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Wednesday, 31 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (44)

L1000498L1000500L1000501日本コカ・コーラ株式会社の建物を過ぎ、青山トンネルを抜けると、実践女子学園中学校・高等学校と同じキャンパス内に学園創立 120 周年記念整備事業の一環として大学・短期大学棟の建設が進んでいる。日野キャンパスの大学・短大の一部の学部・学科が渋谷キャンパスに移転するのだそうだ。大学・短大の都心回帰は、少子化による入学人員減少に対する方策なのだろう。そのまま渋谷二丁目の交差点から青山通りに通じる道に入り、青山通りを渡って、レッスン・スタジオの近くへ。いずれも昨日に引き続き、Carl Zeiss ZM Biogon 25mm/f2.8 による画像。
L1000503レッスンを終え、外に出ると雨模様になるかと思われた空が綺麗に晴れ上がっている。青山通りに出て、表参道方向へ歩く。と、そこにはコカコーラの二階建バスが停まっていた。スタジオの帰りに時々見掛けるが、停まっているだけで何かキャンペーンをやっている風でもない。何故停車しているかは筆者にとって永遠の謎になりつつある(この項、続く)
(Leica M, Carl Zeiss ZM Biogon 25mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Tuesday, 30 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (43)

L1000492昨日は、村田(浩)先生のラッパのレッスンだった。自宅から歩いてスタジオまで向かう事にして、当然カメラも持っているから楽器を背負い、カメラはショルダーバッグに入れて不恰好だが、本人は満足している。やんごとなき方のご自宅の裏手の空き地の門扉。元々、私有地では無いと思うが、都心でこの状態で放置されているのは貴重である。本日のレンズは、Carl Zeiss ZM Biogon 25mm/f2.8。しかしこのレンズ、写り過ぎである。歴史的に広角系は Carl Zeiss に一歩も二歩も譲る感のあるライカであるが、少なくとも球面時代のレンズに関しては、やはり Carl Zeiss は、絶対だ。
L1000495L1000497日本コカ・コーラ株式会社前の大きな看板。イメージとは違って青山トンネルを出てすぐのところにひっそりと建っている。地味目の印象だが、ここは言わば総本山で、各地のボトラーに対して絶対的な立場である。その建物の横には、画像の通りド派手な様相で自販機が並ぶ。が、人通りは少なくあまり飲料を買っている人を見たことがないという都市伝説。(この項続く)
(Leica M, Carl Zeiss ZM Biogon 25mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Monday, 29 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (42)

L1000482L1000483_2L1000485新御徒町での練習 (7/26) を終え、南青山の御幸通り(表参道の 246 を挟んだ南側)に出る。そろそろ深夜に近い時刻。多くの若者が夏の夜を楽しんでいたが、最近は女性が圧倒的に多いのに驚かされる。以前は決まってたむろしているのは男性酔客ばかりだったのが、いつの間にかグループの女性陣が堂々と深夜帰宅である。それだけ女性の地位向上が、、、否、日本が平和なんだろうと思う。酒は入っていなかったが、フラフラと御幸通りを下り、根津美術館の交差点を右に曲がって、bluestone にお邪魔した。この日は、S 君が急遽代打で出ていたから話は盛り上がり、午前様になってしまった。
(Leica M, Summicron-M 50mm/f2 球面最終, Capture One 7 PRO, CS6)

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Sunday, 28 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (41)

L1000473夕べは新御徒町の HMVP スタジオで、月に 1 回の YMJO の練習。例によって早めに行き、新御徒町周辺を撮る。腹ごしらえで入った CoCo 壱番屋さんのささみチキンカツカレーを 2 辛にしたら、辛さは問題なかったが、全身から汗がどっと吹き出した。そのボーッとした感覚で撮ったので、あまり絞らずに撮ってしまったのが、Summicron-M 50mm/f2(球面最終)の、個性が際立たせる画像となった。つまり、ボケと相まって迫ってくるような印象。高いコントラストである。
L1000475L1000477L1000480汗を拭き拭きカレー屋さんを出て、春日通りを東に歩く。以前にも紹介した地域だが、比較的新しいビル群の間に古い商家が点在する。その殆どが既に廃業してしまったものだ。古くは下級武士(徒士)の街であり、大正時代には一大歓楽街だった頃の春日通りの賑わいに思いを馳せる。都市に於ける生存競争は、何も人間だけではない。建物そのものも新しいものが古いものを駆逐しているようだ。スタジオの前に辿り着くと、道の向こう側にひっそりと咲いたルドベキアの鉢植えがあった。
(Leica M, Summicron-M 50mm/f2 球面最終, Capture One 7 PRO, CS6)

