Saturday, 31 August 2013
Friday, 30 August 2013
都立大駅付近
いやぁ、暑い暑い、、、と言う事で、ブログをサボってしまった。夕方から都立大駅付近に出掛けた。中目黒や学芸大学の駅周辺はどちらかと言えば若い層を狙った店が多いのだが、都立大は、筆者より上の層を狙っているのかもしれない。というのも駅北側の線路沿いにあるこの「名店会館」が明らかに昭和しているからだ。幸福感満載の住宅地に忽然と姿を現す、不夜城、、、しかも場末のそのまた場末感がグッと来る。
このビルの佇まいに惹かれるのは何も筆者だけではあるまい。東急さんには、かつて「モノの判る」経営者がいらしゃったのだと得心する。人は光のみに惹かれるのではなく、その光が作り出す影の部分にも惹かれることを知悉しておられたのだろう。深海の底に堆積した澱のような部分が人間にある限り、キレイ事のみの街は残酷な街なのである。残念ながら本日までこのビルの二階に上がっていないが、いずれは訪れてみたい。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 7 PRO, CS6)
Monday, 26 August 2013
で、惰性で青山
渋谷での圧倒的な経験と湿度でボンヤリしてしまったのだろうが、渋 88 のバス停を見たのも重なってフラフラと昔のテリトリー付近に向かおうと思い立つ。渋 88 の南青山 7 丁目のバス停と都 01 の南青山 7 丁目のバス停はそれぞれ位置が違うのと本数のせいで普段は都 01 を使うことが多い。が、これまた湿度のせいで、結局バスには乗らず宮益坂を上がり、246 を表参道方向に歩く。かつて東京家具が入っていたビルに目が行く。現像してみるとモアレが出ていたが、無視。骨董通りに入り、逡巡した結果 Bar Ho で、O 川オーナーと話が弾む。かつての自分の居場所だった辺りで飲む酒は格別であった。未だに、目黒通りを歩いているとバーチャルな空間を歩いているような感覚になる。自分が何処に居て、何処に向かっているのか、、、いずれは、その答えを出さなければならないのだろう。
(Leica M, Summicron-R 50mm/f2 Type II, Capture One 7 PRO, CS6)
Sunday, 25 August 2013
渋谷
昨日は猛烈な湿気の中、フラフラと渋谷へ。行きはいつも通り「渋 34」のバスに乗ってたらたらしながら出掛けた。渋谷は猛烈な人出。湿気と相まって眩暈がしそうである。ヒカリエ側に出ると、もう工事工事工事、、、どうしちゃったの?という位の工事。しかも、活動中の渋谷の勢いを維持しながらの工事。ある意味、壮絶な現場である。このヒカリエというビル、造形には感心しないが、新たな渋谷のシンボルとして定着しつつあるようだ。
ふと視線を移すと、都 01 のバスが、にょろにょろと出てくる。どこに停車していたのか分からないが、発艦準備を整え、異次元空間に旅立つ宇宙船の気分。大きな都バスが小さく小さく見える。そして乗っている人間は更に小さく。都市がその宿命として変貌するのは仕方がないというのが筆者の持論だが、渋谷の変貌は激流だ。
渋谷駅とヒカリエを結ぶ回廊の下。以前の華奢な作りのそれとは違い、堅牢そのもの。恐らく将来は香港の空中回廊のように、人は地面を歩かなくなるのだろう。それが良いことか悪いことか分からないが、東急ワールドという大きな人体模型の中、血管に該当する回廊を赤血球のような人々がグルグルと巡る、、、そんなイメージが湧いてきた。本日の画像は、キレキレの Summicron-R 50mm/f2 Type II である。このレンズの描写、唸ってしまう。
(Leica M, Summicron-R 50mm/f2 Type II, Capture One 7 PRO, CS6)
Saturday, 24 August 2013
八雲通り共栄会 (II)
引き続き Summilux-R 50mm/f1.4 Type I による八雲通り共栄会の続きである。古くからの商店と比較的最近出来た店が共存している商店街だが、それらの店の密度がかなり低くなっている。おそらく、後継者が居ない等々の要因と大型店との競合が難しくなってしまったという現実的な理由によるものだろうが誠に残念である。筆者の持論だが、郊外型の大資本による大型店舗からは文化は生まれないのである。ひっそりとしていても閑散としていても商店街は近隣住民の為に存在し続けて欲しい。
