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Monday, 31 March 2008

カランコエ

_2300135Kalanchoe の花が間もなく咲きそろう。秋口に花をつけるものが多いらしいが自宅の株は毎年春先に花を付ける。日照時間が短くなる秋口に花芽をつけるのが本来の姿らしいが、この鉢は調整したものかもしれない。一輪だけ咲いたところで、ここ数日の寒さのせいか次が咲かない。いずれは小さな小さな花が咲くだろう。それ以外は、何の変哲も無い肉厚の観葉植物ではある。Capture One の E-3 Generic プロファイルでは、色が不自然に綺麗過ぎるので Imacon の DMR プロファイルで現像。正直な色が出ている。
(E-3 + ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO, Capture One 4, CS3)

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Sunday, 30 March 2008

クリサンセマム・ムルチコーレ

_2300137学名を Chrysanthemum multicaule というキク科の小さな花である。桜も良いが、群として捉えて初めてその美しさが判る桜花は、背景も吟味する必要があり、今日の様に曇った日よりもやはり青空を背景に撮りたいのである。通常、マクロ撮影では最小絞りまで絞り込み、被写界深度と最短撮影距離付近での撮影と言う二律背反をどう共存させるかのギリギリの勝負であるのだが、筆者は楽して、S-AF MF あり、かつ IS を作動させて撮った。それでも意図した辺りにピントが来ないものの方が圧倒的に多い。ことマクロ撮影に際しては、MF かつ人体ピントが最善、最強であると今でも思っている。
(E-3 + ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO, Capture One 4, CS3)

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Friday, 28 March 2008

_2270108流石に、この陽気になると桜を撮りたくなった。日は西に傾きつつあったが、晴れていたので近所の桜を撮った。季節はもう春。ゆらめくような日差しに淡いピンクの桜の花弁、華やいだ雰囲気が街角にも漂う。良い季節がまた巡って来た。少し、纏まって撮ったので、久し振りに RLFC のサイトにアップしようかなぁ?って、もうアップしちゃった、、。右の LINKS からどーぞ!
(E-3 + ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5, Capture One 4, CS3)

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Thursday, 27 March 2008

花を撮る

_2250084桜がちらほら咲き始めているのだが、青山墓地まで出張るのが億劫で近所の草花を撮影。ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5 は、ある程度以上寄れるので便利だ。風でゆらゆらゆれる小さな花を、こちらもゆらゆら揺れながら撮る。その波長が一緒になったその刹那、シャッターボタンを押す。うまく写っていればそれでよし、写っていなければまたゆらゆらと撮るだけである。無心の境地とは言い過ぎだがその一瞬の「間」が無限にも感じられて身が清められる気がする。何か他の世界と繋がったみたいな気さえする。春はすべからくあまねく、、、ココロが浮き浮きする季節である。
(E-3 + ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5, Capture One 4, CS3)

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Wednesday, 26 March 2008

E-3 絵作り DMR を参考に

_2230074_2230074_1L1060469L1060469_1デジタルに於ける後処理は、その表現の幅広さにも関わらず、定道(造語)といったものが曖昧で、現在のところ個々の技量に負うところが大きく、筆者もまだまだ勉強中の身ではあるが、E-3 の画像と DMR の画像をいじっている際に気がついた事を書いてみる。筆者は、通常可能な限り Capture One PRO 或は Capture One 4 を RAW 現像時に使っている事は、この blog のクレジットで明らかだが、加えて DMR の場合、 ICC プロファイル を R9 Generic ではなく、わざわざ Imacon 社の FlexColor のプロファイルを用いている(これもどこかに書いた)。なんとなれば、結果が好みだからだ。これは、Adobe Camera RAW の場合でもデフォールトでは緑が黄緑になってしまうのだが、その黄緑さがあまり好みでは無いのだ。これは多分に日本人的感覚なのかもしれないが、古来日本で言う所の緑は青に近い深みのある色では無いかと思うのだがこの数十年で「あの」黄緑色が緑色の文化になってしまった。殆ど唯一守られているのは信号機の「進め」の合図で、あれは青であり緑である。ごちゃごちゃ書くのは本望では無いから、比較写真。左側の 2 つは、E-3 の結果で、左側が E-3 Generic, 右が Imacon DMR Profile。右側の 2 つは、DMR で、左側が R9 Generic, 右が Imacon DMR Profile。Imacon の Profile は彩度を落とせば近い画像が手に入るが、その場合、他の色まで褪めてしまう。E-3 の 50mm/f2 Macro と R の AME 互角と思うが如何なものか?

