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Tuesday, 09 October 2012

R レンズ総覧第五回 (Macro-Elmar-R 100mm/f4)

L1091149ポツリポツリとアップして行こうと思っているのだが、それなりに約束を背負ったような感じになるので、負担にならない程度に。で、本日はマクロの 100 である。AME の影で目立たない本レンズだが、真面目なレンズである。開放からキリリとした像を結ぶが、DMR では、f4 の暗さが災いしてマイクロプリズムに影が出てしまう。また、ワーキング・ディスタンスが昨今の等倍まで寄れるレンズに比べると長く感じるので、マクロとしては使いにくい部分があるかもしれないが、僅かに暖色系に傾いたしっかりした絵作りをしてくれるレンズである。L1091146本日の画像はいずれも開放 (f4) で撮っているが、破綻が全く無い。その意味では、AME を f4 に絞って撮るよりも優秀といえる。抽象的な言い方だが、被写体が直線的に入ってくる。ありのままの状態を冷静な観察眼で見ている研究者の如き佇まいの絵である。因みに、拙宅のランタナは、夏の間、芳しくなかったが夏を越え今頃になって咲き始めた。このマイクロ・コスモスの様な微細構造に愛好家は痺れるのだが、同時に、未だテラスに出没する蚊との闘いでもある。この撮影を執行している間に、五カ所ほど刺されてしまった。そうなると撮影に集中出来ないのは読者諸兄もご存知の通りである。それぞれのカットの最初の一枚だけがピント、ドンピシャで、後はもう、、、。修行が足りないのだが、やはり痒いものは痒いのである。余談だが、Canon さんの EOS 等で、R レンズを使う場合に、R レンズの後ろ枠等を削ったりされている方々もいらっしゃるようで、筆者は特に異を唱えるものではないが、実は、R レンズはレンズ後端にレンズキャップをせずとも後端のレンズそのものが床面や地面と接触しないように枠が付けられていると昔々、聞いたか読んだ記憶があるので、削った場合には注意が必要である。

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Comments

野本さん、こんにちは!
Rレンズ総覧シリーズご苦労様です。
まあLeica M の発売までには十二分の日にちがありますから、週に1回程度で大丈夫ですよ。(笑)
マクロレンズ、特に100mmクラスではF4-5.6あたりで撮ると一番美しい絵が撮れるように思いますので、レンズ設計上無理のないこのレンズは優等生でしょう。
今度はピント合わせもEVFでできますから、その軽量さも併せて出番も増えるかも知れませんね。

Posted by: tamura | Tuesday, 09 October 2012 16:56

tamura さん、コメント有難うございます!

ばぁ、ボチボチアップするように致しますです、、、(^^";ゞ
実は、超広角で狙っている被写体があるのですが、なかなか、、、。

はい!AME は、f4 が、常用絞りであります。f2.8 では、ホヤホヤしてますし、第一ピントが危ういですもの、、、うぅ。
EVF でのピント合わせは、快適に出来ますから zoom 様々であります。

Posted by: 野本 巖 | Tuesday, 09 October 2012 20:16

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