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Saturday, 27 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (40)

L1000461昨日に続いて Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 による画像。本日の朝食の部。塩鮭、近所のスーパーの特売品。もう塩分を気にする年齢なのだが、甘鮭よりも塩辛い塩鮭の方が美味い。しかもあまり立派な、そうキングサーモンでは無く、小振りでしわしわなものが良い。それを、やや強めに焼いて、皮なんぞはカリカリにして。そのままでは、確かに塩っぱいが、ご飯と合わせると最高である。個人的に、サーモンの刺身や寿司は「???」だが、塩鮭の切り身はウェルカムだ。子供の頃は母がよく焼いてくれた。そして今でも好物である。
L1000464香の物、中央は九州の親戚が送ってくれた明太子。粒が大きく口の中で弾ける食感。左は、上田駅構内で買った野沢菜漬け。どこにも写っていないが、同じくわさび漬けも買った。静岡のわさび漬けは、やや甘い粕漬けだが、信州のはさっぱりしていて、わさびの辛さより唐辛子のような辛さが喉の奥に広がる。土地によって微妙に違うのが面白い。手前のきゅうりは、知人のお手製、奥の福神漬はキューちゃんで、ボケてしまっているがらっきょうもキューちゃん。こだわりは何処にもない。あるものが全てだ。
L1000466玉子入り粥。あご出汁である。しらすとキューちゃんの昆布。キューちゃんの良いところは日持ちすること。それと、万人好みの味付けで、間違いがない所である。若い頃は、粥と言えば、老人或いは病気回復途上の人が食うものと決めていたが、それなりに歳を取ってくると朝食にはこういうものが食べたくなる。人は若い頃を 100% として、減算的に歳を取ると思うフシがあるが、歳を取って美味いと思ったり、好きになったものの数の多さ、、、有難いことである。
(Leica M, Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Friday, 26 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (39)

L1000454L1000457Leica M に R レンズの装着及びピント合わせが可能になって、まずはどの R レンズを使ってみようか?とお考えの読者諸兄もいらっしゃるかと思うが、筆者のお薦めは本日のレンズ Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 である。先日は寿司職人さんの半身像で、その実力を遺憾なく発揮してくれたが、本来マクロ領域を得意とするレンズである。左の画像は、Facebook の広告ページで出ていたアイディアのパクリ。そして右の画像は、夕べの夕食のパンである。M 使いの方々は、一般に最短撮影距離 70cm ~ 1m を意識しておられると思うが、このレンズはそういう意識を根底から覆してくれる。確かに AME は、素晴らしいレンズだが、やはり気軽に撮るには重く、ワーキング・ディスタンスにも注意が必要だ。その点、本レンズは、それでも重く大きいが、決して邪魔になる大きさではない。
(Leica M, Elmarit-R 60mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Thursday, 25 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (38)

L1000451晴れれば、スッキリとしたイメージをお届け出来る筈だったのだが、生憎の雨続き。本日は、Leica R レンズの雄(?)Super-Elmarit-R 15mm/f2.8 ASPH. である。このレンズ以前に Super-Elmar-R 15mm/f3.5 という Carl Zeiss 製のレンズがあった(ヤシコンの 15mm と同じもの)が、ライカ社独自の設計に基づくものは本レンズが初めてであった。操作感、最短撮影距離では、Zeiss の方に分があるが、歪曲、周辺光量落ちは本レンズの方が優っていると言われている。ほぼ最短撮影距離で撮影しているから、前足の部分だけにピントが来ている。超広角だからと言って被写界深度のみを頼るとピンぼけになってしまう。しっかりと合わせて撮影。EVF でのピント合わせはやり易かった。本日の絵柄は、もこ吉。食餌の後のふて寝タイムである。しかし、食欲旺盛だからなんとかこの夏を乗り切らせてやりたい。
(Leica M, Super-Elmarit-R 15mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Wednesday, 24 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (37)

L1000446L1000448骨董通りに入るところにある洋菓子店。果物を使ったタルトが有名な店だが、改装前は、綺麗に飾り付けられたタルトがずらりと並べられていて、写真も撮り易かったが、改装後、手前に構築物が出来てしまった。曇りで湿気を含んだ空気がやや重く感じられる夜。確か 19 時前の撮影だったが、深夜のような雰囲気。縦位置のもう一枚は、ハンバーガーショップの画像。ネオンの黄色がやや褪せた感じだが、写りは悪くない。暗部を少し持ち上げているが、全体にスッキリした印象だ。
L1000449骨董通りでは、もう老舗になったピザ、スパゲッティの店。こちらの黄色のネオンは明らかに退色してしまっている。アンバー被りの補正量が多すぎたのだが、ネオンの色以外は、「見たまま」の再現だからやはりカラーバランスの問題だろう。Leica M のアンバー被りは、機構上の問題では無く、単に色再現の勘所の問題だからファームウェアが変われば劇的に変化すると思う。勿論、補正が可能なので気にしてはいないが、RAW 現像時、無補正状態でそれなりに美しく感じる事も必要だと思うから早急な対応が待たれる。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Tuesday, 23 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (36)