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Tuesday, 25 March 2008

華燭の典

_223006023 日(日曜日)は、九州の親戚筋の結婚式がこちらであったので出席。手近にあったバッグを掴んで参加したので当然、E-3 の出番となった。まぁ、披露宴そのものの写真は専門家 (D300 + バウンスフラッシュ)に任せるからとたいして撮らなかったが、テーブルにセットされた食器類が綺麗だったので、すかさずパチリ。E-3 の設定のせいかフラットな感じがする。NATURAL に設定、シャープネス +1、コントラスト -1 である。R この場合は、DMR を使い慣れているせいかコントラストがかなり低く感じる。勿論、E-3 でもコントラストを上げる事は可能であるがそうすると、かなりドンシャリ気味の画像となるし、そもそも暗部がべったりとしてしまう。昨今の RAW 現像ソフトはハイライト或はシャドウのみをかさ上げするのが簡単になっているが、結局、コントラストのカーブを簡便にいじれるようになっただけで、効果はあるがダイナミック・レンジが広がる訳ではないから厄介だ。但し、低いコントラストのおかげでヌメヌメした生地の質感は出ている。宴は滞り無く終わり、新郎新婦は大ハッピーでありました。良かった、良かった。
(E-3 + ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5、Capture One 4, CS3)

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Monday, 24 March 2008

250 万画素の差

_3190586まず、この画像は、ウチのかわいい「もこ吉君テラスに出るの図」ではあるのだが、まぁ、この blog は、写真愛好家の皆さんの為の blog であるからそれで終わワケにはいかないのである。E-330 と ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO の画像である。E-330 は、ご存知の通り、750 万画素機で中級(初級)機の位置づけにもかかわらず筆者はとても気に入っている機種で、Live View の嚆矢ともなった個人的名機である。解像感もあり、また MACRO レンズとの相性も良いので未だに使い続けている、、実は、 E-420 まで資金が回らない、、、のであるが、実際、特に買い替えを意識しないでも十分に機能すると考えていた。E-3 が発売された後も、E-3 のフツーのカタチよりも個性を主張しているし、海外でも国内でも所有者の方々を何度も目にするに付け、これって結構「知性」を感じさせるカメラなのか?と別の意識がむくむくと盛り上がって来て、手放せない状態になっていたのである。
_2220051_2220057ところが、、である。まぁ、少しは E-3 のインプレでもと思って、ちょこちょこっと撮ってみた RAW 画像をコンピューターで開いてみると、あら、解像感が凄いじゃないの、、、というのが本日の blog のメインなのである。しかもレンズは MACRO 専用ではない ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5。基本的な後処理は同じであるから、この解像感の差は、映像エンジンと画素数の差であることが判る。E-3 の背面液晶はコントラストがチトきつく出る方向であるが RAW 画像を展開した段階ではやや軟調に感じるくらいだ。E-330 と E-3 の絵作りの違いと言うより、E-3 にはオリンパスさんの明確な主張が感じられる。以前の機種では徒に解像感を増すあまり細部に不自然さが目立ったりしたのだが、改善の試みがかなり成功しているのだと思う。
(E-3 + ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5, Capture One 4, CS3)

