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Tuesday, 29 November 2011

京都行き II

L1090849今回の撮影地は、京都西山の善峯寺(よしみねでら)、大阪から行く場合は、京都の手前の向日町(むこうまち)駅で下車し、駅前からタクシーに乗り山を登る。浅学非才の筆者は、思いっきり善峯寺を「ぜんぽうじ」、向日町を「こうじつちょう」と呼んで、即座に訂正していただいた。そうか、雅の街は「訓読み」が多いのだ。と、勿論、今回の撮影地の選定及び交通は、tamura さんにおんぶにだっこ。いつも本当に有難うございます。駐車場のすぐ手前でタクシーを降り、コンクリート造りの駐車場施設を越えると、山門が見える。拝観料 500 円也を支払い、まずは手持ちの FUJIFILM X10 でスナップ。余談だが、前回のファームウェアのバージョンアップによって、スポット測光の設定にしていたものがキャンセルされ、カメラ任せの測光になっていたのに気付かず、AE ロックの具合がおかしくなったと勘違いしたのと、今回、実戦投入して AF が「やや」弱い事に気付いた。さて、折角の景色だから DMR を取り出し、AME を装着して撮り始めたが、x1.3 のマグニフィケーション・ファクター(撮影倍率)が、煩わしい。身体は 100mm の感覚で寄ったり退いたりするのだが、微妙に感覚と画角が違ってしまう。今回の反省点は、90mm 前後のレンズを持って行かなかった事。画像は、悪くはないがもう 1 歩だけ退いて撮りたかった景色である。最近、99.99 % の撮影は、DMC-GF1 或いは FUJIFILM X10 で撮っていたが、やはり DMR + R レンズは良い。格の差と言うべきか、画像ではなく情緒も加えた情景を描くと言うべきか、、、敢えて大きく重い R 機材を持って来て良かったと思ったのだった。
(R9 + DMR, Capture One 6 PRO, Imacon ICC Profile, CS5)


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Comments

野本さんの後ろから撮ってました、ここ(^^;)
私はやっとAPS-Cサイズの1.5倍に慣れてきました。
まぁ、、、出来ればフィルムと同じサイズが良いのですが。

Posted by: ボン村上 | Tuesday, 29 November 2011 20:19

歳を経て身に着いた感覚はなかなか変わりませんねえ。

私もズームを付けている時はさほど気にせず撮れるのですが、ある風景を見つけて「ここはンmmだろ」と単焦点レンズに手を伸ばした時に、大きな「ズレ」を発見します。

やっぱ「ライカ判」欲しいですねえ。

Posted by: RAVEN | Wednesday, 30 November 2011 00:59

野本さん、ボン殿、お疲れ様でした。
善峰寺の紅葉は一度ご案内したいと思っていましたので、お天気もまずまずで、何よりでした。

やはり35mmサイズがしっくり来ますね。今回はD3sでしたが、やはり快調に撮れました。Nikonさんでローパスレス・フルサイズが出たら、即買い換えます。(笑)
まあ、ライカ社からのサプライズもちょっぴり期待していますが、、、

Posted by: tamura | Thursday, 01 December 2011 14:51

DMRは本当に良いですね。
今ごろ買わなかったことをちょっと後悔するほどです。
例によってritomoさんからオリジナルデータを見せてもらうのですが、ピクセル等倍にしてしっかり「画になる」。
しかも立体感もくっきり。
ピントの「山」も確認できます。

残念ながら私の持つローパスF付きのカメラとは「この点では」比較になりません。

よくデジカメはディスプレーで拡大できるから、どんどん拡大して比較してしまうのは良くない、、、
みたいなことも言われますが、これは一種マインドコントロールだと思います。
逆に拡大して比較しなければわからない実力がある。
結局、原稿として引き伸ばした時の差となって、必ず現れるのだろうと。

DMRが発売された時にライカ社さんが「一生使えるクオリティー」と発言していたのを、「まさかデジカメで一生モノってことはないだろう」と思ったことを覚えていますが、画素数と言う制限さえ理解していれば、本当に一生モノなのかもしれないと、最近は思っています。

DMRの問題点はと言えば、①後継機が発売されない ②電池容量が少ない ③高感度性能に難がある。 ④ノイズ処理の問題、、、、などが挙げられるかと思うのですが、①②は仕方ないとして、③④は、敢えて問題とせずに使うカメラマンもいると思うんですよね。
日本製のカメラではISOン千という高感度が当たり前になりつつあるけれど、習慣的にISO100くらいまでで写真が撮れるカメラマンは確実にいるわけです。

ニコンのDSLR,いつ発表されるんでしょう?