少しずつであるが、新しい店舗も入って来ているようだ。それらの店が地域に根づくには時間が掛かると思うが、着実に進んでくれればと切に願う。しかし、都内でもこの有り様なのだから地方都市の商店街はどうなっているのだろう、、、と心が痛む。
(Leica M, Summilux-R 50mm/f1.4 Type I, Capture One 7 PRO, CS6)
Friday, 23 August 2013
八雲通り共栄会 (I)
たからまるさんからのリクエスト、Summilux-R 50mm/f1.4 Type I での撮影。氷川神社を終点とし旧大山街道沿いにある八雲通り共栄会(注、諸説あり鎌倉街道とも、また一般には大山街道は 246 及び世田谷通りを指すが、大山に行くルートは複数あったのだろうから絶対という言い方は適切ではないのだろう)。つまり地元の商店街である。商店街としての歴史は東横線より古いというのだから驚きだが、ずらりと商店が並んでいるのではなく、ポツポツと並んでいる。日中はお世辞にも活気があるとは言い難いが、それでも夕方はご近所の奥様連が、買い物にいらっしゃる。肩の力を抜いてサンダル履きで徘徊してみるのも一興だ。
休みの店が多いので、入り口の張り紙を読むと遅い夏休みを取っているのだった。その緩い感じが堪らない。筆者がこれまで住んだことがある、世田谷区、港区とは違った生活のテンポである。おのずと撮影のテンポが変わる。時間がゆっくりと流れているようだ。リクエストに応じて取り出した Summilux-R 50mm/f1.4 Type I であるが、正直描写の良さにびっくりした。フィルムではやや描線がギスギスした感があったのだが、実に滑らかである。焦点面のシャープさとそこから徐々にボケていく様は、新たな発見である。もしかすると、このテンポでの撮影に向いているのだろう、とすれば Leica R 用の古い R レンズを持ち出す機会が増えるのかもしれない。
(Leica M, Summilux-R 50mm/f1.4 Type I, Capture One 7 PRO, CS6)
Thursday, 22 August 2013
ロング・ソーセージ
画像は、ロング・ソーセージと称する、惣菜パンである。その名の通り、長いソーセージの周りにぐるぐるとパン生地が巻かれている。1 本が約 30 cm 程あり、見ても満足、食べても満足。しかも価格も安い。これがバゲットだったりすると、高価な独特のパン粉を使うので価格は少なくとも倍以上になるのだろう。我々日本人は、ソーセージ好きである。古くは魚肉ソーセージに始まり、宅配ピザでも円形生地のミミの部分にソーセージを並べたものや生地でソーセージをくるんだもの、そしてホットドッグ等々、凡そありとあらゆる食べ物にソーセージを入れたバリエーションが存在する。摂取量の絶対値では、欧米諸国に伍することは無いかもしれないが、摂取機会は多い。筆者は、ソーセージを含んだ食べ物で、「当たり」を見つけるとかなり喜ぶタイプである。さて、本画像も昨日に引き続き、Elmarit-R 35mm/f2.8 Type II での撮影。言い訳めくが、昨日はあまりの湿気と暑さで写欲は皆無だった。唯一の救いが画像のロング・ソーセージだったという事だ。
(Leica M, Elmarit-R 35mm/f2.8 Type II, Capture One 7 PRO, CS6)
Wednesday, 21 August 2013
赤坂ー渋谷
月曜日 (8/19) は、所用で早い時間から赤坂に居た。気持よく晴れた日だったので、外堀通沿いのビル群がキラキラと眩しかった。赤坂地区の再開発も進み、歓楽街だったイメージは、オフィス街に取って代わられた感さえある。夏の名残の雲がぽっかりと浮いていたので、ビルと一緒にカッチリ撮影。本日は、Elmarit-R 35mm/f2.8 Type II である。このレンズ、開放でも絞り込んでもクセのない惚れ惚れするような描写をする。押し付けがましくなく、素直である。