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Sunday, 23 March 2008

E-3

_221003321 日の金曜日に会社の連中とイタ飯に繰り出した。場所は天現寺の La Bisboccia 。早い時間に予約したので店内は閑散としている。お店の人に断って、E-3 の試写。他のお客さんが来る前に撮らせてもらった。壁のサインには前首相のものもある。古い造りに見えるが、全て内装の魔法である。スプマンテ、モンテプルチアーノともう 1 本、、、酒が進むと撮影どころではないからそそくさと済ませた。まだ E-3 についてコメントする程、撮っていないがストレス無く撮れることは良いことだ。IS (Image Stabilization) もちゃんと効いているみたいだが、カメラ前面に明記するのはアナクロだ。それこそ昔のオーディオ・アンプの発想、昔は All Transistor とか Solid State とか書いてあったなぁ。IS がレンズに内蔵されている場合は、効き目がファインダーで確認出来るが、ボディに内蔵されている場合は実感が湧かないとどこかに書いてあったがその通りだと思う。

_2210040_2210030パンのおかわりはいつでも自由。メタボだから前菜は旬のアスパラガス、カジキマグロの炭火焼をメインにした。ガチャピン、ムック達は、過日、渋谷での E-3 購入が不発に終わった時に、横のゲーセンの UFO キャッチャーで取ったもの。昔から UFO キャッチャーは得意だ(どーでもいーけど)。質感描写のテストのつもりだが、ガチャピンの黄緑色がちょっと違ってるなぁ。カメラ側の色設定が NATURAL だからだろうか?他のものを撮っていて AA フィルターのせいか、やや解像感が乏しい気もしたので、カメラの設定の Sharpness と Contrast をそれぞれ +1 している。良い描写だ。
(E-3, ZUIKO Digital 14-54mm/f2.8-3.5, Capture One 4, CS3)

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Saturday, 22 March 2008

ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO II

_3200615_3180541_3180560_3180568今日で、一応最後の 50mm/f2 MACRO 特集(?)だが、このレンズ撮れば撮る程、惚れ惚れする。Nikon さんの新鋭 Micro 105mm/f2.8 も良いが、ちょっと濁りを加えた様なぼってりとした発色はこのレンズの独壇場とさえ言える。そろそろ E-3 の使用感でも書かなきゃかなぁ、、、。誉めるのは簡単だけれど、ボロクソ書いたら Olympus ファンの方々から叱責されそうだしなぁ。って、その前に、少し撮ってみろっちゅーの。
(E-330, ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO, Capture One 4, CS3)

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Friday, 21 March 2008

ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO

_3200613_3180542_3180557_3180578で、正直に言うと、、、E-3 注文してあったりして、、、。日通のペリカン便さんのおかげで、もう手元にあったりして、、あぁ。ついでに 4 月中旬発売予定の ZUIKO Digital 25mm/f2.8 pancake レンズも逝ったりしている、、ああぁ、、。カード払いだから金策はこれから。で、いいのだろうか?いやいや、老人にはコレくらいの楽しみがないと、、と自分に言い聞かせている。しかし、E-3 はデカイ、重い、、、本当に使うのだろうか?こーいうヲヤヂの事をフラッグシップ症候群という。使わなくても各社フラッグシップを揃えてしまうのだ。単なるアホとも言う事が最近判ったが、、、うぅ。しかし、メインは依然として R9 + DMR だから本当は E-420 の方が良かったのではないか?と良心様がお訊ねになる。「はい」と正直に答えるアタシ。やっとの思いで、とうとう松レンズ 2 本の本格的な出番が来たのだが、世は既に、超音波駆動レンズ (SWD) の時代らしい、、、やれやれ。
(E-330, ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO, Capture One 4, CS3)

