Saturday, 31 May 2008
Friday, 30 May 2008
点描
モノクロ、植物と来たので、ちょっと息抜き。ぱぱぱっと撮ったみたいだけれども、ナンと 2 日間に渡る撮影である。なんとなれば、会社へのルートその 1 とその 2 の道すがら見掛ける光景で、これら 2 つのルートは六本木通り直前まで交差していないからである。IXY10 の AWB は、完成の域なのだろう、コンデジとして撮りたいものの色目が、ココロの琴線に触れる。上手い絵作りである。絞りがどうのボケ味がどうのと言わなければこれだけでも結構撮れる。結構どころか十分撮れる。加えて、小型軽量。持っている事を忘れるくらいだから、その意味で究極のカメラのカタチなのかもしれない。その昔、バルナック・ライカが実は「コンパクト・カメラ」だった事を考えると隔世の感があるが、カメラはその後肥大化し続けてしまう。レンズ交換可能な小型軽量のカメラ、誰もが願う理想の機種が、なかなか出ないのは本当に不思議だ。
(IXY 10, CS3)
Thursday, 29 May 2008
Wednesday, 28 May 2008
Tuesday, 27 May 2008
恵比寿 IV
恵比寿シリーズ、、だったのかぁ?、、、まだ続くが、こういう建物全体の存在感を云々できる繁華街はもうかなり少ない。筆者が知っているのは、歌舞伎町あたりとここ恵比寿である。勿論、東京以外だったら他にもあるが。何故なら、ビルのオーナーとテナントは賃貸借契約によってのみ繋がる関係で、ビルの意匠権はテナントには無いからである。但し、テナントに「力」がある場合はこの関係に変化が見られ、例えば一時期のシャネルなんぞは、香港の某ホテルの内装に使ってあった赤御影石をあの真っ白の大理石に置き換えるのが条件になっていたりもする。しかし、ナスカの地上絵を思わせる外壁の意匠は、、、オーナーの趣味かな?次は、美容院風であるが化粧品屋さんだったかな?で、最後は酒処呑兵衛の苦肉の広告(塔?)、店長のアイディアが光る名作としておこう。
(M7, Summicron 35mm/f2, BW400CN, Nikon Scan 4, CS3)
Monday, 26 May 2008
立体感とは
ライカ・レンズの特徴としてよく言われる立体感とは、奈辺にありや?、、、こういう事である。二次元世界に広がる三次元の世界、交差法でも無いのに、この立体感は何んだろう?他の褒め言葉で質感描写というのもある。これは、プラスチックはプラスチックらしく、綿は綿らしく、金属は金属らしく、、、当たり前だが、そういう事らしい。ならば、オトコはオトコらしくオンナはオンナらしく、、、そういうレンズは聞いた事ないし、今の世の中はオトコらしいオンナがいたり、オンナらしいオトコがいたり、或は折衷だったり、、何を言ってるんだ俺は、、、。で、立体感だがあくまで二次元での表現において、奥行きを感じさせる、今日の画像のバヤイは、花弁の凹凸を感じさせると言う事。解像力、階調表現、ボケ味、、色々、いえるのだろうが、敢えてマジックということにしておきたい。しかも AME には、そういう伝説が相応しい。
(R9 + DMR, Capture One 4, CS3)
Sunday, 25 May 2008
恵比寿 III
一言で言うと、寡黙な街である。若者も多いが、決してキャピキャピしていない。時代を追わないと言うか、何か下北沢や吉祥寺辺りの落ち着き感に似ている気もするが、筆者が知っている時代のシモキタもジョージも今は大きく変わっているだろうからあてにはならない。駅周辺は飲食店が多い印象だ。それも新しめのコンセプトを入れ、経営者も若い層なのだろう。勿論、老舗もあるし全国展開しているチェーン店もあるが個性的な店が多い気がする。つんとすました感じの店は皆無、そういうのは他にまかせて、かと言って口角泡を飛ばしながら語り合うと言った熱いものは感じない。掴みどころの無いイメージだ。謎の街、、、か?撮影 17/05/2008
(M7, Summicron 35mm/f2, BW400CN, Nikon Scan 4, CS3)
Saturday, 24 May 2008
恵比寿 II