L1000441夕べは、ラッパのアドリブのレッスン。このところ吹いてはいるのだが、その先のスケール等の練習がおろそかになっていて、思うように指が回らない。村田(浩)先生にもその点を指摘された。全ては自身の不甲斐なさである。筆者が通っているのは宮益坂を上がった 246 沿いにあるビルの一室の音楽教室。掲示板には、講師の先生方が出演されるチラシがたくさん貼ってある。待ち時間に撮影。Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH. によるものだ。上下に光量落ちらしきものが見えるが、それ以外は概ね良好な描写。
L1000443レッスンを終え、外に出て 246 を表参道方向に歩く。青山学院大学に差し掛かるところの歩道橋脇に、何やら得体の知れないものが停まっている。見ると、大型の人形(?)2 体。出くわした!と思い、楽器ケースに入れていたカメラを取り出す。通行人もスマホのカメラで撮っている。じっくり構えて撮影。人形(ロボット)の前面に椅子が見えるから、人間をそこに乗せて動くのであろうが、撮っている時はやや興奮気味だったので、気が付かなかった。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Monday, 22 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (35)

L1000437L1000439昨日と同じ建物の横位置画像。線が細く決して「ドンシャリ」ではない再現である。色味に関しては、やはりアンバー被りが出るが、RAW 現像時に色温度をやや青味を強調する方向に振り、同時にマゼンタ側にシフトさせ、更に青味を加えるという作業をすれば一応好みの色合いになる。が、そもそもの色調が偏位しているという感想だ。ライカ社側では、スキントーンをちゃんと出せるようにする思惑があるようで、恐らくファームウェアのバージョンアップが予定されているのだと思う。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Sunday, 21 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (34)

L1000438夕方から選挙に行き、そのまま広尾の居酒屋に行って、帰ってきた。その前にワンコの病院に行き、薬その他を受け取った。携行していたのは Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH. である。少しだけ引き気味に撮ると建物の形が分かる。このレンズ、思っていたより良い写り。コントラストが高すぎると感じたのは前にも書いたと思うが、フィルム上での再現性の問題だったようだ。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Saturday, 20 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (33)

L1000418夕べは、月に一度のセッション会。赤坂のリトルマヌエラという OB の先輩が経営するジャズ・クラブに集まり、三々五々セッションを繰り広げるのだが、筆者は最近不精して練習を怠っているから技術の向上が見られない。それでもバック・バンドのお歴々がサポートして下さるのが有難い。この画像は、その店のオーナーの N 田先輩。ヴォーカルのお客さんの要求に何でも応えてしまうある意味天才肌のピアニストである。レンズは、Summicron-M 50mm/f2 の球面最終型フードが内蔵される前のレンズだが、構成は同じだと思う。
L1000427次元の違うジャズギターを聞かせて下さった、お客さん。実際、ライブ活動等されているようだ。なにしろ音がイイ。電気を使って増幅しても同じギターを違う人が弾けば違う音がする。自分の演奏の不甲斐なさに落ち込むが、ウマい人の演奏を目の当たりにして、やはり練習せねば、、と少なくともその瞬間は思う。かなり照明が暗いので、ピント合わせに苦労した。この場合、二重像合致もままならない。このギター青年の画像も x5 で、睫毛にピントを合わせたまでは良かったが、その後通常画面に戻り、構図を決めてシャッター・ボタンを押す時点でもうピントは外れている。つくづく速写性は皆無なカメラだと思う。
(Leica M, Summicron-M 50mm/f2 球面最終、CApture One 7 PRO, CS6)

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Friday, 19 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (32)

L1000410さて本日は、趣向を変えて RM アダプターを介して Leica M に AME を装着し、花を撮ってみた。撮影時、部屋は暗かったので ISO 6400 (PUSH) である。RAW 現像の際に、周辺がトブように仕上げるという、筆者のチャレンジングな試みでもある。ノイズは出ているが、この画像の大きさではあまり気にならないレベルだと思う。が、勿論、商業写真としては看過できないだろう。暑いので、少しだけ涼やかなイメージを目指したが、如何だろう?
(Leica M, AME, Capture One 7 PRO, CS6)

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Thursday, 18 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (31)