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Thursday, 20 March 2008

E-330

_3180577_3180540_3180553火曜日 (18 日) に、殆ど Olympus E-3 を買う気で、バスに乗り渋谷へ向かった。一旦、会社に入ってとも考えたが決意が鈍るのが嫌だったので直接向かった。で、駅近くの量販店へ。お目当ての E-3 は、発売からある程度時間が経っているので、それなりの場所に展示してあった。コンパクト・デジタルのコーナーには今をときめく SIGMA DP1 も展示、話題性はこちらだからまず触ってみた、、じーんとするような AF の動き、、(以下省略)。で、E-3、、、触ると気持ちが萎えるのはこれまでに幾度も経験済みだったから、、と思ってふと見ると高い、、、勿論、価格である。同じチェーン店舗のネットの価格よりも 1 万数千円高い。店員さんに聞くとネットの価格は店頭と比べて高かったり安かったり、、、だそうで、ちょっと憮然としている筆者に、なんだったらネットの価格でも、、、とは言ってくれたが、急速に買う気持ちが引いてしまった後の事だった。すごすごと会社に入り、現金を持っているとまたぞろ飲んでしまうと思って、財布からカバンにお金を移動。でも結局、飲んでしまったぁ、、。E-3 どうしようかしらと、、震える指がワンクリックしないかとヒヤヒヤしていたが、思い直して ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO と E-330 で撮影。もはや 2 年落ちの旧製品だが、高 ISO のノイズも言われる程気にならない。ましてや縮小して掲載すればカンケーないかも。加えて、4/3" 素子の大きさからいって 750 万画素くらいが妥当とさえ感じる。しかし、E-3 には縁が無いのかぁ、、、(謎)。この MACRO は、本当に良い。
(E-330, ZUIKO Digital 50mm/f2 MACRO, Capture One 4, CS3)

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Wednesday, 19 March 2008

SD14 使ってます

Sdim0440Sdim0437Sdim0445積極的に、、と言うには程遠いが SD14 を改めて使っている。日常の何気ないスナップを主として撮っている。ある題材を決めて撮るとカメラ・テストよりも寧ろ題材による差異が大きいので、あらゆるものを被写体とするスナップが適している。RAW 現像で用いる ACR (Adobe Camera RAW) では、デフォールトで、黒レベル +5、明るさ +50、コントラスト +25 になってしまうので、一旦、全てを 0 に戻してから現像を行った方が先入観がなくなり好結果だ。SD14 では、色温度を直接入力出来ないのが歯痒い。Auto White Balance は、ファームウェアのバージョンがアップする毎に良くはなっているのだが、、、。正直言って、DP1 のサンプル写真がやたらと黄色味を帯びていると感じるのは筆者だけではあるまい。FOVEON の優位性は判らないではないが、絵作りの観点から個人的にはあまり好みではない。これは、後処理ソフトの洗練の問題であろう。但し、少しいじれば色再現は正確だし、暗部から明部まで破綻の無い再現が得られるのは有難い。
(SD14 + EX 18-50mm/f2.8 DG MACRO, ACR, CS3)

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Tuesday, 18 March 2008

紫陽花

Sdim0430紫陽花の鉢植えが無事に冬を越したようだ。若い頃は植物には興味が全く無かった。しかし、年を重ねると静かではあるが確実な生命の営みを感じさせてくれる草木に目が行くようになったのは、偶然ではあるまい。寒い冬の間、枯れ果てたように見えるものが春の訪れと共に息を吹き返し、葉を伸ばし花をつけそしてまた秋、冬と越えて行く。そうやって歳を重ねて行く事の大事さに気づいたからだろうか?いやいやそこまで枯淡の境地を極めた訳では勿論ないだろう。写真を真剣にやるようになって視点に幅が出て来た、、、ということにしておこう。
(SD14, EX 70mm/f2.8 DG MACRO, ACR, CS3)