恵比寿の地名の由来は明治 20 年に遡る。この地に日本麦酒醸造会社( 現在のサッポロビール)の工場が建ち、「ゑびすビール」が製造されていたためその出荷駅を東恵比寿駅と読んだためというのが定説のようだ。つまり、企業城下町のはしりであったのだろう。当時ビールと言えば西洋文化の際たるもの、この街の雰囲気がやや日本離れしていると感じるのもそのせいなのだろうか?落書きの多い街と言うと、荒んだイメージがあるが、恵比寿に限ってはそういうイメージが皆無だ。昼の顔と夜の顔といった二面性も感じられない。確かに、サラリーマンも居るが若者も居る、、主婦も居るし女学生だっている。不思議な街である。撮影 17/05/2008
(M7, Summicron 35mm/f2, BW400CN, Nikon Scan 4, CS3)
Friday, 23 May 2008
恵比寿
恵比寿を集中的にBW400CN で撮ってみた。このフィルム、先代の T400CN の後釜として登場したと記憶しているが、どちらかと言えば、先代の方が好きな感じだ。まぁ、それほど使い込んでいる訳ではないから偉そうな事は言えないが。恵比寿は相変わらず混沌としている。バブル崩壊後、やっと虫食い状態だった土地が纏まり、完全復活の景気昂揚を謳歌している都心の他の街に取り残されたような土地である。まぁ、昨今ではサブプライム問題に端を発する米国景気の停滞で他の街もこれまでの様な具合には行かないとは思うが、兎も角、恵比寿は、まだバブル崩壊後の立ち直り感さえ一部を除くと感じられない。どこか屈折したような或は鬱屈したような感じが残る。勿論、異論もあるだろうが筆者の感じである。上下或は左右端の明らかな像の流れはスキャン時のフィルム平面性の問題である。撮影日 17/05/2008 (M7, Summicron 35mm/f2, Nikon Scan 4, CS3)
Thursday, 22 May 2008
テラスの草木 V
Leica DMR が出たのが 2005 年だったから、もう間もなく 3 年目を終え 4 年目に入る。電子機器業界の 3 年は恐らく通常の商品サイクルでの 10 年以上に相当する。しかも、DMR 発売当時、中身は 5 年前と揶揄されたからそれも合わせて考えると、指で数えられない位「昔の」機種だと言う事だ。しかも全世界でたった 3000 台程度を売り切って目出たく製造、販売終了したのだから、本来であれば他のコンピューターと共にもう廃棄処分のデジタル機器なんだろう。しかし、中古価格はほぼ発売時の定価(本体のみ約 50 万円)で推移している。希少価値?有り得ない。ならば何故?理由は簡単、画質に不満が無いからである。16bit RAW イメージの高い質感が多くの DMR ファンをして未だに現行機種として十分に通用すると言わしめるだけの魅力ある製品だからである。実際、Photoshop で加工に加工を重ねても像の劣化が最小限であるし、余裕のあるファイルである事が実感出来る。今夏以降、R System の 新型 DSLR が発表される可能性は高いが、サブ機或はメイン機として製品寿命が無くなるまで大事に使って行こうと決めている。デジタル機器が永きに渡り伴侶となる好例だと思う。
未加工の100% crop を見て、思いは確信に変わる。
(R9 + DMR, Capture One 4, CS3)
Wednesday, 21 May 2008
青山ー恵比寿(落書きつながり)
同じグループなのか、青山と恵比寿で発見した同じ落書き(シールか?)。なんだか違う場所で同じものを発見し、嬉しくなって撮影した。しかしこの手の落書きは、新宿、渋谷の繁華街ではだいぶ少なくなって来たが、恵比寿では相変わらず花盛りである。筆者は落書きを是とはしない(器物損壊と言うれっきとした犯罪である)が、街の印象に深く関わる部分にこの落書き群があると思っている。街のパワーを計る尺度のようなものだとも思っている。とすれば。恵比寿にはパワーがあるのだろうか?モノクロで撮る恵比寿はなかなか面白いと気付いた。
デジタルでは気にならなかった撮影日時が銀塩ではとても気になる。デジタルは、ファイルに撮影日時が残るが、フィルムはどこかに記録していないとそれまでだからか?それとも記憶を記録するようなやや内向きの作業だからだろうか?(青山 16/05/2008、恵比寿 17/05/2008)
(M7, Summicron 35mm/f2 (8 elements), Nikon Scan 4, CS3)
Tuesday, 20 May 2008
テラスの草木 IV