赤坂で所用を終え、赤坂見附駅から渋谷へ。赤坂見附に最近出店したビックカメラさんに寄ろうかと思ったが、Panasonic GX7 の発売はまだだったから、そのまま地階の駅に降りた。渋谷に着き、トランペット・ステーションさんで、ちょっと買い物。左の画像は、歩道橋からの風景である。東横線で帰ろうかと思ったが、時間があったので「渋 34」に乗って帰宅。しかし、フルサイズでも全く問題なく写るこのレンズは、一家に一本と言える優秀なレンズである。
(Leica M, Elmarit-R 35mm/f2.8 Type II, Capture One 7 PRO, CS6)
Tuesday, 20 August 2013
都立大学駅周辺 (II)
で、結局日曜日 (8/18) は、先日行ったスタリオンという Tex-Mex の店で食事をしたのだが、入店前に 1 枚。この ORION-15 28mm/f6 レンズ、どこにふにゃっとした描写のツボが来るのか分からないので、ドキドキしながら撮影。撮り直しの利かない撮影で本レンズを選ぶのは愚の骨頂だが、流しの撮影ではそのドキドキ感が堪らない。中心を除いた部分にフレアが掛かったような描写だが、これは、味と呼べば良いのだろう。
食事を終え、徒歩で帰宅。目黒通り沿いのパッケージ類専門のディスカウント・ショップ。その筋では、有名(?)なお店らしいが、ショウウィンドウの陳列が素人っぽくて面白い。日本では、銀座のディスプレイが名実ともに最高だが、それとは対局にあるこのディスプレイ。ローカル感満載である。この縦位置の 2 枚の画像は、このレンズの規定開放値である f6 を明るい方に越えて撮影しているので、ハロ、片ボケのオンパレードである。これも「味」と言ってしまいたいが、その「味」のコントロールが出来ないのが、面白くもあり歯がゆくもある。実際は、f4 或いはそれより明るい (f3.5 くらい?) 辺りまで伸びている気がするが、どうだろう?
(Leica M, ORION-15 28mm/f6, Capture One 7 PRO, CS6)
Monday, 19 August 2013
都立大学駅周辺 (I)
すぐ隣の学芸大学駅と同様、学校そのものが統合及び移転して無くなってしまっているのだが駅名の都立大学は残っている。同じ東横線沿線に多摩川園という遊園地が無くなったため、多摩川園前 → 多摩川とその指し示す意味が変わってしまった駅もあるのだが、都立大学は、他には代えようが無いのかそのままである(実際は駅名変更の賛否を問い、賛成票が過半数を占めたが、改変に必要な 2/3 を越えずそのままになっている)。学生の街の駅としての歴史は 1991 年まで。その後、大学は 2005 年に首都大学東京と改称、再編されたため都立大学という名称は、この駅名を除いて無くなってしまったのである。
筆者が勤め人をやっていた頃、その会社の代表取締役の自宅が都立大学駅近くにあった。当時秘書役を務めていた関係もあり幾度もその自宅を訪ねたからこの辺りは全く知らないわけでは無い。が、大学があった時代より少し寂れた感じがするのは自分の気持ちの問題だろうか?加えて、筆者も含めた住人が高齢化している。だが、これは日本の人口構成上、致し方ないところなのだろう。皆さん、ひっそりと暮らしておられるというのが正直な感想だ。本日のレンズは、ロシア製 L マウント・レンズとして一世を風靡した ORION-15 28mm/f6 である。このレンズ、使用感は心許ないが、絞り込めば良い描写をする。但し、開放 f6 というのは、なんとも使い辛い、、、実は、絞りリングはもっと明るいところ( f4 ?)まで回せるが、周辺とハロが酷く出るので、実用になるのは f6 から、、、といういかにもなレンズである。従って f6 で撮っても多角形のボケとなる。
(Leica M, ORION-15 28mm/f6, Capture One 7 PRO, CS6)
Sunday, 18 August 2013
赤坂セッション
