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Wednesday, 30 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 VIII

_4200703_4200706この電柱、何の変哲も無いし、第一傾いているのに広尾幼稚園の文字があるだけで「お高級」っぽいが、先に掲載した掲示板のマルチな才能には遠く及ばない。一点豪華主義とも思うが、その割には、看板の欠けたりしているところが今一つでさえある。この辺り、道を訊ねる人が多いとも思えない(撮影は休日の昼下がりであった。)が、親切心なのだろうか?時間が止まってしまったような錯覚を覚えるが、撮影は確かに 2008 年の東京しかも渋谷区で行った、、、と思う。
途中で見掛けた、バイク。カバーがカバーの役割を果たしているかどうかは兎も角、満身創痍という四字熟語を思い出してしまった。勿論、廃車ではない。愛車精神があるのかないのかよく判らなくなってしまいそうである。

_4200705何か不思議な空気感のある空間。どこがどうとは言えないが、空中都市のような錯覚に陥る。
(E-330 + ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Tuesday, 29 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 VII

_4200696_4200697駒沢通りと明治通りの交差点である渋谷橋を渋谷方向つまり左に折れ、最初の信号を右に入る、この辺りは渋谷区東三丁目である。いきなり可愛らしいクルマが登場。で、歩いているとこのアパートらしき建物にぶつかる。う〜ん、いい雰囲気だ。写欲が盛り上がる。109 も東急本店もマーク・シティも真っ青のイケてる建物である。三千里薬局の上のオーロラ・ビジョンよりも迫力ある広告。しかしこの階段、植木でとおせんぼされているが、二階の住人はどこから出入りするのだろうか?謎が謎を呼ぶ。しかし、これほど観察者をして知恵の輪の如き体験をさせてくれる建物が存在するだろうか?答えは「否」である。最近の建物は丁寧に出口が図示され「判り易さ」を標榜しているのが常だ。観察者の知的好奇心を満足させてくれる建物は残念ながら日本には少ない。
_4200700_4200702この掲示板、よく見ると掲示板以外の用途でも際立っている。つまり、住居表示、更に掲示板の存する一画がゴミ集積所でありかつ広尾中学校と広尾高校への道標としてもしっかり機能している。多彩である。マルチな才能をひけらかす事無く、控えめなのが好感大である。原宿のブティックに仰々しく飾り付けられた切り花よりもひっそりと咲く花々の美しさ。東三丁目万歳である!
(E-330 + ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Monday, 28 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 VI

_4200691_4200693_4200692しょうゆラーメンを食べて腹もくちくなったところで、踵を返して青山に戻る。「結界」を抜け、被写体を探しながら来た道を戻る、先日、落書きが多いと書いたが確かにあらゆる設置物に落書きがあり、シールが貼ってある。かといって恵比寿が荒廃しているとは誰も思わない。日中も活気があり、祭りも盛んだ。若いエネルギーを内包しつつ、うまく融合しているという見方も出来るかもしれない。新宿の熱さはないが、どこか懐かしい臭いのする街である。東京はこのなんでもない街の方が実は面白いというのは穿った見方だろうか?否、筆者の場合はやぶにらみと言うべきか?
_4200695渋谷橋からの眺め。コンクリートの護岸工事、殺風景の極みだが、春を迎えて植物が猛烈に繁茂している。このまま駒沢通りを登って青山に帰るのでは芸がないから、渋谷橋から 1 本横にそれて、いよいよ渋谷の deep zone を探訪する、、と言う程の事では無い。
(E-330 + ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Sunday, 27 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 V

