もこ吉
もこ吉が、どんどん衰えている。もう齢十四だから、老境である。歩き方はぎこちないし、食事とトイレ以外は一日中殆ど眠っている。大人になって飼った犬たちは、これまで四匹。ばび吉、むく吉、もこ吉そしてまめ吉。このうち、先頭の二匹が既に鬼籍に入った。もこ吉、まめ吉もいずれは筆者より先に逝くのであろう。悲しいことだが自然の摂理には誰も逆らえない。幸い、もこ吉は心臓が強いらしく、老境ではあるがトイレの始末も必要ない。しっかりした犬である。あとどれくらい、、、では無く、まだこれからもよろしくと心の中で呟いてみた。こういう機会を捉えた撮影に、大仰なカメラは持ち出さない。そこに撮るべきものがある時に、写真機はその存在を失う。存在を意識しないカメラというのが理想だが、それでは趣味としては寂しすぎるが、本来そういうものなのであろう。だんだんと子犬のような表情になるもこ吉を大事にしてやりたいだけである。
(iPhone 5, CS6)
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Comments
ウチのチョコ君、先日夜お散歩していたら、遠くから全力で自転車で走ってきた女性が「この子、ビーグルちゃんですよね?かわいい~ですよね、私も昔飼っていたんですぅ」となにやら感動してくれた。
(注:チョコ君、なぜかそういう熱烈なファンがときどき出てくる)
で「ウチの子は16歳でした、長生きしてくださいね」と言って去って行ったのですが・・・
残された私は「ああ、チョコ君ともあと7年なのか」と、ちょっとしんみりしてしまいました(ご~ん)。
ワン子は、寿命が短いですから・・・いっしょにいる時間を大事にしないといけないよなぁ、と思うエピソードでした。
もこ吉くん、長生きしてね!!
Posted by: ム | Wednesday, 17 October 2012 23:33
ムさん、昔飼っていた犬と同じ犬種を見掛けると、思わず視線がそっちに行ってしまいますです。うちは、同じ犬種(シーズー)が多いのですが、もこ吉だけがペキニーズなので、いずれは、、、うぅ。
ワンコを飼うのは大変ですが、自分を映す鏡でもあります。
もこ吉、今朝も同じ感じで寝ています。
Posted by: 野本 巖 | Thursday, 18 October 2012 11:09