一昨日(8/16 金曜日)は、赤坂セッションだった。回を重ねてもう十五回目になる。筆者にとっては引っ越して初めてのセッション会。家を出て、都立大学の駅に向かったが、余裕があったので「渋 34」のバスを待つことにした。都立大北口を北に折れ、八雲 4 丁目、東が丘、学芸大付属高校を抜け、世田谷公園脇から三宿を経て 246 を通って渋谷に至る。あまり渋滞していなかったから 30 分ほどで着いた。バスを降りると綺麗な青空が覗いているし、月も出ていた。Elmarit-M 21mm/f2.8 球面最終で、その空を撮る。銀座線に乗り、赤坂見附で居りて軽い夕食。その後更に時間を潰して、一ツ木通りにある先輩の店に入る頃にはもう暗くなっていた。人通りは多く、飲み屋さんも潤っている。赤坂不動尊の提灯が目に入ったので、撮影。この画像は、意図的にやや青味を強く処理した。そのままだと、提灯の赤が綺麗に出ないからだ。この日は暑かったが、少しだけ秋色を感じた日だった。
(leica M, Elmarit-M 21mm/f2.8 球面最終, Capture One 7 PRO, CS6)
Saturday, 17 August 2013
調布 Ginz
8 月 15 日は、S 山氏に誘われ同氏が関わっている早稲田大学のハイソ OB Band に混ぜて貰った。皆さんお上手で、未だリハビリ途上の筆者のレベルでは太刀打ち出来無かったが、それでも楽しい時間を過ごさせて頂いた。慶大ライトの一つ上の S 藤先輩も参加され、奇しくも学生時代の憧れのお二人と一緒になったのも嬉しかった。午後一時から六時過ぎまで延々五時間近く、しかし皆さんタフである。この後の飲み会も大いに盛り上がり、気づけば帰宅したのは深夜だった。この画像は、疲れ果てる前に撮ったもの。Elmarit-M 21mm/f2.8 球面最終だが、果たしてこれから「音」は聞こえてくるだろうか?そう言えば、Ginz のオーナーである O 川氏もハイソのメンバーだった。
(leica M, Elmarit-M 21mm/f2.8 球面最終, Capture One 7 PRO, CS6)
Friday, 16 August 2013
宮益坂 (ii)
宮益坂の続きである。L マウントの Summaron 35mm/f3.5 というレンズ、緻密かつ情報量が多く感じるというのは昨日の結論だが、更に古色が付くと言うのか、「キャピキャピ」した感じが一切しない。それは、発色もあるのだろうが寧ろコントラストの付き方にあるのではないか?ということだ。雑誌のカット写真のような画像を撮っても、ドラマチックに演出される気がする。それは、小型カメラとしてのギミックを持っている、つまり大判カメラで撮った写真とは違った効果が期待される、、、最近の LOMO で撮った写真が、他と違っている、、、、といったものと大差無いように思える。今でこそ小型カメラ (135 規格の)は、圧倒的に主流であり大勢を占めているが、当時は写真とは大型カメラで撮るものだった筈である、、、やや時代考証に難があるが、、、。いずれにしてもデジタル時代に生きる我々は、そのギミックを楽しめば良いのだ。やや古びた感じに写る小さな小さなレンズを眺めながらそんな事を考えてみた。
(Leica M, L Summaron 35mm/f3.5, Capture One 7 PRO, CS6)
Thursday, 15 August 2013
宮益坂 (i)
前回で、Leica M 使用雑記が 50 回を迎えたのでそろそろ終わりにして、通常のブログに戻すことにした。と言っても、使用雑記の延長線上であることに変わりは無いのだが。昨日は、仕事の打ち合わせで渋谷の宮益坂へ。連日の猛暑だったが少し暑さが緩み、湿度も低い感じで、歩道を歩いていても心地よかった。以前はご近所だった宮益坂が、今は目的地となったのが不思議な感じであった。さて、L-Summaron 35mm/f3.5 で、ろくな画像がなかったから、決意を新たにして撮影。今回は、絞り込んで (f8) 撮ってみた。感覚的な書き方だが、この小さな L マウント・レンズは、おそろしく緻密かつ情報量が多い描写をする。換言すれば、トーンの描出に優れているのだと思う。これまた感覚的だが、夏の湿度が表現されているようなぬめぬめとした描写だ。ふと、このレンズは、B & W で、映えるのではないかと思った。
(Leica M, L-Summaron 35mm/f3.5, Capture One 7 PRO, CS6)