_4200683_4200685_4200689JR 山手線の内側と外側を隔てる「結界」のような、ガード下。よく見ると結構おどろおどろしている。有楽町、新橋のガード下はサラリーマンの拠り所だが、残念ながらエビスのガード下には何も無い。「結界」を抜けると不動産屋さんの馴染みの風景。これは、時が検証済みであるから実に判り易い。全てが恵比寿付近の物件ではないところがまたいい。で、当初の目的である恵比寿の香月(かづき)。有名なラーメン店であるが驚くのは注文を空で暗記し、調理場に伝える役目のおじさんがいる事だ。加えて、勘定も空でやってしまう。この店はカウンターの奥行きが広く、いつ行っても気持ちがよい。
_4200687某都銀の壁、何かの貼り跡が残っているが、何が貼ってあったのだろう?それにしてもこの剥がし方とその跡。達人の域、、ではないなぁ、、。洗練され過ぎない街が恵比寿の魅力。このバランスがいずれは崩れるのだろうが、街には陰と陽つまり光と影が必要であるというのが筆者の持論。どちらか一方では、そもそも人間は生きていけないのだから。
(E-330 + ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Saturday, 26 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 IV

_4200677_4200678_4200679携帯ショップ、この展示方法は全国共通で今では見慣れた景色になってしまった。最新のハイテク製品である携帯電話を最も判り易く拡販するのに採られたのがこの陳列方法、、、何とも皮肉だ。閉じられたシャッターの向こうには、甲高い声でたばこを買ってくれた客に「有り難うございます!」と言ってくれた「たばこ屋小町」の姿は無く、自販機の電照と唸るような低い音しか聞こえなくなってしまった。ガード脇には、他の自販機が飲み干して空になった缶を回収する為のボックスと共に健気に立っている。しかし、恵比寿は落書きの多い街である。
_4200674何かへ誘導する看板。喫茶店か、、と思ったら、美容室の看板。判じ物、推理小説の類いである。そう言えば、昔からある喫茶店が東京中から消えていく。営業マンのオアシスだった店の多くが、禁煙のカフェに取って代わられつつある。おやじさんが、おばさんが消えて、身なりは良いが慇懃無礼なマニュアル通りの対応をする顔の無い人々に駆逐されていく、、、とそこまで慨嘆しているわけではないが、、、つづく。
(E-3, ZUIKO Diital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Friday, 25 April 2008

DP1, SD14 傾向と対策

Original_2世は SIGMA DP1 の時代、、本当かどうかは別として、コンデジ並の筐体に APS-C サイズのイメージャーをぶち込んだ機体は売れに売れ、今でも予約待ちの状態と聞く。世界屈指の光学メーカーでありながら長年、冷や飯を食わされて来た同社にとって、突然、武道館公演のハナシが舞い込むようなものだから欣喜雀躍、ご同慶の至りである。筆者は、DP1 には興味が無いが、SD14 を何故か使ったりしているので、DP1 の作例として Net 上に掲示される画像を見て、こんな色温度になってしまうオート・ホワイト・バランス (AW) は使い物にならんなぁ、、とか思い思いしていたが、その傾向は SD14 の AW とも似通っているので筆者の SD14 での傾向と対策が、DP1 を買い込んで「何で、こんな色になるんやろう?」とか、極端な場合は「この色こそが、DP1 の真骨頂!」と思われている方の一助となれば幸いである。
まず、掲示した写真は、SD14 + SIGMA 10-20mm/f4-5.6 DCHSM による作例。暖色系のフィルターを掛けたかのような黄色味が目立つ AW の傾向を端的に示している。SD14 の場合は、色温度を例えば 5200K°と数字を指定してダイレクトに手動設定するといった洒落た機能がないので、色温度を細かくいじる場合は、白いものを写し込んで色温度設定するしかない。言ってみれば一昔前のデジカメなのである。で、この AW が、どーいうアルゴリズムなのか判らないが、やたらと暖色系にシフトしてしまうので、このような色付きの画像が出来上がってしまう。実際、掲示した画像は AW で撮影したが、8400K°、かつマゼンタ側に +4 これが AW の答えなのである。通常、曇天時の設定、、つまり画像全体がやや青かぶりする傾向があっても補正は 6500K°近辺だから、これはやり過ぎである。
Modified_2Photoshop CS3 を使って、色温度をいじってみた。6300K°マゼンタ側 +11である。あの個性(?)みたいな黄色味が消え、普通の画像になっている。考えてみれば、ホワイト・バランスを晴天の晴れマークに設定し、常時 RAW で撮って後処理で色温度をいじるという手もあるが、jpeg では一部のソフト (Adobe Photoshop CS3, Silkypix 等) 以外では原則無理だから困ってしまう。但し、ごく普通の画像になってしまうと「あの」黄色味が懐かしくなってしまったりもするから人間とは恐ろしい生き物である。