L1000358菅平高原で宿泊したところは、冬にはスキー場の宿泊施設になるので、大きな暖炉がある。昨冬の名残が、そのままにしてあったので、すかさずパチリ。写真的には「?」な素材だが、とにかく使ってみなければ判らない。散々、テスト撮影を繰り返して来たので、Capture One での RAW 現像の色味も分かってきたつもり、、あくまで、筆者の好みの色であるが、やや青被り気味が好きである。その嗜好は、NIkon, Leica と使ってきて、Canon, Zeiss を横目で見てきた歴史的なものだと思う。銀塩カメラは、Canon も Zeiss も揃えてみたが、それでも若い頃の意識はそのままだ。
L1000359L1000362縦位置で 2 枚。本日は、以前紹介した Summicron-M 35mm/f2, 7 枚玉の初期であるが、このレンズ、とても良く写る。逆光でもテストしたが暗部がしっかり残るし、素晴らしいと思う。繊細な線であるが弱くはなく潤いのある描写で、何よりも被写体を包み込むような包容力があるから人物写真系でも全く破綻がない。開放でも絞り込んでも性格の変化は無く、使い易いと思う。
L1000394上田編の最後は、長時間露光で遊んでみた。数秒程度の露光だったと記憶しているが、たまにはこういうのもいい!
(Leica M, Summicron-M 35mm/f2 球面最終初期型, Capture One 7 PRO, CS6)

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Wednesday, 17 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (30)

L1000316土曜日 (7/13) に東京駅発あさま 563 号に乗り、長野の上田駅に着いたのが 10 時半過ぎ、そこから参加者の皆さんと一緒に、宿からの送迎バスで菅平を目指す。車中、顔見知りになった方々との会話が弾む。企業研修の合宿であれば、やや殺伐とした雰囲気になるらしいが、同好の士の集まり、和気藹々としている。上田駅の段階で東京の暑さとは違うと感じたが、どんどん山を登り始めるとぐんぐん気温が下がる。窓を全開にすれば外から涼風がふんだんに入って来る。
L100033230 分ほどで、練習場兼宿泊先のゾンタック・フォーレス館に到着した。5 回目ともなると勝手を知っているので、懐かしさが込み上げてくる。今日の画像は、Elmarit-M 28mm/f2.8 で、一般に第三世代と呼ばれるものの後期型で、ストレートな鏡筒を持つレンズ。かまぼこ型のフォーカシング・ノブが特徴といえば特徴だ。個性を主張するというよりは寧ろ素直な描写をするレンズである。すんなり、スッキリが取り柄である。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 3rd gen., Capture One 7 PRO, CS6)

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Tuesday, 16 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (29)

L1000334L1000335同じく Tele-Elmarit-M 90mm/f2.8 Long Barrel で撮った画像。やや緑被りしているように見えるが、これは外光が木々の葉に反射しているからである。やや遅めのシャッター・スピードだったから注意深くシャッター・ボタンを押した。画像のお二人は講師としていらっしゃったいずれも日本を代表するプロの方々である。先日も書いたが自分が人物撮りをまともに出来るとは思っていなかったが、フツーのオッサンになった今、気負いが無くなったせいかもしれないと思っている。しかし、お二人とも凄みがある。
(Leica M, Tele-Elmarit-M 90mm/f2.8 Long Barrel, Capture One 7 PRO, CS6)

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Monday, 15 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (28)

L1000328L1000350土曜日(7/13) の早朝から筆者のラッパの先生が主催されている Brass Camp 2013 に行って来た。勿論、Leica M と 数本のレンズを引っ下げて!楽器の練習も重要だが、この使用雑記も重要である。言わば、写真班としての役割を果たし、集合写真を含め授業中の様子やスナップ等、人物写真が多かったのだが、取り敢えずは、この 2 枚。レンズは、CANADA 製のTele-Elmarit-M 90mm/f2.8, Long Barrel Type である。Elmarit の 90mm は、Summicron の影に隠れてあまり人気がないレンズであるが、旅行等に重宝する「旅レンズ」である。使っていて気づいたのだが、筆者のレンズは Leitz 70 周年の記念モデルだった。左の画像は、標高 1400m に建てられた宿泊施設の玄関脇に咲いていたコスモス。この 90mm を用いた最初のショットになったが、残念ながら僅かに後ピンである。が、Tele-Elmarit-M の素直な描写が際立つので掲載した。右の画像は、遠景。冬はスキーのゲレンデとなる辺りでややガスっぽかったが再現は素晴らしい。しかし、学生時代の記憶では菅平高原は「暑い」だったが、流石に高い場所。昼間は心地よい二十数度前後、夜は十数度と猛暑の都会を離れての束の間の休息。
(Leica M, Tele-Elmarit-M 90mm/f2.8 Long Barrel, Capture One 7 PRO, CS6)