額紫陽花の蕾が膨らんで来た。この鉢は昨年買ったもので、去年の blog に掲載したが、花のピーク時にポートランド(OR) に行き、水やりが上手く出来ずに(水の量が足りなかった。)花の末期はちょっと可哀想な状態になっていたのだ。今年は上手く行くだろうか?鉢植えの花は天水が無い限り、人間がマメに水やりをするのが必要だ。その意味でちゃんとした庭に植えられている草木は大地に守られている感がある。やはり、大地と自然の恵みは人智とは比べ物にならないくらい広く遍く、、なのである。AME の描写は静謐かつ厳粛で、花の持つ生命感まで描出してくれる(と、ベタ誉め、、それも当然、我が RLFC は、R Leica System の会である)。
(R9 + DMR, AME, Capture One 4, CS3)
Monday, 19 May 2008
多摩川辺り
筆者が、ラッパ(トランペット)の練習を二十数年振りに再開した事は、かつて本 blog でも触れたが、現在は石井慎太郎先生の月三回の山野楽器有楽町スタジオでのグループ・レッスンと月二回程度の杉山正先生の個人レッスンを受けつつ日々、会社に設置した小型の防音室に籠って練習している。(社長の檻と呼ばれている。)最近になってやっと安定して吹く事が出来てきた気もするが、毎日の鍛錬(ルーチンと呼ぶ日課練習)が重要と仕事そっちのけでせっせとこなしている。さて、その杉山先生のレッスン場は多摩川近くのご自宅であるが、駅からそこに至る間が、なかなか写真のワンダーランドなのである。左の画像はカラー版は既出であるが、最近なかなか開店しているところにお目に掛かれない売店。多摩川の釣り客の為に、浮きなんかを売ってるのが凄さの所以だ。昭和四十年代それも前期の臭いがプンプンする。右の画像は、さしずめアーウィン・ショウの夏服を着た女達か、、(って、スプリング・コート着てるじゃん!)
この時は、気合い入れのつもりもあって、Summicron 35mm/f2 (八枚玉)を持ち出した。定評のあるレンズで、階調表現に秀で、グレーのトーンの差が美しく描写され、、、う〜む、筆者には詳しくは判らない。が、確かに階調はよく出ているようだが、BW400CN と Film Scanner の組み合わせで、処理そのものは完全にデジタルだからどこまでこのレンズの良さが出ているかは正直、疑問である。多摩川辺りの平和な風景である。(撮影 13/05/2008)
(M7, Summicron 35mm/f2 (8 elements), Nikon Scan 4, CS3)
Sunday, 18 May 2008
テラスの草木 III
一昨日、この blog で紹介したグレースの蕾が開いた。ご覧の通りの弩級の美しさである。大輪ではないが、品の良さが伝わって来る。特別な手入れをした覚えも無い無精者にも幸運はあるということだろうか?早速、撮影と思い、今回は三脚を準備し、いつもの AME よりもやや絞り込んで撮影した。開放付近でほんのりフレアーが乗る AME の描写を甘露と言うのであれば、少し絞り込んだこの描写を何と呼べば良いのだろうか?同時に、未加工状態の 100% crop である。花弁の一枚一枚が蝋細工のように輝いている。シルク細工とも見紛う美しさである。脱帽。
(R9 + DMR, AME, Capture One 4, CS3)
Saturday, 17 May 2008
テラスの草木 II
民家の庭先に多く見られるゼラニウム(白)と君子蘭(くんしらん)である。ゼラニウムはいつでも咲いている印象が強いが、君子蘭は年に一度濃いオレンジ色の花を付ける。蘭と名前は付いているが、その実、蘭とは無関係らしい。魚を何でもかんでも「鯛」と呼ぶようなものなのだろうか?花が終わった後、花が付いていた茎の先端が膨らみ種が出来る。季節が巡り、また花を見る。静かな時間が堆積していくようだ。と言いつつ、何も筆者が枯れてしまった訳では無く世を儚んでいるのでもない。相変わらず、散々、放蕩している。そう思えば、草木との触れ合いは日頃の自分に猛省を促しているようでもある。しかし、DMR の絵は、素晴らしい。デジタル画像であるが、絵の密度がとても濃い。ちょっとアンダー目の露出にバッチリはまる。
(R9 +DMR, AME, Capture One 4, CS3)
Friday, 16 May 2008
テラスの草木
