 November 2006 13:48

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