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Friday, 12 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (27)

L1000310L1000312三軒茶屋編の続きである。友人との待ち合わせ場所に辿り着いたが、友人から少し遅れるという連絡。先に始めることにしてビールを頼んだ。時間が早いせいか他に客も居なかったので、バッグを探ってノクチを取り出し、急遽ノクチの試写。筆者のノクチは随分前に外苑前の M 月さんのお店で、M5 のボディ付きで買ったものだ。M5 のボディは他に所有していたのでボディなしでとお願いしたが、結局ボディが付いてきた。しかも当時のノクチのレンズ単体の価格より安く、つまりボディはオマケだったのである。さて、ノクチと言えば「夜の目」、ピントが合っている所以外はボケが凄まじいイメージがあるが、実際はじわじわとボケていく。左の画像の場合、手前から 2 番目のガラス瓶にピントを合わせているが、そのガラス瓶の奥行き全体にはピントが来ていないので、ガラス瓶が際立った感じではない。が、f1.7 で試し撮りした他の画像では、ガラス瓶の奥行き辺りまでピントが来ていてガラス瓶が際立って見える。右の画像では、うさぎの置物の目の辺り、その置物の下部の板付近にピントが来てそれ以外はボケているが、嫌味はなく自然である。f1 という点が強調されがちだがフツーに撮れるレンズだ。玉に瑕は、最短が 1m であることくらいか?
L1000314食事と酒で数時間過ごした後、友人と別れ三軒茶屋から電車に乗って帰宅。途中で見かけた Bar LIRE さんの小さな看板(?)も撮ってみた。なかなかピントが合わないのは、レンズのせいではなく筆者の酔眼のせい。かろうじてピントが来ているものをピックアップしたが、EVF 使用でもなんとかなるレベル。それほどコントラストが高いレンズとも思わないが、思っていたよりピントは合わせ易かった。意外な結論。開放では周辺光量落ちがある。また本日の画像は全て開放で撮っている。
(Leica M, Noctilux-M 50mm/f1 E58, Capture One 7 PRO, CS6)

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Thursday, 11 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (26)

L1000304L1000305夕べは、古い友人と三軒茶屋で待ち合わせ。暑いせいかやや人通りの少ない渋谷から田園都市線(新玉川線)に乗り、三軒茶屋で降りると街はごった返していた。当然、カメラは携帯していったがあまりの暑さに撮る気力を喪失。更に、三軒茶屋はカメラを構えて撮りにくい感じの街であった。が、これは自分が街に馴染んでいなかったからだろうと思う。数枚撮ったところで、交差点の角のシャノアールに入り、かき氷を注文。暫く涼んで茶沢通りを歩き約束の小さなレストランに入った。画像は、球面最終の Elmarit-M 28mm/f2.8 である。空の色を出すためにやや暗めに仕上げているが、気温のせいかやや「もわっ」とした印象である。猛暑が続くが、読者諸兄におかれてはお身体を大切にされたい。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 球面最終、Capture One 7 PRO, CS6)

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Wednesday, 10 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (25)

L1000302月曜日 (7/8) は、近所の玉寿司さんに先日の定休日配達のお礼を兼ねてお邪魔した。美味しい刺身から始まり幾つかの料理とビールに始まり日本酒をたらふく飲んであらよいよいっと!久しぶりにリラックスした食事になった。さて、本日の画像はその玉寿司さんの板前さん。写真をお願いしたら「照れるなぁ。」とおっしゃっていたのだが、にっこり笑って下さった。こちらが酔いもあってなかなかシャッターを切れない間もこわばらずにお待ち戴いた。感謝である。Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 の画像。f8 まで絞っている。一般にマクロ・レンズは、近接撮影時の性能を主眼として作られているため、通常撮影ではボケ味が汚かったりするのだが、このレンズは AME 同様、一般撮影でも素晴らしい描写をする。少し長めの標準レンズとして用いる方々も多い所以だ。以前は人物撮影が苦手だったが、最近撮れるようになってきた。撮影の幅が広がったというか、オッサンになって人との間合いがマトモに取れるようになったのかもしれない。
(Leica M, Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Tuesday, 09 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (24)