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Monday, 17 March 2008

まめ吉

Sdim0419昨日は朝からまめ吉の具合が良くなかった。未明から嘔吐と血便を数回繰り返すという非常事態。感染症を疑い、朝一番で近所の動物病院へ。便からは病原性のある菌は確認出来なかったので、ストレスあたりであろうとの診断。家に戻ると落ち着いたのかうつらうつらしていた。他の犬も心配そうにしていた。このまま症状が治まれば良いのだが。FOVEON の特性なのかもしれないが、微妙に色が浮くというのか、そういった感じの描写になる。加えて、筆者の RAW 現像技術では、かなりコントラストが高くなってしまう。丁度、1970 年代のグラフ誌みたいな描写と言えば判り易いだろうか?接写ではなく風景を撮ってみたい。
(SD14, SIGMA 18-50mm/f2.8 EX DG MACRO, ACR, CS3)

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Sunday, 16 March 2008

SD14

Sdim0411Sdim0403昨日は、いよいよ春本番を思わせる様な暖かな日だった。気温も 20℃をちょっと切る辺りまで上昇したようだ。花粉は全開だったが、田舎育ちのアタシには全くカンケー無い。常時スタンバイさせているカメラの中から、、、と言っても放り出してあるだけだが、、、SD14 と 70mm MACRO を取り出してテラスの花を撮影。テラスには蕾のまま越冬した薔薇も咲いていたりするのだが、今回はこんな感じ。SD14 は、価格も大幅に下がり(って、いくらなんでも DP1 と同じ或はそれ以下にするというのは如何なものか?> SIGMA さん)FOVEON 素子の良さを気楽に楽しめるようになった。かつ、これは内緒で秘密なのだろうが、これまでに SD14 や SIGMA レンズを買って登録メンバーになっているヒトには、量販店の価格より更に 2 割近く安く最新のレンズを提供したりしている、、、あ、、言っちゃったぁ。SIGMA さん、本気なんだなぁ。DP1 は、すんでのところで思いとどまったが、レンズ交換式なんてことになったら、逝きます。アタシが高級コンデジを逝かないのは、ライカに未練があるからでも一眼デジタルが好きなのでもなくて、コンデジしか使わなくなりそうだからであると正直に告白しておこう。
(SD14 + SIGMA MACRO70mm/f2.8 DG, ACR, CS3)

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Saturday, 15 March 2008

Pokit

_dsc0720ネット上の写真では判りにくいとのご指摘のメール等を頂戴したので、急遽撮影。筆者が買ったのは正式には Leather Capsule M/LE-2 (W38 x H24 x D23cm) の Black である。この Black のみ留め金具がクロームメッキつまり銀色であるのも有難い。被せ蓋は、本体と 3 箇所のマグネットでしっかりと固定される。マグネットが強力なので、余程の事が無い限り、内容物が飛び出してしまう心配も無さそうだ。内側は生成りの綿で裏打ちされており、背部と底面の背側側半分にクッションが入っているが、これは内容物を保護する役目と言うより、襷掛けにして背負った時に内容物が背中に与えるダメージを緩衝するものだそうだ。感じとしては、DOMKE F2 と F6 を足して 2 で割ったような感じ、但し身体への密着感は抜群で、短いストラップと相まって軽快に動き回る事が出来る。身体への密着感の良さは、ショルダーが身体側に傾けて付けてあるからだ。被せ蓋を開けると、中には何の仕切りも無い。唯一、貴重品を入れておくジッパー付きの袋が付いているだけだ。
_dsc0726R9 + DMR 及び Summilux-R 50mm/f1.4 Type II を入れてみると全く問題無く入る。仕切りを工夫すれば、他のレンズも加える事が可能であろう。一般のカメラ・バッグとの大きな違いは、仕切りがバッグの形を規定してしまう事に寄る bulky な感覚が皆無である事だが、それは同時に緩衝材が全く無いと思った方が良いという事だから取り扱いには注意が必要だ。オーガナイザー完備、どこに何を仕舞うか微に入り細に入り決められているのも気持ちのよいものだが、身の回りの品一式とカメラを無造作に突っ込みひょいと背負って「行ってきま〜す!」という軽快さも捨て難い。得体の知れないおやぢが、袋を引っ掻き回してお目当てのものを探し当て、「おぉ、、あったあった。」、、そういった胡散臭い感じも何故かココロ惹かれる。暫くは常時必携のカバンになりそうである。
(Nikon D3, AF-S MICRO NIKKOR 105mm/f2.8 GED VR, Capture One 4, CS3)

