Vancouver 2 日目
さて、批判ばかりしていてもイケナイので、早速、市内を回る観光バスに乗った。Vancouver は、2010 年冬季オリンピックに向けて現在建築ラッシュである。古く低層の建物が次々に取り壊され、華奢で、アルミフレームみたいな「軽さ」を感じさせる高層のオフィスやアパートメントが次々に建てられている。オリンピック施設も建てているのだろうが、寧ろこの千載一遇のチャンスに街全体をリニューアルしようとしているかの如き様相を呈している。その軽さ=新しさ=健康志向=オリンピックのような構図が出来上がりつつあるのが、アタシみたいなおっさんには鼻につくが、これはそういう方針でやっているのだろうと思う。ダウンタウンの西側、島の先端部分には巨大な Stanley Park があり、やや人工的な感じは残るがカナダの自然風景の一端を垣間見る事が出来る。勿論、時間さえあれば本物のカナダの自然は身近にあるのだが。公園内をマラソンしている姿が多く見られる。平日の昼間なので、このヒト達仕事は、、?とか思ったが、こっちだって他人のことは言えないから。穿った見方だが「若さ」を強調したいのだろうか、そう思って街を見ると男性はそれなりにフィットで、女性もはつらつ、ピチピチ、、、。食事も油を使わない料理が流行のようだ。だからマズい。いや、マズくはないが、どてちんとした Portland の料理とはジャガイモの調理方法でさえ違う。どちらが良い、悪いではなく、好き嫌いなのだろう。確かに Portland で見掛ける人々は、食べ物のせいかふっくら太めで安心感を覚えたりしていたのではあるが。ただアタシが思うのは、調理法を変えるより、絶対量を減らす方が先ではないのかという事。油を使って「おいしく」作るが、摂取量を半分にするとかさ、、。まあ、どーでもいい事なんだけど。あまり、情念を感じる街ではないなぁ。
(DMR + Vario-Elmarit-R 28-90mm/f2.8-4.5 ASPH)
Comments