Monday, 12 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (50)
引越し疲れで暫し休載。夕べ復活して、次は何のレンズで撮ろうか、、と思ったら、転がっていたのが L マウントの Summaron 35mm/f3.5 だった。ライカ社純正の L - M マウントアダプターだとコーディングの問題も何もないのに気づいた。しかし、ライカ社の商魂(?)恐るべしである(後発の互換品メーカーの製品だと、コード読み取り部分に何らかの対応をしないとイケない)。とっぷりと日は暮れ、都立大駅近くの居酒屋へ。暑いのと疲れで写欲は皆無だが、折角カメラを持ち出したのだからと半ば義務感に囚われて撮ったのが本日の画像。フレアーっぽいのは、レンズのせいではなく、ライカのカラーフィルターのガラスを UV ガラスに入れ替えたものを使っていたからかもしれないし、四隅のケラレ(本画像では確認不能だが、他の画像で確認)は、非純正のフードのせいかもしれない。Summaron 35mm/f3.5 用のフードは、もう少し浅いものだが、引越しでどこに仕舞ったか記憶が曖昧である。
(Leica M, L-Summaron 35mm/f3.5, Capture One 7 PRO, CS6)
Friday, 09 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (49)
昨晩は都立大を開拓(?)チェーン店を避け、都立大学駅周辺のオリジナルなお店を探す。立ち呑みの焼き鳥屋さんに気持ちが動くが、それは明日以降の楽しみにとっておくことにして、うろうろしていたら Stallion というアメリカ料理(!)の店を発見。ステーキが名物らしいが、敢えてそれを避け、Tex-Mex(テキサスーメキシコ)料理と言うのか、要するに米国南部のケイジャン料理やメキシコの豆主体の料理を食した。料理に無用な洗練が無いのが嬉しい。店主に聞けば、1995 年の創業で以前は焼き鳥屋さんだったらしい。しかしこの店、料理が変に日本人向けにアレンジされていないのが野趣があって気に入ったのだが、漬け物や枝豆等のつまみもあったりして、地元志向なのが面白かった。聞けば、アメリカーメキシコ料理のみでは、なかなか難しいとの事だった。
レンズは、昨日に引き続き Industar-50 50mm/f3.5 EVF で見た時にはフレアーっぽい感じだったが、実際の画像を見るとスッキリしている。加えて赤の発色が Zeiss のそれと同じだ。ソ連邦、恐るべしである。いずれの画像もほぼ開放で撮っている。
(Leica M, Industar-50 50mm/f3.5, Capture One 7 PRO, CS6)
Wednesday, 07 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (48)
日中の暑さを避け、夕方から食事がてら歩いて自由が丘に向かった。途中、合鍵を作るというので、鍵屋さんに寄り、中根の交差点から自由通りを歩くことほぼ 10 分で、記憶にある建物が、、、そう自由が丘デパートである。筆者の学生時代、自由が丘は都心とは違う華やかさを纏った街だった。学生も多かったが、今ほど開けておらず丁度原宿の黎明期を彷彿とさせる高感度な街だったと思う。独断だが、70 年代の若者の街の象徴が下北沢であったとするならば、自由が丘はその後に流行った街だった。
街は、良くも悪くも変わったが、この自由が丘デパートの佇まいは、店は変われども記憶の中のそれと大きくは違わない。戦後の闇市に端を発すると聞く。自由が丘駅は、1927 年の東横線開業時に九品仏駅として設置されたが、1929 年、大井町線の開通と共に九品仏駅が開業したため駅名を自由ヶ丘とした。後の 1965 年に住居表示が自由が丘になり、1966 年に駅名も自由が丘となり現在に至っている。そんな歴史よりも自由が丘は今を生きる若者の街。おやぢの戯言などどこ吹く風で、活気にあふれていた。そんな自由が丘の今を活写してくれたのは、Industar-50 50mm/f3.5、つまり旧ソ連製のレンズである。確か Zeiss Tesser の流れを汲むこのレンズ、使える!