Posted by: RAVEN | Friday, 02 December 2011 10:10

RAVENさん、ローパスレスは一度使い出すと癖になります(^^;)
別にその大きさで見るワケじゃないのにね。

Posted by: ボン村上 | Friday, 02 December 2011 20:32

ボンちゃん、

撮影対象と自分(カメラ)の距離感は大事ですね!思うに、撮像素子のサイズはどうでも良いのですが、撮影者の距離感覚が一定になるように揃えて欲しいものです、、、つまり、35mm フルサイズでの換算焦点距離を併記して欲しい、、、でも、レンズが文字でごちゃごちゃになっちゃいますね。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 04 December 2011 10:32

RAVEN さん、

まあ、そこまでプロフェッショナルではありませんが、なんとなく距離感が身に付いているのと、特に 28mm - 100mm 辺りの距離感が狂うのがキツイです。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 04 December 2011 10:34

tamura さん、

毎回、ご案内有難うございます。高いところからの俯瞰は、写真を撮るのを忘れて、ぼんやり眺めているだけで幸せな気分になりました。

アタシは、来年は FUJIFILM さんと、Leica 社にちょっぴり期待したいです。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 04 December 2011 10:36

LPFがついている場合の旗色が悪いですが、LPF付きの場合、適切なエッジ強調処理をしてはじめてLPFが無いセンサーからの画像と比較可能となります.

これは、LPFの欠点を救うと言う種類の処理ではなく、むしろ、ベイヤー配列のRAW画像からRGB3面の画像を作り出すデモザイク処理のような「必須の処理」の一種と言うべきものです.

手持ち撮影の場合、ミリ100本(センサ上でピッチ5ミクロンの白黒縞を解像)を出すのはかなり大変ですので、センサの画素ピッチと割に良い勝負で折り返しが目立つ事は少ないのですが、注意深く三脚を使うなどして固定状態の時はレンズの性能は軽く倍くらい行きますので、やはりLPFの助けが必要となります.

それでも、LPFはセンサ本来の解像度をできるだけ出すため、Gチャネルに合わせた設計となるので、RB両チャネルに起因する折り返しは結構出ています.これは通常、デモザイク処理のときに見え難くする信号処理が行われています.

ジーメンススターやサーキュラーゾーンプレートを撮影してみると、色々わかって面白いですよ.結構ぶれている現実もわかってしまいますけれど^^;; また、肉眼での観察も面白いです.乱視の軸など一発でわかります.

Posted by: Toru | Sunday, 04 December 2011 10:46

Toru さん、

解説有り難うございます。RAW 画像というのはあくまでも出力(したまま)であって、適切な処理前提の画像ということでしょうか?

まあ、撮って出しと言っても当然何らかの処理はされているワケですから、全ては結果次第ですね。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 04 December 2011 13:06

Rawは、RGBの画素が混在した一面のデータの状態、の意味で用いました.

JPEGもしくはTIFFに現像されRGB3面データとなった時、印刷を前提にする時は、最後に印刷物上の物理的なサイズが決定されるまでエッジ強調は禁忌ですので、甘く見えるデータが好適と言う事になります.どの辺を標準に持ってくるかはカメラのクラスや設計の考え方でかなり変化するかもしれません.