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Thursday, 24 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 III

_4200664_4200669_4200670歩道橋を渡り、ふと下を見ると真っ赤なミニクーパーが止まっている。通常、この角度で見下ろす事はないからすかさずパチリ。一期一会という言葉は、精神論が大層過ぎてあまり好きではないから一撃必殺、、、でもないなぁ。恵比寿という街は、当たり前だが渋谷でもなければ新宿でもない。バブルの頃に恵比寿ガーデンプレイスなる再開発のハシリで急に脚光を浴びたが、元々はエビス・ビールの発祥地というだけで、派手な街ではなかった。勿論、今も洗練と澱みが渾然一体となって不思議な情緒を醸し出している街である。恵比寿の和装小物の店。古びたショーウインドウに目を引く赤い、、、これは何だろう?自販機だけが新しい店。新旧交代と言っても古いものが廃れ、新しいものが生まれるだけの事。東京の各地で見られるある意味残酷な風景である。
_4200668特に意識して撮っている訳では無いが、銀座でも渋谷でも新宿でも滅び朽ちていくものの中に「何か」があるような気がしてならない。それは、目に見えるものだけに留まらず、臭いや音、、そしてその街全体を包む空気感といったもの、、、ある人は「時代」と呼ぶのかもしれないが。街が清潔感に溢れるのは大いに結構だが、六本木が飲ん兵衛ヲヤヂの天国から Financial Centre へと変貌してしまうような事は、個人的にはあってはならない事だと今でも思っている。なんとなれば、人間は日の当たる場所のみでは生活していけないからである。ふと、最近の若者は酒を飲まないなぁ、、、と思ったり、、、つづく。
(E-3, ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Wednesday, 23 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷 II

_4200659_4200660_4200661_4200662散歩は続く。道路の反対側を見ると、巨大なミケランジェロのダヴィデ像が、、本物はフィレンツェのアカデミア美術館にあるはずだから、、、これは、Papas ブランド、マドモアゼルノンノ等を展開する Papas の本社(丸の内本社と言うのもあるが、、、)である、、、ってあっちは広尾になるのか。この駒沢通り沿いは、地図で見ると住所が錯綜している。そう言えば、新宿南口にあるタカシマヤ・タイムズ・スクエアーは、新宿店と言いながら所在地は渋谷区千駄ヶ谷だし、渋谷区本町といえば、新宿の高層ビル群の一画のオペラシティのすぐ北西だし。し、渋谷区、、恐るべしである。次は、つつじが満開。京都と同じくちょっとした建物の空隙に花を飾る、、、花を愛でる気持ちがあるのはとても良い事だ。その意味で大人の風情だと思う。都立広尾高校を過ぎて歩道橋を渡り切らないところで、、、歩道橋から恵比寿方向を撮影、、道の反対側へ、、、恵比寿はもうすぐである。つづく。
(E-330, ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Tuesday, 22 April 2008