L1000296L1000297L1000298土曜日 (7/6) は、月に一回の OB Band の練習日。赤坂の OB が経営する店舗 (Jazz Bar) を借りての練習である。この日は猛烈に暑い夏日、加えて風が強かった。テレビのニュースは梅雨明けを知らせていた。空気が澄んでいたのか日本の日差しとは思えない強烈な日射である。こういう天候では、どんなレンズで撮ってもよく撮れるというのが常識であるが、Summicron-M 50mm/f2(球面最終)は、安定した写りである。ガラスの質感の再現も素晴らしく文句なしだ。カッチリしているが固くなく、乾燥した写りではなく適度に湿り気が感じられる秀逸な描写。ライカ社は最近になって弩級の Apo-Summicron-M 50mm/f2 ASPH. なるレンズを発売したが、一体どんな写りなのか気になるが、筆者はもうこの Summicron-M で満足である。
(Leica M, Summicron-M 50mm/f2, Capture One 7 PRO, CS6)

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Monday, 08 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (23)

L1000288読者の方がどういう検索ワードで、このブログに辿り着いたのかそのベスト 10 が掲示されているが、意外に多いのが Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 というもの。で、本日はご要望にお応えして Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8 の画像。被写体は、老境のおなじみもこ吉君である。比較的暗い部屋で、EVF を用いたがこれが見え味ビンビン(!)で、大層使い勝手が良かった。瞳のキャッチライトにちゃんとピントが来ている。もこ吉君は、辛そうに見えるがこれがデフォールト。もう少しすると目を閉じて眠りにつくのである。現在、家中で基本 24 時間体制で見守っているのだ。筆者も朝方 4 時就寝が当たり前になって来ている。全力投球での見守りである。
ところで、ヨドバシカメラさんのネット通販で、たまたま Leica M を見ていたらライカ製品が値上げされていた。ボディもだがレンズも上がっている。本国での値上げと円安のダブル・パンチなのだろうが、もうマトモな感覚では買えない金額になりつつあるのが大いに疑問である。
(Leica M, Macro-Elmarit-R 60mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Sunday, 07 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (番外編 VII)

_1010433_1010436ライブビュー機能及び EVF の搭載によって初めてフルサイズを実現したミラーレス機とも呼べる Leica M は、数多の M 及び R 用レンズのみならず、おおよそこれまでに販売された 135 フィルムを用いるカメラ用レンズを適応したアダプターを介して使えるという「悪魔の道具」となった。読者諸兄は ALPA を覚えておられるだろうが、あの発想のデジタル版であるとも言える。無論 ALPA は、純正のアダプターを数多く発売し最初から自社以外のレンズの使用を想定していたのだが。本稿は仕様雑記なのだから M と R のレンズ群を用いて淡々と画像を掲載すればそれだけで良いはずなのだが、機材ヲタクである筆者には、折角の可能性を否定し続けることは忍従を強いられるに等しい苦行となる。そこで、息抜きのための番外編。
まず、画像左は真っ当に R 用の ズーム・レンズ、Vario-Elmarit-R 35-70mm/f2.8 ASPH. ごく少数だけ作られた殆ど試作品レベルのレンズである。太い鏡筒は、Canon EOS の大口径標準ズームにも負けない大きさと重さであるが、製作は困難を極めたと聞き及ぶ。真偽の程は定かでないがあまりの歩留まりの悪さに途中で製造を請け負った会社が変わったと都市伝説のようないわくつきのブツである。
右の画像は、かつて TAMRON が製作していた NOVOFLEX・TAMRON ダブルネームのズーム・レンズ。SP 60-300mm/f3.8 - 5.4 である。銀塩しかもマニュアル・フォーカスの時代、アダプトールという各社ボディ向けの交換式のマウント・アダプターがあり、そこに TAMRON 製のレンズ部分を装着するという画期的なシステムがあった。つまり ALPAとは逆の発想である。本レンズはどうも海外向けの製品らしく、またスポーツ等の撮影に対応させるために引き金でピント合わせをするという今から考えれば大胆な発想のレンズだ。しかも切り替えノブの操作で 1:1.55 までの接写も可能だ。全てが電気仕掛けになってしまった現在からは想像できないが、逆に機械的な連結操作のみで写真を撮っていた時代の産物であるが、筆者にとっては郷愁とロマンに満ち溢れた品物に見える。今日は七夕、、久しぶりにケースから取り出してみたらケース内の緩衝用のウレタンがボロボロになっていた。時は流れるものである。
(DMC-GX1, DG Macro-Elmarit 45mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Saturday, 06 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (22)