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Friday, 14 March 2008

Door

L1060458L1060462 一見、DOMKE の F2, F3 に似てはいるがカメラバッグではない、Pokit というショルダーバッグがふと欲しくなり、ネットで検索すると Decentages という店で扱っている事が判った。しかもショップが青山にあるというので出掛けて来た。目当ての Pokit は、2 階に並んでいたので革製の黒を買った。その店が入っているビルの壁面に画像のドアが取り付けてあった。重々しいその佇まいが気になって足を止めて撮影したのだが、なかなか水平が出ない。少し、リハビリが必要だな。DMR は、フルサイズの CCD ではないので、マグニフィケーション・ファクター (x1.37) が掛かるが、体得している 50mm の画角の意識で被写体の前に立つと、近寄り過ぎている事に気がつく。これも訓練が必要なのかも。
(R9 + DMR, Summilux-R 50mm/f1.4 Type II, Capture One 4, CS3)

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Wednesday, 12 March 2008

R-Digital

3 月 10 日付、ライカ社のオーナーでありまた CEO でもある Andreas Kaufmann 氏のインタビュー記事で、今年の Photokina 2008 に於いて、Leica R のデジタルへの対応のヒントが示される事が判った。これまでの R レンズとのコンパーティビリティに関しての明言は無かったが、少なくとも Leica R の命脈は続くようだ。ふと思ったのだが、AF を入れて来るのかもしれない。

詳しくは、

http://www.handelsblatt.com/news/default_200038_1401865.aspx

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Tuesday, 11 March 2008

Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH

L1000737久し振りに取り出して使ってみたこのレンズだが、何処をどう探しても E39 の UV/IR カット・フィルターが見つからない。何かのレンズに装着して、その装着したレンズを何処かにしまっているのだろうけれど、、、。昨日は、髪の毛を切りに行った。随分、短くなった、、、ちと「すーすー」して寒い。ついでに懐も寒い、、、あははである。画像は、路撮のつもりはなかったが、青山で発見した不思議なもの。
(M8 + Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH, Capture One 4, CS3)

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Monday, 10 March 2008

Summicron 90mm/f2 初期型

L1000717L1000727重いので殆ど持ち出すどころか、使った事が無いレンズ。そういうレンズの代表格がこのレンズ。筆者のは、クロームメッキが美しい 1960 年製のブツである。花の画像は f5.6、もう一枚の方は、開放と f2.8 の間で撮影している。開放付近では邪魔にならない程度に「ほんわり」しているが、芯はちゃんとあって丁度良い具合の大根の煮物の風情である。もっと、使わなきゃ、、、とは思っている。やや年増の美しい御婦人を美しく撮れそうな予感のする描写である。若い女性は Zeiss の方が向いている。で、ウチにはそういう被写体が居ないから、当然「今が旬」のまめ吉君の登場である。
(M8 + Summicron 90mm/f2 初期型、Capture One 4, CS3)

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Sunday, 09 March 2008

青山

L1000675L1000677L1000678開放以外で撮った Summilux 35mm/f1.4 最初期の描写。最初の乙女椿は、f1.4 ではないが「開け気味」で撮っている。纏わりつくようなハロがこの場合は良い方向に感じられる。他の 2 枚は f8 程度までは絞っていると思う。アウトフォーカスの部分が僅かに「ぼってり」しているとも思うが、ギスギスしないのに解像感のある描写は素晴らしい。色目はやや黄色くなるがデジタルで使う限りは色温度を変えれば一発で解消だ。そろそろレンズを替えて、他のレンズでも撮り始めようか?
(M8 + Summilux 35mm/f1.4 最初期、Capture One 4, CS3)