青山ー恵比寿ー渋谷

_2170252_4200651お散歩気分で、青山の自宅から恵比寿まで歩く事にした。興味の向いたものをスナップしながらゆらゆらと歩く。青山から恵比寿までの駒沢通りは下りが続くので楽ちんである。休日は人も少なく見とがめられる事もないので、スナップ三昧。E-3、、と思ったが、大きく重いので E-330 を持ち出した。等倍で見ると E-3 の描写力に及ばないが、虫眼鏡で見る訳でもないので、この 750 万画素の旧機種で十分だ。加えて、ZUIKO Digital 25mm/f2.8 だから、小型軽量だし、第一、スナップ気分というものは機材に縛られてはイケないのだから。最初のショットは今を盛りの八重桜。この木はさる皇室関係の方のお住まいに近いせいか手入れが素晴らしい。
_4200650_4200655_4200657防火水槽の看板が新緑にかこまれて華やかに見える。幸せな看板だ。次は、駒沢通り沿いのフラワーショップ(らしい)繁茂した「葉もの」が逞し過ぎる。最後は遊んでいた女の子。自転車に乗れるようになったのが嬉しいらしい。E-330 のモード・ダイアルを A にセットしていたつもりが気づくと P モードに変わっている事がある。ショルダー・バッグの中で他に触れて切り替わってしまったのだろうが、ロック機構が欲しいところだ。それと、E-330 の背面液晶の文字表示は精密感がないし品がない。測距点が 3 点しかないのは良いとしてもその測距点を切り替える度に背面液晶を利用するのは面倒臭い。この点は、測距点選択をボタンに集約した E-3 の方が使い易い、、つづく。
(E-330, ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Monday, 21 April 2008

デジタル処理

L1060593_1L1060593_2主に写真館やブライダル・フォト向けのソフトだと思うが、Nik Color Efex Pro 3.0 Complete Edition という長ったらしい名前のデジタル処理ソフト、、、Photoshop plug-in として用いるフィルター群、、、がある。試用版 (15 日間) をダウンロードして使ってみているのだが、もう凄いの一言。ありとあらゆる画像操作と言っても整形ソフトではなく、カラー補正、ソフト・フィルター、ブレ表現等の雰囲気ソフト、、Web デザインにはもってこいのものなのだが、アタシは女性専科でもないし、風景をより「それらしく」という気持ちも無いのでやや興味本位に使っている。早速、京都の桜の写真を加工、、、う〜む、洗練され過ぎてアタシらしくないなぁ。下記のリンクに行き、サンプルブック (pdf) をダウンロードしてその凄さを実感して戴きたい。あ、、偏光フィルターとかはいいかもなぁ、、。
(左、未加工画像、右、加工した画像)
_4170626こちらは、E-330, ZUIKO Digital 25mm/f2.8 で撮った画像の加工例。中央部以外に紗を掛け、周辺部をぼかしつつ被写体の煌めきを強調。全体をウォーム・トーンにしている。撮って出しが原則なのは言うまでもないが、必ずしも真実=善では無い状況もある、、、特に女性のポートレートあたりに使ってみたい。

http://www.swtoo.com/product/nik/cep3/

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Sunday, 20 April 2008

ぼやぼやしてたら

Img_0245_2170248桜だ、何だとかまけていたら、世の中はもう「つつじの時間」になっていたらしく、あ〜あ。しかし六本木通り沿いの決して日当りも環境も良く無さそうなガードレールの裏のつつじが元気に咲いてくれているのを見るにつけ「世の中捨てたもんじゃないなぁ。」と妙に感激。しかし今年は燃えるような赤だ。この時期の若葉色とツツジの濃いピンクは天の配剤としか考えられないくらい美しい。長生きしてみるもんだ。
(左、IXY 10, ACR, CS3, 右、E-3, ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)

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Saturday, 19 April 2008

仁和寺

L1060586Img_0243さて、京都オフの最後は、仁和寺である。平野神社ー龍安寺ー仁和寺と徒歩で回るコースは tamura さんの発案で、過去にもこのコースで回った事があるが咲いている桜の時期が違っていた。筆者にとっては御室桜、初見参である。低く枝を張った御室桜だが、この低さの理由、以前は地下に岩盤があり根が張りきれない、、との定説(?)だったらしいが、水分が多く酸性の土壌の為との新説も、、、謎である。しかし、正に満開。素晴らしい花の勢いだった、御室桜の咲く一番奥には土塁があり、その上から五重の塔を撮るのが定石だが、その土塁の上はてんこ盛りのひとだかりに加えて、観桜用のひな壇までしつらえてあるのだから、大変な有様である。人また人ではあったが春の一日、、堪能した。最後に御室会館で昼食、ふと窓外に目を遣ると人気の無い中庭に素晴らしい枝垂れ桜が、、、あぁ、、写欲は尽きない。
(左、R9 + DMR, Vario-Elmar-R 80-200mm/f4, Capture One 4, Imacon DMR Profile, CS3. 右 IXY10, ACR, CS3)