L1000290L1000291_2金曜日 (7/5) に、六本木に用足しに出掛けた。手早く済ませて、参◯五でラーメンを食し、どうしたものかと思ったが、猛烈な湿気と今しがた食べたラーメンの消化促進のために歩く事にした。六本木通りを歩いても仕様がないと思い、一本裏の通りを歩く。新しいマンションが建っていたりするのだが、金曜の昼下がりの裏道はなんとも言えないムード。筆者は田舎育ちだが、自宅は歓楽街のど真ん中だったので、そういう猥雑な場所は嫌いではない。ふと香港並みの湿気だなと思うと飛び込んできたのが尖沙咀 (Tsim Sha Tsui) なるレストランの看板とその反対側の塩業会館の文字。
L1000293L1000294見事に分岐したパイプを見ながら、道は途切れ北上。そうそこは六本木ヒルズの真ん前の道である、そこからは、六本木通りをトコトコ歩く。流行りのカフェ(クラブ)も今はまだシャッターが降りている。夜は若者がたむろするのだろうが、今の若者はそこまで元気では無いだろうとか色々な思いを背負って歩く。いよいよ霞町(西麻布)の交差点の手前に差し掛かった。後はそのままだらだら下って霞町の交差点を渡り、今度は登ると良いのだが、湿気が限界と思い六本木通りを横断。
L1000295交差点の手前まで降りて行き、バス停を見つけると程なくして都 01 渋谷行きのバスが来たので、乗って無事帰宅。今回は、Summicron-M 35mm/f2 だが、先日撮ったレンズ (1993 年製) とは違い、外観が古いタイプで、ピントの操作をかまぼこ型のレバーで行うタイプ (1979 年製)。同じ球面の 7 枚玉だが、写り方が気のせいか微妙に違う。本レンズの方が線が細い感じだ。思い出してみると以前出したレンズ本の為に、このレンズを含め M 型用 35mm を買増したのだった。
(Leica M, Summicron-M 35mm/f2 7 枚玉, Capture One 7 PRO, CS6)

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Friday, 05 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (21)

L1000281一昨日で、一旦終わろうかと思った使用雑記だが、まだまだ装着してみたい M, R レンズがあるので、続けることにした。本日は、 Fisheye-Elmarit-R 16mm/f2.8 という対角魚眼レンズ。現コニカーミノルタのミノルタがかつて光学機器メーカーだった時代、ライカ・ブランドで提供した OEM レンズである。コニカ、ミノルタそれぞれの来歴は、我々世代では改めて説明する必要のない言わば常識であるが、両社が合併し、ミノルタさんのカメラ部門が SONY 傘下となってもう 10 年経つのだから、改めて説明した。しかし、時の経つのは早いものである。本レンズ、特別に優れた性能と言うワケでもないし、歪曲がどうというレンズでもないが、R レンズ収集の一環として入手したものであるが、ライカのレンズを語る際、唯一の魚眼レンズである事に間違いない。また本レンズは、かつて一世を風靡したミノルタの MD レンズと全く同じ構成である。最短撮影距離を超えて接近したので、f16 まで絞っているが、中心部分のランタナの花はややアウト・フォーカス気味である。Imacon ICC Profile を用いて RAW 現像している。
(Leica M. Fisheye-Elmarit-R 16mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)

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Thursday, 04 July 2013

南青山五丁目丁字路

L1000279仕事関係で食事をする事が滅多に無くなってしまったが、夕べは久しぶりにその食事。と言っても、相手の方とはもう 30 年近い知り合いだから仕事とプライベートの境が曖昧になる。それと仕事がらみの食事や飲みが個人的にあまり好きではないし、第一、頭を使って話をするのに胃の方に物を流し込むのは矛盾した行為であるという強迫観念もあって、仕事の話はさっさと済ませて、飲み、食事、他愛ない話を始めた。静かに時間は流れ、気付くともう遅い時間になっている。また来月と言って別れた。あまり人付き合いが得意ではない筆者だが、また会おうと思った。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Wednesday, 03 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (20)

L1000273L1000275夕べは、大岡山でリハーサル・バンドの練習。早めに着いたのでブログ用の画像でもと思い立ち撮影開始。Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH.、このレンズは確か M8 が登場したのとほぼ同時に入手した。当時、かなりコントラストが高めで手を焼いた記憶が残っているが、M (Type240) ではどうだろう?確かにコントラスト高め傾向はそのままだが、デジタルの画像を随分と目にするようになり慣れてしまったのかそれほど気にならない。また暗部を持ち上げれば済む話だ。赤がやや朱赤になるのだがそれも癖の範囲で RAW 現像時に処理すれば良い問題だ。解像感は高いがややごちゃごちゃしたイメージになるようだ。
L1000276夕暮れ時の北千束辺り。実際は、画像より明るい状況だったが少し暗めに仕上げてみた。大岡山駅周辺は人が多かったのだが、練習会場までの裏道は御覧の通り、寂しくはないが兎も角人は少なかった。今回は ICC Profile を R9 Generic に指定したので、デジタル画像らしい(?)画像になっている。Imacon のプロファイルでは、コントラストが過剰になると思ったからだ。もうすぐ、夜の帳が降り、街は静かに眠りにつく、、、そんな静かな撮影行だった。が、この後、ラッパを吹いて夜 10 時まで、その後青山に移って明け方まで飲んでしまった、、などと、誰が想像できたであろうか?
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)