(Leica M, Industar-50 50mm/f3.5, Capture One 7 PRO, CS6)
Tuesday, 06 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (47)
昨日一日で引っ越しを終え、めでたく(?)目黒区民となった。で、早速駅までの通りを散策。ショルダーバッグに詰めたレンズは数本のみ。レンズ交換も面倒臭かったので、同じく Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM である。引っ越し作業が終わったのが遅かったので周囲はもう真っ暗。筆者の歴史の中で、住宅街らしい住宅街に住むのはおそらく初めてかも知れないからそのひっそりとした佇まいは、驚きでもある。もう一つの画像は、都立大駅前の看板。都立大は、勤めていた時に、仕えていた社長の豪邸があり幾度となく通った覚えがあるから全く知らない土地ではない。聞くと近隣の学芸大や自由が丘に押されてやや停滞気味らしいが、住人にとっては程よい都内の感覚である。耳目を惹く土地柄もそれはそれで素晴らしいが、静かに暮らすには好適かもしれない。とは言え、越した家は借家だから、終の住処探しは端緒にについたばかりである。
(Leica M, Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM, Capture One 7 PRO, CS6)
Monday, 05 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (46)
引っ越しの準備段階。赤坂のトランクルームで預かって貰っている荷物を引き取りに行くところからスタートである。8 年前に荷物を預けた時にはそう感じなかったが、今回行ってみると街は見事にコリアン・タウン化していた。まぁ、元々東京のコリアン・タウンは赤坂が発祥で、後年、賃料の値上げ等の理由により新大久保に移っていったと聞いているから、ある意味復権(!)と言うのが正しいだろう。しかし、ハングル文字とカタカナが入り交じる看板の洪水である。日曜日の昼下がりだったから人影もまばらで閉まっている店も多かった。やはり、歓楽街というものは夜訪れなければ、、、おっと、筆者はトランクルームへ向かっていたのである。荷物を引き出し、自宅に戻って引越し作業を見守る。昨日中に殆どを終え、今日は搬入だ。
(Leica M, Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM, Capture One 7 PRO, CS6)
Sunday, 04 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (45)
引越しの荷造りも佳境に入って来たというのに、昨日はのんびり月一回の OB Band の練習。場所はいつもの赤坂の先輩の店である。荷物の中に殆ど全てのカメラ機材を詰めてしまったので、手持ちはこの Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM と他 2 ~ 3 本のみであった。さて、ぼんやりと晴れたような曇ったような天候の中、昼前に赤坂に入り CoCo 壱番屋さんでカレーを食べた。一ツ木通りの入り口のところにクレーン車が停車しているのを見て撮影。慣れ親しんだ Leica のレンズの描写と違う。Planar らしさと言えばそれまでだが、違和感にも似た感覚である。
一ツ木通りを更に 246 方向に上る。この中華料理店の描写も Leica レンズとはやはり違う。良し悪しではなく好み或いは慣れの問題だろうが、再現が違う。もっと言えば画像から受ける印象が、違うのである。クールと表現すれば良いのだろうか?モダンと呼べば良いのだろうか?そんな事を考えながら練習場所に向かった。
(Leica M, Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM, Capture One 7 PRO, CS6)
Saturday, 03 August 2013