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Friday, 18 April 2008

ZUIKO Digital 25mm/f2.8

_2170234Img_0252京都編が続いていたのだが、昨日到着したレンズを急ぎ拙宅テラスの紫陽花の蕾を試写したので差し替えた。まだ、試写と呼ぶにはあまりにも使い込んでいないが、開放 (f2.8) でも中心部のシャープネスは素晴らしい。ネット上の試写情報では、あまりパッとしない印象だったが、コントラストもしっかりだし、色再現も良い。ボディ・キャップ代わりに付けておく、、それ以上に「写る」レンズである。35mm サイズで 50mm の画角に相当するから使い易い。本格試写後、再度評価してみたい。E-3 に装着すると、かなり不細工なフォルムになるが、それは写りとは関係の無い事である。
_2170241_2170247_2170249_2170250更に追加の 4 枚。会社に行く道すがら撮影してみた。生憎の天候だったが、きめが細かくコントラストも適度である。個人的な好みとしては、E-330 に装着した姿が好きである。でもこれは内緒。
尚、本年 4/17 付けで、本レンズのファーム・ウェアが Ver. 1.1 になっている。これは、Panasonic さんの DMC-L10 のコントラスト AF に対応させるためのものである。
(Olympus E-3, ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One4, CS3, E-3 本体の元画像は IXY10)

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Thursday, 17 April 2008

龍安寺

L1060553平野神社を後にして、徒歩で龍安寺を目指す。目当ては石庭の枝垂桜であるが、この龍安寺は駐車場から参道そして土産物屋、トイレの配置が絶妙で洋式トイレの設備があるし、トイレット・ペーパーが備え付けられている点は、京都のおいて殆ど画期的ですらある。500 円の拝観料を支払って山門をくぐると池に沿った道があり、順路に従って石庭のある庫裡に向かう。庫裡内では三脚の使用が出来ないが、石庭そのものは十分に明るいので大丈夫だ。三脚を返却してもらって庫裡の外に出ると、散ってしまったソメイヨシノの代わりに八重や枝垂れが目を楽しませてくれる。石楠花も馬酔木も咲いている。かつて、総合娯楽の殿堂や、ディズニーランドが無かった時代、龍安寺参りは家族ぐるみのイベントの会場としてその壮大な庭園を役立てていたのだろうか?建物や鏡容池の配置、参道の長さ、四季折々に見るべきものがあるといった部分の完成度が高い施設であると思う。
(R9 + DMR, Vario-Elmar-R 80-200mm/f4, Capture One 4, Imacon DMR ICC Profile, CS3)

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Wednesday, 16 April 2008

平野神社

L1060511L1060510L1060521前日は酔って爆睡したが、オフ会に遅刻しないように部屋のアラーム時計を 5:58 にセットしていたらしく、けたたましいブザーで目が醒めた。不思議と二日酔いの兆候は無かった。タクシーで集合場所の平野神社に向かう。tamura さんが先着されていた。境内はヒトもまばらで、早速撮影に入る。ピンクの枝垂桜の勢いが素晴らしい。八重桜も同様。桜に勢いがある時は、フレーミングするだけでその桜の持つ妖気が伝わって来るようだ。神社の舞台を枠に見立てて中判で撮っておられる方の後に同じようにセットするが、紋切り型のようにも感じたので、少しずらして撮影。その時に、今年は「桜の勢い」が出るようにしようと決めた。泡の如く、もりもりと盛り上がって来る様な躍動感(?)を主題にして撮る。早朝の平野神社は閑散としていたが、ここの桜の元気さで今年の撮り方が決まった。tamura さんに感謝。Vario-Elmar-R 80-200mm/f4 は、やや艶やかさに欠ける様な気もするし、階調が乏しいとも感じることがあるが、発色にクセが無いのと質感がやや誇張される様なところがあって絵になる画像を紡いでくれる。勿論、開放から全く問題無く使える。但し、ピント面の背後がぐるぐるボケになったりするので、要注意だ。
(R9 + DMR, Vario-Elmar-R 80-200mm/f4, Capture One 4, Imacon DMR ICC Profile, CS3)

