昨日の事
こちらでの楽器の引き取りと言う大仕事を滞在 2 日目に終えて、幾分リラックスしたのであるが、そうなると嬉しいのは自由に動ける事で、逆に困るのは酷くなる時差との闘いである。昔は、仕事を抱えて時差も何のその、日本の真夜中から始まる大宴会だって気力で乗り切っていたが、もうそんな無理をする必要も無い。で、一体、自分がどの時間帯に居るのかハッキリしなくなって来たなと自覚すると、段々時差が解消するのだが。で、これは朝食の Egg Benedict 、、、うぅ、、、美味いのだが、一個で十分。でも完食してしまった。添え物は、ポテト、フルーツ、トマトが選べたが、迷わず、トマト。このトマト、特に完熟トマトとは、断っていないが甘く、フルーティだ。
今日も曇り空で、小雨さえ降っている。どうしようか、、と思ったが、昨年、空振りだった Rose Testing Garden に行こうと思い立ち、ホテルの前からタクシーで向かった。所要時間 15 分、タクシー代チップを含めて US$20 は、ボリすぎだろ、、、運ちゃんよう。晴れていれば、バラ園のある麓までは、トラムを使う手もあるし、バラの時期はダウンタウンからバス (63 番)も出ている。日本では春バラの盛りは過ぎたと思うが、こちらは満開。まだまだ蕾も沢山ある。印象として、大輪が多く、色も濃い。それと選定作業で短く刈り込んであるせいか、低木が多い。今年は、京成バラ園に行けなかったから、彼の地で、リベンジである。山を徒歩で降りて、途中からトラムに乗り Pioneer Square 経由でホテルに戻った。
ホテルで、仮眠を取ったが、3 時間以上寝れば仮眠とは呼べないか、、。で、もう夕食。ホテルのダイニング (Daily Grill) で食う事にして、早速、ロビーまで降りる。綺麗に改装してモダンな印象のダイニングではあるが、「こてこて」のアメリカ料理がここのウリだ。思うに、筆者が好きなのは味の濃い、ヘルシーで無い、洒落てない、、、そういう食い物で、綺麗な小皿に上品に盛られた食事は、見た目は良いけれど全然食欲が湧かない。古い世代と言われればそれまでだが、LA の Rodeo Drive にあるアルマーニのイタ飯で「なんだかなぁ、、」経験をしたりしているので、これは絶対自信ある。アメリカの食い物は diner に尽きると、、。メニューを渡されると目が泳ぐ。あれもこれも食いたい。またステーキも食いたかったし、Rib & Chicken あぁ、、涎が。しかし、めっきり重く感じる下腹部の膨らみを気にして選んだのが、、、。ミートローフ、、、、あはは、、、もうメタボ逆戻りである。だが、この機会を逃すと次はいつ Portland に来れるか分からないから、清水の舞台から飛び降りたつもりで、えいやぁと頼む。ザマミロ〜と呟いていたとかいなかったとか。
これで、当然一人前。奥には、カルデラ状になったマッシュポテトにソースが溜まっている。しかも、淡白な味ではなく、濃厚そのもの。「甘さは美味さ」なのか、そうアメリカ料理はやや甘いのが本筋だ。え〜いと食い始めた。もう美味い美味いで、頑張ったが、3 キレ目の半分で玉砕。しかし本望。幸い、ホテルの部屋には体重計が無いのだ。いや、Portland に来る者、体重を気にしてはイケないのである、、あはは、、と涙がちょっぴりこぼれた。本日、Portland を 辞し、Seattle に向かう。
(IXY10, Camera RAW, CS3)
Comments
ちょうどバラの時期でよかったですね。
それにしても料理のボリュームには驚かされます。
数年前、ポートランドからいらっしゃった家族とシーカヤックを楽しんだことがあります。
この家族のお母さんが見事な「三角お結び体形」。
一応サポート隊という役目だったので、もしカヤックが転覆したらどうやって助けよう、と内心不安だったのですが、いざ漕ぎ出すととても初めてとは思えない巧みなパドルさばき。只者ではないと思って聞くと、かつてはボート部だったとかで納得した思い出があります。「カヤックは」初めてだったのですね。
シアトルはシーカヤックの本場中の本場です。寒くなければ野本さんにもお勧めするのですが、、、
(カナダで1ヶ月カヤックを漕いで帰国したときの私のズボンのサイズは68センチでした。今は、、、聞かないでください)
私も旅に出ると、つい食事には「がんばってしまう」傾向が、、、。ふだんは牛肉でも赤身の多い「カンザス」を食べているのに、旅先では「伊万里牛」とか「豊後牛」とか、、、中禅寺湖畔の「ニジマス」料理も美味かったなあ、、、
「メタボ」気ぃ付けよう。
Posted by: RAVEN | Thursday, 12 June 2008 01:36
野本さん、こんにちは。
MiMoFaです。
楽器の受け取りご無事でなによりでした。
今回は、バラもきれいに咲き誇り。
旺盛な食欲を満たすためのアメリカ料理の数々。
おなかすいているときに見ると、おいしそうと思うのですが。
お皿のサイズ、想像以上に大きいのだろうなあと思ってみています…。
Posted by: MiMoFa | Thursday, 12 June 2008 05:36
僕メタボです(^^;)
道中お気をつけて・・〜
Posted by: ritomo | Thursday, 12 June 2008 11:14
無事目的達成おめでとうございました。
それにしても凄い食欲ですねぇ、、、このディナーのメタボローフ、、、おっと、ミートローフか、えらいボリュームですねぇ、、、ポートランドはとても気持ちの良さそうな街のようですが、食べ物は、、、う~ん、この季節は天ざるあたりが良いなぁ、、、(笑)
Posted by: tamura | Thursday, 12 June 2008 20:38
RAVEN さん、
米国人に限らず、シーフードと言うと「高級料理」と思われているみたいなフシもあって、海岸沿いの地域では必ずシーフードがお薦めと書かれています。実際、シーフードは、一般の家庭では料理する機会が無く、外のレストランで食べるものという認識さえあるみたいです。
で、海鮮は、もう何と言っても日本食、、刺身、寿司ですから、個人的に海外のシーフード料理には全く興味がありません。例外は、香港の中華くらいであります、、(他にもありますが)。で、米国はやはり肉料理であります。そういうワケで、シアトルよりもポートランドの食事がアタシにとってのベスト、、、で、当然メタボると、、、。
お結び型の体型の方々、、、スッゴク多いです、、、(^^";ゞ
Posted by: 野本 巖 | Friday, 13 June 2008 21:26
MiMoFa さん、
はい、、ミートローフ、、大きめのハンバーグが、3 個であります。都市部では随分ヘルシーになっているのですが、ポートランドは違います、、って、そこが気に入ってるんですが、、、(^0^)ノ
Posted by: 野本 巖 | Friday, 13 June 2008 21:28
ritomo さん、
もうメタボでもなんでもいいや、、、と思ってはイケないんでしょうね。
でも、、食事は旅の楽しみの一つですから、、、と言い訳。
(^^;"ゞ
Posted by: 野本 巖 | Friday, 13 June 2008 21:29
tamura さん、
シアトルには和食レストランも多いので天ざるも食えると思いますが、和食に関しては何と言っても東京ですから、、「のようなもの」になってしまいます。そうするとストレスになりますから、原則、海外では日本食は食べないようにしています。
ポートランドにも和食屋さんは、ありましたが行きませんでしたぁ、、、。
Posted by: 野本 巖 | Friday, 13 June 2008 21:32