Panasonic GX7
既報だが、Panasonic さんから DMC-GX1 の後継機である DMC-GX7 が、発表になった。勿論、Olympus さんの E-P5 の動向に合わせて「ヲヤヂ向けの!」新機種が出ると思ってはいたが、まさか SONY さんの NEX を横睨みの EVF しかも EPSON さんの最新型(276 万ドット相当)を内蔵して来るとは誰が想像できたであろうか?(とは言え、リーク画像でそうなる事は半ば周知の事実ではあったが。)AF の速度も向上し、対応 ISO 範囲も伸びている。特記すべきは、ボディ内での手ぶれ補正を搭載したことだ。デザインも「ヲヤヂ向け」で、DMC-GX1 をよりソリッドに磨き上げた(意味不明)感じで好感が持てる。遊びが全く無いと言えばそれまでだが、そもそもカメラ・デザインは内包する機能が全てだと思うし、余計な飾りは不必要と思う。筆者は実は Olympus E-P5 にグラリと来ていたのだが、外付け EVF がやや面倒臭く思っていた(Leica M の場合も嵩張るし、無くて済むなら無い方が良いと思っている)ので、DMC-GX7 の登場にはかなりグラついているのだが、やはり単焦点のレンズをもう少し増やしてくれないと、、、とかなんとか、買わないで済む理由を探している状態である。
Friday, 02 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (44)
8/5 に目黒区に引越しをするので、借りる家の鍵を受け取り、入居予定の家を見に行った。新しい場所での生活は期待と不安が相半ばするが、全く知らない土地柄でもないし、これまでも筆者にとって「変化」は悪いことではないから楽観している。その近くのスーパー・マーケットの看板。Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM は、ご覧の如くキレキレの描写、恐ろしい程の解像感である。
一旦、家に戻り、渋谷に出て新生活に必要なものを少しだけ購入。渋谷は相変わらず人の波。公園口とは違って東口側はやや年齢層が高め?それにしても人々のパワーが凄い。街がわんわんと鳴っているようだった。撮った画像のRAW 現像をしていて思ったのだが、このレンズは白がスンナリ決まる。一概にデジタル対応とは言い難いが、Leica のレンズよりも扱いやすい。筆者は結局 Leica を選んでしまったが、あの時 Carl Zeiss を選んでいれば、、、と思わないでは無かったが、そうしていれば Leica R との出会いも無かったのだから、そう思うとやはり Leica で良かった、、、胸中複雑である。
夕方になって渋谷の居酒屋で一杯。店は比較的空いていた、、、早い時間帯だったので、、、ビールを飲みながら目で作例用の被写体を探る。ラッパもカメラも三昧生活だが、元々、勤労タイプでは無いのだと改めて自覚した夜だった。
(Leica M, Carl Zeiss Planar 50mm/f2 ZM, Capture One 7 PRO, CS6)
Thursday, 01 August 2013
Leica M (Type 240) 使用雑記 (45)
二階建バスを撮影した後、踵を返して青山通りを渡り、腹も減ってきたので裏道に入って、キッチン・ジローさんで食事。和風ハンバーグとチキン南蛮の定食を頼んだが、以前ほどボリュームが無いように感じたのは気のせいか?で、食事が済んだ頃にはもう夕景になっていた。気温はまだ高かったが空気が澄んで雲がとても美しいのに気づいてそぞろ歩き。裏通りで一枚撮って、青山通りを歩きながら数枚。こんな美しい艶のある空を見たのはいつ以来だろう?印象に残る景色だった。この ZM Biogon 25mm/f2.8 の発色は素晴らしい。実際、Summicron-M 50mm/f2 球面最終を使った時よりも補正幅が読める感じだった。
(Leica M, Carl Zeiss ZM Biogon 25mm/f2.8, Capture One 7 PRO, CS6)
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