拙宅のテラスには大小二十鉢くらいの草木があるのだが、今年は花の当たり年で、春先からうまく咲いてくれている。その内のバラの鉢、、、イングリッシュ・ローズの一つ、グレース(グレイス)、、が綺麗に咲いた。この鉢は、京成バラ園から一昨年買って来たものを大きめの鉢に植え替えたのであるが、十個余りの蕾を付け、気の早いものはもう咲ききっている。やや薄い清潔感溢れるアプリコット色が好ましい。やっとこの歳になって花を愛でる、、、そういう風情が判って来たのだろうか?それとも冬の間、寒さを凌ぎ、春になって芽吹くこれらの草木に命の息吹を感じているのだろうか?大した手入れもしてやっていないが、親はなくとも子は育つか、、、。しかし、AME は素敵だ。
(R9 + DMR, AME, Capture One 4, CS3)
Thursday, 15 May 2008
Wednesday, 14 May 2008
Tuesday, 13 May 2008
デジタル時代の銀塩 VIII
新橋の景色がすっかり変わってしまった。駅前の SL 広場、以前はもうちょっとごみごみしていたのだが、駅横の牛丼吉野屋さんやチケット・ショップが入っていたビルが取り壊しになり、新たにキレイなビルが建った影響だろうか?高架の向こう側の景色はもう「この世」のものではないみたいだ。汐留再開発の未来的なビル群が圧倒的な量感で迫って来る。新橋駅そのものは大きく変わったとは思わないが、背景が変わってしまったということか?駅前ビルの 2階には、中国風(?)マッサージの店が多くなり、喫茶店さえも排斥されてしまった。かつては、新橋カメラさん、大庭商会さん、ウツキカメラさんがあって、カメラ街としても有名な新橋だったが、今はその面影も無い。富士越写真機店さんが先程のマッサージ店の並ぶ一画に残っているだけだ。銀座とは違った意味で大人の街だった新橋の面白味は薄れてしまったようだ。画一化されたステレオタイプの街並、新橋に限らずどこの駅前の風景も同じようなものになってしまったと思うのは筆者だけではあるまい。
(M7 + Summicron-M 50mm/f2, Nikon Scan 4, CS3)
Monday, 12 May 2008
Sunday, 11 May 2008
Olympus Lens Food LH-43
5 月 9 日、午後に到着した ZUIKO Digital 25mm/f2.8 専用フード。レンズ保護用とでもいうのか、藤壷型をしており金属の質感とそれなりの重さを感じさせてくれる良品である。43mm のフィルター径の当該レンズに装着し、そのフード先端に 34mm のフィルター装着を可能としているが、果たして深い意味があるのだろうか?レンズに付属の 43mm のレンズ・キャップがねじ込み式で、何かおまちがいさん、、、だなぁ、と思っていたので、有難くはあるが、今度は 34mm のフィルターなりキャップをまた探せと言うのであろうか?当初は、34mm のフード・キャップが付属という前提だったようにも記憶しているのだが、、、。正直、ちぐはぐな感じがする。ふと、ネットで情報を見ると、25mm/f2.8 レンズ本体もこの LH-43 も大人気で製造が追いつかないらしい。確かに、パンケーキ・レンズの需要はあるのだろうが、フードまでが、、、昨今のカメラ需要と、その背景に見え隠れするユーザー層の「こだわり」がそうさせるのだろうが、何もこのレンズとフードが無くても写真は撮れると書いておこう。って、お前、両方とも買ってるじゃん、、、面目ない。で、わざわざ DMR + AME で画像を準備したが、あぁ、、やはり R System は良いと気付く。
(DMR, AME, Capture One 4, CS3)
Saturday, 10 May 2008
デジタル時代の銀塩 VI
ここ数日、アップしている画像は、全て Summicron-M 50mm/f2 で撮っている。このレンズは、フードが外付け時代の最終型であるが、現行の Summicron-M 50mm/f2 とレンズ構成は同じものだと記憶している。Summicron を一言で言えば、可も無く不可も無く、、であるが実は可どころか優であることに突然気付く。フツーに写っている事、それがあまりにも当たり前の事になってしまうから凡庸に感じてしまうが、他のレンズを使ってみるとその良さが判る。ライカ・レンズの特徴としてその立体感を言うが、構図による立体感を強調する為に敢えて正面ではなく斜めから撮り、パースを利用して奥行きを強調する手法があるが、ことこのレンズに関してはその必要性を感じない。正面から撮ってもしっかりと立体している。階調が滑らかかつ適度なコントラストがあるので、立体の立体たる所以である立ち上がり感がよく表現されるからであろうか?解像度至上主義のレンズとは違った描写である。画像の方は、可も無く不可も無く、、、歩行者天国の銀座中央通である。