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Tuesday, 15 April 2008

先斗町スナップ

Img_022312 日の午後ののぞみで京都に向かった。新幹線九条口からタクシーで河原町の宿泊先まで向かう。宿に入ったのが既に夕刻だったので、一眼レフでの撮影は諦め、IXY10 を持って四条大橋付近を散策。あらかじめタクシーの中から見た鴨川沿いは、ソメイヨシノは終わっていたが枝垂れが随分元気だった。先斗町の路地に三条側から入り、うろつく。祇園の花見小路の方が格式は上かもしれないが、先斗町の方がより狭く、猥雑な感じがして好きだ。予約してあった「きろく」という店は、町家風の佇まいではなく、先斗町歌舞練場を下がった1980 年竣工のビルの中にあった。掘りごたつ風のテーブル席とカウンターとでせいぜい十数人が入ればいっぱいになってしまうが、京都の有難いところ、、、それほど混まないのである。この店は、価格は控えめであるにも関わらず、料理はしっかりとしたものだった。生ビールを頼み、焼酎を煽ったところで、勘定をし 2 軒目へ。今度は、BAR 我瑠慕(ガルボ)、、そうグレタ・ガルボのガルボである。アルバイトのお兄さんと話し込んだところでオーナー登場。大騒ぎして、、、記憶を無くした。あ〜ぁ、、。ふらふらだったが、宿泊先になんとか辿り着き、爆睡。
(IXY10, ACR, CS3)

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Monday, 14 April 2008

Kyoto 2008 Spring

L1060498京都から帰って来た。で、早速、DMR と IXY 10 で撮った京都を RLFC のサイトにアップ。DMR の方は、Vario-Elmar-R 21-35mm/f3.5-4 ASPH, Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH, Vario-Elmar-R 80-200mm/f4 つまり全て Zoom での撮影である。単焦点と比べると微妙なニュアンスの差はあるが、カッチリした写りのいずれも名レンズである。IXY 10 は、ISO400 での撮影なので、ノイズっぽい画像ではあるが、コンデジでしか撮れないショットもあり重宝した。右の LINKS よりご覧頂きたい。詳しい撮影記は明日以降に。更に久し振りに EBX を使ったのだが、現像後アップの予定。画像は平野神社の桜。
(R9 + DMR, Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH, Capture One 4, Imacon DMR ICC Profile, CS3)

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Friday, 11 April 2008

雨々々、

_2090219良く降る。桜の季節は、当たり前だが気候は不安定だ。本格的な春を謳歌する前に冷たい雨が降る。おかげで筆者は鼻風邪を引いてしまった。少し熱っぽいし、筋肉痛も出ている。唯一、良い点はカラカラに乾燥していた室内が幾分しっとりとしているくらいだろうか?この 30mm レンズは可もなく不可もなく。なにか、無色透明の感じがする。ライカのクセ玉を扱い慣れていると拍子抜けしてしまう程の従順なレンズである。無難というか、無事これ名馬、、、の類いか?
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4, Capture One 4, CS3)

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Thursday, 10 April 2008

レッスン

_2090207_2090209_2090210昨日は、筆者のラッパのレッスンの日。センセのお宅に伺った。一向に上手くならないが、毎回、丁寧に対応して下さる。午前中はまだ名残の雲が多かったが、午後からは時折、日も射した。カメラを入れたショルダー・バッグをぶら下げ楽器を入れたケースをゴトゴトと引きながらの撮影。ジャケットを着ていなければ傍目には不審者かな?とか思い思いしながら撮影した。左の画像は f1.4、真ん中と右は f3.2 である。E-3 には、装着レンズによって (S-) AFMF というモードがあり、シングル・ショット AF での合焦後にファインダーで確認しながら MF で、ピントをいじれるのだが意図的にピントをいじった場合は別として、一旦 AF で合掌した後にカメラを振ると合焦を示す●マークが消えてしまうのが精神衛生上よろしくない。まぁ、慣れの問題だろうか?4/3" は、画像サイズ(画角の関係)から被写界深度が深くなるが流石に開放付近ではバックのボケを活かした作画が可能だ。ICC プロファイルは例によって Imacon DMR プロファイルを用いている。
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4, Captire One 4, CS3)