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Tuesday, 02 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (19)

L1000264L1000267Leica R 型用 Summilux-R 50mm/f1.4 (Type II, E60) の作例である。M 型用の同名レンズ、Summilux-M 50mm/f1.4 と Summilux-M 50mm/f1.4 ASPH. との中間的な描写をするレンズ。アスフェリカル・レンズは用いられていないが、かなりモダンな写りである。切れ味そのものは、Summilux-M 50mm/f1.4 ASPH. に譲るが、その代わりに芳醇なボケ味が楽しめる。Summilux-M 50mm/f1.4, Summilux-R 50mm/f1.4 いずれも、やや線の描写にキツさが感じられる事があるが、この E60 タイプのレンズは、あくまでもまろやか。発色もよくヌケもよい。個人的には、とても好感の持てる描写をすると思う。左の画像は、f8 まで絞り込んでいるが、ややピントが甘くなってしまった。右の画像は、居酒屋での焼鳥のスナップ、、、酔いが回る前に撮った、、、豚串がランクアップして牛串に見えるかも?本格的に EVF のみでのピント合わせが必要となるシチュエーションである。
M 型用の ASPH. タイプは発色もよく素晴らしいレンズだが、懐の深さではこの R 型用 E60 タイプの方が大人に見える。
(Leica M, Summilux-R 50mm/f1.4 E60, Capture One 7 PRO, CS6)

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Monday, 01 July 2013

Leica M (Type 240) 使用雑記 (18)

L1000260_1昨日に引き続き Leica M + AME 奮闘記(!?)である。午前中から日差しが十分だったので、再度 AME を持ちだしてトライ。もう撮らないと宣言した今年の額紫陽花であるが、たまたま花虻(?)が、来ていたので大道具として再登場。三脚にセットして撮影体制は完了したが、肝心の花虻が警戒してなかなか花に寄り付かない。待つこと数分、意を決したかのように額紫陽花の両性花に止まったところをすかさず、、、おっと、画面中心からずれてしまい、ピント合わせが、、、反射的に拡大率を落として対応、、、え〜い、心眼で、、、と、飛び上がったぁ!と、奮闘して撮れたのが本日の一枚。光量が十分で、コントラストがそれなりに付く状況であれば、EVF の拡大率は x10 よりも寧ろ x5 の方が使い勝手が良い。x10 では、ピント合わせどころか僅かの風に揺らぐ被写体を捉えられない場合さえある。拡大率 0 でも集中すればなんとかなるようだが、被写界深度が稼げない状況下では、本当に僅かの差で、ピントが来ていないカットを量産することになる。
L1000260_1s100% Crop 部分。かろうじて複眼の部分から背面にピントが来ている。複眼にピントが来なければ意味が無いのは、望遠で女性を撮るのと同じセオリーである。と偉そうに書いているが、筆者の場合は僥倖である。Leica M の CMOSIS 社が組み上げたデジタル回路の細かな評価は別として、一応現代の水準に達していると思う。AME の性能も遺憾なく発揮され、階調表現も良くアウト・フォーカス部分のボケ味も綺麗である。先程、拡大率 x5 の使い勝手と書いたが、これは AME でのマクロ撮影のみならず、広角でもフォーカス・ピーキングが判りやすい(昨夜、色々なレンズを装着して練習したのである)。中央部分のみの拡大では物足りないと書いたが、通常撮影では、中央部でピントを合わせコサイン誤差を無視してカメラを振って撮影すれば十分。但し、マクロ撮影では、やはり任意の部分のピントを確認する必要があるだろうし、三脚使用の場合も同様。加えて、移動させた測距枠と重なりあう高精度のスポット測光が欲しい。露出補正すれば事足りるが残念ながら Leica M の露出補正は、メニューから呼び出す必要があり使い辛い事この上ないからだ。折角の背面ダイアルも十字キーも今の段階では宝の持ち腐れ以下と断言できる。背面ダイアルに露出補正を入れ、十字キーで測距枠(とスポット測光枠)の移動をさせれば良いといつも思う。今回も ICC Profile は、Imacon の DMR 用のものを使った。これは、筆者の勝手な思い込みの部分。コダクロームの再現に私淑しているからだ。
(Leica M, Rayqual LR-LM V3 Adapter, AME, Capture One 7 PRO, CS6)

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