(M7 + Summicron-M 50mm/f2, Nikon Scan 4, SC3)
Friday, 09 May 2008
デジタル時代の銀塩 V
先週の連休初日 (3 日)は、カメラのオフ会だった。生憎、午後の早い時間は小雨がぱらつく天候であったが、気持ちは B&W にむかっていたからお構い無しに、行く先々で M7 を取り出して撮る、撮る、撮る。翌日、久し振りに恵比寿の大沢カメラさんに現像をお願いした。周知の通り、BW400CN は、C-41 プロセス、、つまりモノクロ・フィルムでありながらカラーネガを処理する工程で処理が可能なフィルムである。昔は、モノクロ当日、カラーは中 2 日、、、随分前の話だが、、、そういった時代を生きて来た筆者であるが、その後ポジに鞍替えし、デジタルの洗礼を受けて、、、ちょっと寄り道といった感覚だろうか?今日は、いずれも銀座の画像。晴海通り沿いのビルがどんどん建て直しの時期なのだろうが、銀座の見慣れた風景が大きく変貌している。画像中の工事現場、元々は富士銀行(みずほコーポレート銀行)の入ったビルだった。何十年も前の富士銀行時代の副支店長氏とのお付き合いが思い出されて懐かしい。中古カメラ店も数件回ったが、ごく最近の傾向として、商品がまたまた充実して来ている。一時期のブームで在庫払底していたブツがそれなりにある。価格は、当時とあまり変わらないが、一部は高騰、一部は下落、、、ライカ関係はボディはそれなりに安くなっているようだ。M8 から M 型を知った新しいファンが銀塩に移行して、撮影そして現像といったプロセスを楽しんでいるようにも感じる。写真文化は果たして安泰なのだろうか?カラーを扱っていた時には自分なりの画像加工のプロセスを持っていたが、白黒の場合のメソッドを考えているところだ。通常の処理か?それとも温黒調、、、う〜む、、興味は尽きない。
(M7 + Summicron-M 50mm/f2 (フード外付け最終), Nikon Scan 4, CS3)
Thursday, 08 May 2008
Wednesday, 07 May 2008
デジタル時代の銀塩 IV
休み明けの今日の画像、おそらく?年前のクリスマスの頃の銀座と、つい先日の骨董通り。なんだかタイム・トンネル(古っ)で繋がっているみたいだ。ポジ・フィルムではややコントラストが付き過ぎるとも思ったレンズであるが、モノクロでは悪くない。黒の締まりも十分だ。それよりもモノクロの表現(再現)が、色が無い分、視覚よりもその深部にある精神性(?)に訴えかけるかのような印象深い味わいがある。何か過去の失われた記憶から探して来た(拾って来た)ような画像である。銀塩(ポジ)が、これだけ思いを込められる記憶媒体であるというのは、やはりデジタルを経てきたから判る感覚なのだろうか?失われつつある今を記憶に留める、、、そういった使い方を模索しているようでもある。もっともっと撮ってみたい。
(M7 + Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH, Nikon Scan 4, CS3)
Tuesday, 06 May 2008
デジタル時代の銀塩 III
なんだかんだ言って、連休最終日。あっと言う間だった。雨にも降られたし、第一、今年の連休は「連続感」に乏しかった。しかし、休みの有難さは、休まないで働く日が続くから判るものである。源氏鶏太氏の小説に「毎日が日曜日」というのがあったが、それでは有難味も無くなってしまう。ラッパの先生(杉さま)に、社長シリーズの森繁久彌氏扮する社長と被るイメージが筆者にはあると指摘された。確かに、社長シリーズや駅前シリーズの森繁さんは幼少期の筆者の憧れだった。ろくすっぽ仕事はしないのに、女好き、、、(あ、、、)、庶民的で高邁な理想なんて振りかざさない。そう言えば、亡父が眼鏡を掛けると森繁氏にちょっと似ていたから筆者も父親に似て来たのかもしれない。2005 年に東宝 DVD から多くの作品が発売されたらしいが、遅ればせながら探してみようか、、、。畢竟、あの時代に強烈な憧れを抱いているのは、認めざるを得ない。
(M7 + Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH, CS3)