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Wednesday, 09 April 2008

大荒れの天候

_2070187_2070204_2070189春の嵐と呼べる程の荒れた日だった。画像は一昨日撮ったものだが、既に嵐の予感(?)を思わせる。今週末には上洛するが、彼の地では桜が盛りらしい。ほのぼのとした春日と激しい嵐、どちらか一方だけの生活は退屈或は緊張の連続でごめん被りたいが、年を取るに連れてぽかぽか陽気「だけ」の日々でも良いかと思うようになって来た。但し、嵐こそが人生の最大、最高のチャンスである事は知っているつもりだ。
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4, Capture One 4, CS3)

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Tuesday, 08 April 2008

雨の月曜日

_2070197_2070200_2070201陰鬱な空模様。流石に寒くはないが、雨よりも晴れの方が嬉しいに決まっているが、雨が降らないと困るのも事実。東京はこの雨で桜は散り、春の宴も終わりを告げるだろう。防塵防滴コンビと行きたかったが、生憎、レンズはそうではない。あまり機材に気を遣う方ではないのでお構い無しに振り回す。要は、濡れた後の手入れだ、、と言いつつ手入れしなかったりする。E-3 は、カメラを良く知った人々が作った事がよく判るカメラだ。それは、その操作性云々ではなく、排出される画像を見てそう思う。若干の調整は必要だが、RAW 現像の段階で筆者を「ワクワク」させてくれる。この感覚が無いカメラは、ダメだ。創造といえば聞こえは良いが要するに筆者の様な素人が使い続けるには、苦難の修行を強いるよりもドキドキ、ワクワクがあれば頑張れると思うからだ。また、Capture One を使い始めたが、このソフトは本当に気に入っている。
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4, Capture One 4, CS3)

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Monday, 07 April 2008

もこ吉

_2060183今日は、家でゆっくり。深夜の番組を見終わってふと見るともこ吉がすやすや眠っている。この丸いベッドが彼(?)の定位置だ。元気な時はお目々ぱっちりの美貌だが、眠っている時は漫画も吹き飛ぶくらい情けない顔になる。そっと居室に戻ってカメラを握り、リビングに戻って来た時には気配を察したのか、目を開けてしまっていた。ISO1000 での撮影であるが、100% crop では、ノイズが乗るが緊急避難的には十分な高感度での画像だと思う。Nikon D3 だと使う時に「どっこいしょ」という感じだが、E-3 は、気軽に使える。R9 + DMR の場合は、良くも悪くも健康状態、精神状態、タイミングの 3 つがかなりハイレベルでないと持ち出せない。要するに気合いが必要なカメラ・システムである。
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4 ISO1000, ACR, CS3)

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Sunday, 06 April 2008

Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH II

L1060482昨日同様、おまけ MACRO の画像。三脚を使って撮ってみた。実は、現在 RAW 現像時に常用している Capture One 4 が入っている MacBook Pro を会社に置いているので、急遽、PowerBook Pro の ACR で現像したがどうにもこうにも嫌な感じの色に仕上がる。妙に緑被りが抜けないし、この花の暖かみのある艶やかさが全く出ないので憤慨して 旧製品の Capture One PRO で無理矢理現像した。しかも ICC プロファイルは勿論 Imacon さんの DMR プロファイルである。何はなくとも Imacon DMR プロファイルである。さて、おまけ MACRO にしては良く撮れている。ボケ味も申し分ない。流石に MACRO レンズと比較すると 1/2 倍までは無理だが、それでもかなり近づいて撮っている。明日は、何を撮ろうか?
(R9 + Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH, C1PRO, CS3)