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Saturday, 08 March 2008

赤坂 II

L1000683L1000681L1000692Akasaka Sacas に行ってきた。ミーハーしてしまった。と、言うか食事の約束があったので行く事になったのである。約束の時刻より 30 分程前に到着したので、周囲を撮ってみた。Summilux 35mm/f1.4 最初期の開放での夜の描写を好きな人もいるのだろうが、やはり限界を越えていると正直思う。このハロだらけの開放描写を「芸術」の域まで昇華させる技量は筆者には勿論無い。正直言って f5.6 あたりまで絞り込んだ時の静謐かつ柔らかさの残る描写は素晴らしいと思うのだが。
(M8 + Summilux 35mm/f1.4 最初期、Capture One 4, CS3)

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Wednesday, 05 March 2008

赤坂

Img_0210Img_0212今日は午前中から頼まれ仕事で赤坂へ、風は相変わらず冷たかったのだが日差しはしっかりと春のそれで昼食時になれば多くのお勤めの方々が昼食へと繰り出す。六本木程目立たないが、赤坂は確実に変わっている。確か明日は、赤坂 TBS 再開発に伴う、店舗部分が開くのではなかったかな?加えて、赤坂通り沿いのビル群が一昔前とは様変わりしている。バブル崩壊直後、多くの料亭が店を閉め、「赤坂もこれまでか?」と慨嘆した方々も多かったのだろうが、どっこい赤坂は健全なサラリーマンの街として大復活である。先の再開発では高層オフィスビル、住居棟、文化棟に加え、商業施設部分もリニューアルされているから、少なくとも今年前半の目玉になるのであろう。(赤坂サカス、、というらしい、、、う〜む。)

Img_0208で、筆者はどうするのかというと、これまでと同じ、赤坂の夜の顔を見に行くだけ。そう言えば、未だに表参道ヒルズ、東京ミッドタウンに行った事さえない。個人的な感想であるが、何か全てが白日の下に晒されてしまったかの様なあの気恥ずかしさに引いてしまう。澱が無いと言うのか、陰影が無いと言うのか、、、屈折しているなぁ。
(IXY 10)

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Tuesday, 04 March 2008

少しずつ春

Img_0205今日はだいぶ暖かだった。今晩から明日いっぱい冷え込むのだが、来週末頃にはいよいよ本格的な春の到来を感じる事ができそうである。筆者は季節にはそれぞれ臭いがあると思うのだが、都心ではたまにしか嗅ぐ事が出来ない。その数少ない「季節の香り」がこれからの季節、気温の上昇とともに漂って来るのだろう。臭いの記憶は我々が思っているよりも鮮烈で、ある臭い(香りと呼ぶべきか?)の記憶は、その臭いを嗅ぐだけで映像となって脳裏から引き出されるかのようである。夏の香りは夏草、そして秋のそれは切ない程の哀愁を帯びているのだ。取り留めの無いハナシになってしまった。
(IXY 10)

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Sunday, 02 March 2008

春未だ遠く

Img_0195三寒四温というのはいつ頃の事を言うのか判らないが、暦の上では春でもまだまだ寒い日が続く。これは判っているのだが、冬、特に東京の冬は写真には最も適した季節だと言える。光が良いからだ。しかし、今年の様に寒くては、写欲は萎え、戸外での撮影なんぞは思いつきもしない。勿論、世の中にはもっともっと寒いところがゴマンとあるのだが、そういう極寒の極北に行く際には、それなりに覚悟して行くし、耐寒装備もするだろうからちょっと話が違って来る。要するに、普段着に入り込む隙間風が微妙に「寒い」のである。そう言えば、世の中も少しだけ「お寒い」状況になってきたみたいだ、、、こちらの話の方がもっと寒いのかもしれない。
(IXY 10)

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