で、たとえばEOS-1Dあたりですと、シャープネスの調整設定は7段階ありますから、その真ん中では「全ては結果次第」とおっしゃる評価に耐えないとどうしようもないですね^^;;

Posted by: Toru | Sunday, 04 December 2011 14:05

Toru さん、

あはは、、アタシは、日曜写真を楽しむ程度のおっさんですから、自分の楽しみの範囲で必要十分、、、だから iPhone 4 の 500 万画素でも十分かも、、と思ったりしていますが、厳密な色再現が求められる商品、食品撮影とかは、大変だと思いますです。

最終的に、プリント或いは印刷される前提での絵作りは別物なんだろうと思います。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 04 December 2011 15:37

私もけっこうあちこちで発言しているのですが、

高精細化とローパスレス化によってピント合わせが遥かにピント合わせが難しくなるであろうこと、ブレに対してもシビアになり、ピクセル等倍にして評価することによって「被写界深度」なんていう概念が崩れてしまうくらいになり、取扱いに苦しむであろうことは理解しています。

しかしそれでもなお、多くのプロやハイアマのカメラマンが「一度ローパスレスの画像に触れると、もうローパス付きのカメラには戻れない」と異口同音に発言しているのもまた事実です。
おそらく皆さん、フィルムを強拡大してピントをチェックしていた人たちなので、「自分がどのように撮影したのか厳しく確認したい」という気持ちもあるのでしょうね。
(あえてローパス付きのカメラを生産しているメーカーさんの前では言わないでしょうね。プロは。最近ようやく口を開くようになっているようです。少しずつ)

ローパスレスのカメラで撮影した人は多くの場合、ピンボケに悩まされるようです。
しかしそれはまた多くの場合、フィルム時代なら全く問題にならないレベルで、「使用サイズにリサイズ」することでピンボケとは認識されなくなるレベルのものであることも確認できます。
野本さんがよく仰るように、「結果としてどちらが良い画像が得られるか」が全てなのだろうと思います。

メーカー各社さんには、そういう現実も見据えてカメラを作ってほしいですね。

日本のあるメーカーには「消費者が望むものを作ってはいけない。消費者のためになるものを作らなければならない」という言葉があるようです。
その観点で言えば、ローパスフィルター付きのカメラが「消費者のためになるカメラ」なのかもしれませんね。
しかし今の時代、日本のメーカーが作らない「消費者の望むもの」を海外のメーカーが作りはじめ、日本メーカーの製品が売れにくくなっている現実もあるように見えます。
日本のメーカーにも頑張ってほしいですね。

Posted by: RAVEN | Sunday, 04 December 2011 15:55

RAVEN さん、

アタシは、正直言えばどっちでもいいです、、、(^^";ゞ

が、まともに R レンズが使えるシステムをどこぞのメーカーさんが、出して欲しい「だけ」であります、、、。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 04 December 2011 16:33

難しいことは分かりませんが、、、
撮影から帰って、データを開いた時、、、気持ちいいんですよね。

シャープネスにはマイナスっていう選択肢もありますので、縮小したりする場合はそっちに振ればOKよ(^o^)
まぁ、私のように日曜写真の範疇でしたら自分だけで完結ですので、それほどワークフローにこだわる必要もないので気は楽です。

情報が「曖昧」より「ハッキリ」しているモノを弄るってのも今後はアリかも(^o^)

Posted by: ボン村上 | Sunday, 04 December 2011 20:24

え~お言葉を返すようでナンなのですが、

かつて発売間もない時期で大絶賛の中にあったD3よりも、DMRの方が「良い結果が得られる」とあっさり断じた野本さんは、私の知る限り最も厳しい評価者の一人ですww
ま、それは色の再現性とか、総合的なものだと思いますけど。

ボンさん、そういう気持ち良さって大事ですよね。
モチベーションを高めてくれるっていうか。

ところで何でオネエ言葉になっちゃったんですか?ww

Posted by: RAVEN | Sunday, 04 December 2011 20:51

ボンちゃん、

アタシは、最近「曖昧」に凝ってて、、、(;^^A

もやもやしてるのが、、、以下自粛(する必要あるんかい?)。

Posted by: 野本 巖 | Monday, 05 December 2011 01:38

RAVEN さん、

あら、そうだったかしら?
だって、DMR の方がレンジが広く出てた(感じが)したんだもの。

って、自然におネー言葉、、、いかんいかん。

Posted by: 野本 巖 | Monday, 05 December 2011 01:39

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