Monday, 05 May 2008
Sunday, 04 May 2008
デジタル時代の銀塩 II
昨年の暮れ (12 月) の撮影かと思っていたが、もっと前だったらしい。もしかすると一昨年の暮れなのかもしれない。時の経つのは本当に早いものだ。この時は、天候があまり良くなかった。ただ陰鬱なムードの香港も嫌いではない。個人的な決めごとと断れば、筆者はフィルムでもデジタルでもカラー画像を B&W 変換したものは好みではない。と、偉そうに言ってみてもやや邪道の感のある BW400CN なのである。本来は、モノクロ・フィルムを用いるべきだろうが、まぁ、それはそれこれはこれと意味不明である。デジタルとの差を見つける事は不可能だが、敢えて言えば「深み」であろうか?
(M7 + Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH, CS3)
Saturday, 03 May 2008
デジタル時代の銀塩
もういつ撮ったか覚えていないくらい前の BW400CN が、M7 に入っていた。今回、少し撮り足しをして現像に出したのだが、出来上がって見てみると随分前にレンズ・テストのつもりで撮った香港のスナップがしっかりと写っていた。早速スキャナーで読ませてみた。しかし、この秋ならぬ春の夜長、、スキャナーがジーコンジーコン、、ドッドッドッドッ(4 回のマルチスキャンである)、、、バッチ処理にしたりすると夕食を済ませてもまだ読み込んでいる。アナログ感覚、、いやアナクロか、、、?しかし、ちょっと前までは、こうやって悠久の時を感じながら読み込ませていたのである。さて、テストしたレンズが何だったがちょっと朧げだが、Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH である。暗部はややストンと落ちる気もするが悪くない。
(M7 + Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH, CS3)
Friday, 02 May 2008
銀塩復古
銀塩つまりフィルムでの撮影がマイブームと言っても blog の写真を銀塩で撮っていてはとても間に合わないので、暇な時やゆっくり撮りたいときに加えて、ゆったり撮りたいとき「限定」の復活である。幸い、銀塩カメラはごまんとあるし、フィルムも継続して生産されているから要は撮る側の気持ちの持ち様である。過日の京都行きで消費した KODAK EBX の印象が良く、自室をごそごそやっていたら M7 が出て来た。しかも撮り掛けの BW400CN 入りである。確か、Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH の B&W での評価をしてみたいと思ったまま埃を被っていた、、と記憶している。考えてみたら M5x2, M6, M6 TTL, MP3, MP6, M7 と露出計を内蔵している M 型だってこれまたごまんとあったのだ。フィルムは既に銀座の清水商会さんに渡してあって、、、あ、、今日出来上がりだ、、、でも、面倒だから後日。あぁ、、フィルムは引き取りにも行かなくてはならなかったのである。しかし、メゲずに銀塩で撮るぞ〜。
(IXY10, ACR, CS3)
Thursday, 01 May 2008
青山ー恵比寿ー渋谷 IX
名称は失念してしまったが、学際的な活動をしている機関の建物。貼付いているマークが鍵穴にも見える。既に、東四丁目に入っている。国学院大学の近く。三丁目との大きな違いは建物がかなりしっかりしているという点。写真的には三丁目の方が断然興味が湧く。IVY が見事に伸びた壁。使い古された感のある題材だが、植物に背景のレンガ色が美しい。
これもコンクリートの建物。ほんの少しの冒険心(?)があれば、東京の裏道は写題の宝庫だ。実はそれは当たり前で人間の数が多いと言う事は、それだけの数の生活が存在するからである。ものの数キロの散歩の間にこれだけの変化を見せてくれる街。軽量機材にサンキューである。
しかし、電線、、何とかしてほしいなぁ。
(E-330 + ZUIKO Digital 25mm/f2.8, Capture One 4, CS3)
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