恵比寿
恵比寿を集中的にBW400CN で撮ってみた。このフィルム、先代の T400CN の後釜として登場したと記憶しているが、どちらかと言えば、先代の方が好きな感じだ。まぁ、それほど使い込んでいる訳ではないから偉そうな事は言えないが。恵比寿は相変わらず混沌としている。バブル崩壊後、やっと虫食い状態だった土地が纏まり、完全復活の景気昂揚を謳歌している都心の他の街に取り残されたような土地である。まぁ、昨今ではサブプライム問題に端を発する米国景気の停滞で他の街もこれまでの様な具合には行かないとは思うが、兎も角、恵比寿は、まだバブル崩壊後の立ち直り感さえ一部を除くと感じられない。どこか屈折したような或は鬱屈したような感じが残る。勿論、異論もあるだろうが筆者の感じである。上下或は左右端の明らかな像の流れはスキャン時のフィルム平面性の問題である。撮影日 17/05/2008 (M7, Summicron 35mm/f2, Nikon Scan 4, CS3)
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Comments
BW400CNはT400CNの後釜じゃないんですよ。実は一年くらい「ポートラ400CN」という名前で併売されていたんです。日本市場ではT400CNの後釜に見せかけるためか、T400CNが無くなったときに「ポートラ400CN」から「BW400CN」に名前が変わったのですが、本国では元の「ポートラ400CN」のままでした。T400CNはC-41現像のモノクロフィルムでしたが、ポートラ400CNは色がモノクロで出るカラーフィルムであって、全く性格が違うんです。ワタシが銀塩を放棄してしまったのは、T400CNが無くなったことが大きいです。階調はT400CNのほうがよかったと思います。で、ワタシはもう銀塩を撮ることは無いです(断言)が、野本さん、FLEXTIGHTを買いましょう!
Posted by: エースのチョー | Friday, 23 May 2008 01:42
ふむふむ、、、ポートラですか、、、。どうりで中間調が伸びるなぁ、、、と思ってましたが。T400CN の方が、B&W っぽくて好きでしたぁ。
FLEXIGHT、、、、R10 が水泡に帰したら真剣に考えますです。
Posted by: 野本 巖 | Friday, 23 May 2008 01:48
あ、、、FLEXTIGHT でした、、、(^^";ゞ
Posted by: 野本 巖 | Friday, 23 May 2008 01:49
エースのチョーさん、野本さん、こんにちは。
MiMoFaです。
カラーペーパー向きなのですよね。BW400CN。スピード仕上げで簡単にセピア調の写真が出来ますという。
T400CNはベース色がモノクロ用だったのですね。
XP2がどうなのかがそうなると気になりますが、イルフォードのフィルムはまだ国内量販店の流通復活していないようで。
では、失礼します。
Posted by: MiMoFa | Friday, 23 May 2008 05:44
MiMoFa さん、
そうかぁ、、つまり BW400CN は、お手軽モノクロ調カラーフィルム、、、なんちゃって B&W なんですね、、、う〜む。
これは、いよいよ本物の B&W フィルムを使わねば、、、、。
Posted by: 野本 巖 | Friday, 23 May 2008 09:15
そうですね、お手軽モノクロ調カラーフィルムというのが正しいかもしれません。このフィルム、T400CNやXP2のように「カラーペーパーにも焼ける」のでなくて、「カラーペーパーにしか焼けない」のです。かといってT400CNの美しい微粒子をおぼえていると、XP2は悲しいカンジ...。
ホンモノのモノクロ使われるならローライフィルムなんぞいかがでしょう?二十一世紀に一番感度の低いISO25をあえて選んで撮ったりしたら面白そう(^_^;)。あ、でも野本さんは「夜の人」だからなあ...。
Posted by: エースのチョー | Friday, 23 May 2008 10:34
チョーさん、
ふむふむ。BW400CN は、ヲタンコなんですね、、、(^^";ゞ
選択肢がどんどん少なくなって来ていますねぇ、、。
ローライのフィルムは昔の AGFA なのかしら?
確かに、燦々と輝く太陽のもとに出ると、、溶けてしまいますです、、、うぅ。
Posted by: 野本 巖 | Saturday, 24 May 2008 10:39