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Saturday, 05 April 2008

Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH

L1060472暫く使っていなかったレンズ。RLFC のサイトでも 2 年前に撮った実写画像を載せてあるだけで、レンズそのものは紹介し損ねていた。しかも今日の画像は間に合わせで撮ったブレブレ写真。しかも Zoom につきものの 「おまけ」MACRO 領域である。努々、意図してブラしたゲージツ写真ではない。大きく重いのでそうそう撮れるとは思わないが、努力してみたい。
(R9 + DMR, Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH, ACR, CS3)

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Friday, 04 April 2008

SD14 firm up

SIGMA SD14 のファームウェアが新しくなっている。
今回のは、Ver. 1.07 である。

詳細は、

http://www.sigma-sd14.com/jp/software/firmware/

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LFI

LFI の最新号に、先の Leica 社 CEO Steven K. Lee の突然の解任劇及び Leica Camera AG の今後について Dr. Andreas Kaufmann のインタビューが載っている。解任劇に関しては、多くは語れないとしているが、それまでの Lee 氏の販売方針、販路決定に関して、ディーラーを含めた取引先の不満が高まっていたとしている。今回の解任劇の後、社内の雰囲気が良くなったとも述べている。また今後について RLFC として興味があるのは、R System の将来であるが、、「R は素晴らしいカメラであるが、現在の市場は他の製品に対してより好意的である。」とした上で、"I can assure you that we have every intention of leaving a mark in the single lens reflex sector..."(一眼レフ部門に関し、我々は(ライカ社の)存在を提示するつもりである。)としながらもそれ以上の明言は避けた。微妙な表現だが、Photokina 2008 を待つしか無いのだろう。

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Thursday, 03 April 2008

渋谷 II

_2310156_2310151_2310142先日の渋谷の続きである。東急文化会館が無くなり跡地は資材置き場になってはいるが、いずれ高層のビルが立つと聞く。今は新しい地下鉄の工事で駅前はもうひっちゃかめちゃか。建造物の隘路を縫うように人々が歩いている。ガード下には昔ながらの風景もあるにはあるが、時間の問題なのだろうか?マーク・シティのあるところも昔は小さな店がひしめき合っていた。若者の街として活況を呈する渋谷だが、筆者にはちょっとヲヤヂ臭かった頃の時代が懐かしい。
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4, Capture One 4, CS3)

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Wednesday, 02 April 2008

薫風

_2010173_2薫風と呼ぶには季節が早いのだが昨日の空は美しく、夕日に彩られた木々もまた美しかった。まだ風は冷たいが日増しに心地好さを増しているようだ。E-3 を導入した目的が松レンズ資産を有効に使う為だった事を思い出し、ZUIKO Digital 35-100mm/f2 を持ち出した。各社の 70-210mm クラスのレンズの存在意義は別としてもやはり大きくまた重い。E-3 の IS 機能を用いてもファインダー内はぶれぶれであるから非常に心許ない。現像してみると被写体ぶれのものはあったが、比較的に良く止まっていた。100% に展開してみるとカメラ側の設定は Natural にも関わらず、やや輪郭強調をしたような画像になった。そういう味付けなのであろうか?
(E-3 + ZUIKO Digital 35-100mm/f2, Capture One 4, CS3)

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Tuesday, 01 April 2008

渋谷

_2310159_2310152_2310153昨年暮れに買った Mac Book Pro のカナ切り替えキーが壊れてしまったので、渋谷の修理屋さんに持ち込んだ。預かり修理を覚悟していたのだが、預かり修理の場合は、キーボード全体を取り替えるが、その場での修理の場合は壊れたキーのみの取り替えで済むという。躊躇無くその場での修理を選択、めでたくお持ち帰りすることが出来た。渋谷の東口周辺はもう丼がひっくり返った様な喧噪。パワーのある街だ。
(E-3 + SIGMA DC 30mm/f1.4 HSM, Capture One 4, CS3)

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