2011 年度の iPhone アプリの最優秀賞が Instagram というイメージングソフトである。iPhone を用いて撮影し、1970 年代風カラー、LOMO 風、色褪せた写真風、古い写真風、RVP 風、といった加工に加え、ボカシ等の effect を簡易に掛けて、そのまま Instagram のサイトに投稿。Twitter, FaceBook との連携もできるという今時のツールであるが、最初の文字入力が原則写真のタイトルのみ。それに対してフォローしている人間が、「イイネ!」やコメントを付けるという感覚で、洒落た写真がサイト上に並んでいるのだ。いちいち家に帰って、RAW 現像して、jpeg. に落として、サイトにアップして、、、そういう作業に慣れ親しんだ筆者には「!」なのであるが、面白いと言えば面白い。共有性と即時性、、、我々が知っている写真の代替物というよりは、既存のメディアを個人とそのフォロワー向けに小規模に展開した、、、この場合は画像は、画像としてよりも寧ろサイト上に於ける会話或いはバーチャルな親近感を誘発するための起爆剤の役割を果たしているようだ。使い続けるかどうかは判らないが、既に、サイト上で写真(画像)を公開している筆者としては、寧ろ肯定的に捉えてみたいと思う。
(Instagram による作例、、のようなもの?)
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