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Wednesday, 31 December 2014

逗子

_1000357葉山町民にとって、逗子(市)の存在は大きく、元々は三浦郡のお隣さんであった三浦市よりも逗子との結び付きが強い。買い物に関しては、ややゴミゴミした逗子ではなく、葉山町から南下して三浦市内の大規模商業施設やいっその事、横須賀まで出た方が便利だったりするが、車での移動を前提としており、電車の場合には JR 逗子駅や、京急新逗子駅を使うことが必須となる。画像は、(逗子)銀座通り商店街入り口の交差点、画像の左方向(東方向)に進めば、逗子駅のロータリーに至る。狭い道だが、バスも通るのでごった返していることが多い。それにしても東京近郊とは少し違った眺め、、、これは、勝手な思い入れだが、、、西日本の文化圏と見紛うような光景である。
_1000359海に近いせいか、良く言えばおおらか、悪く言えば大雑把、、、飲食店に入っても東京のスノッブ(!)な、対応と違い、人の好さが表に出るような対応である。が、物価は比較的高く、ガソリンやスーパーでも一部の冷凍食品が高かったりする。筆者にとっては、逗子に限らず、画像の題材が転がっているのが嬉しい。カメラを構えていても誰にも咎められず、自然に撮れるのが喜ばしい。
_1000375家人が、入ってみたいというので入った SUZUKIYA さん、地元のスーパーだ。京急系のスーパーや比較的大手のスーパーも近郊にあるのだが、価格はリーズナブルで、高く無いという。曰く、世田谷、目黒にある「オオゼキ」クラスの価格設定だそうだ。調べてみると逗子発祥の元々は種類を扱う店だったのが、1957 年にスーパーマーケットに業態転換し、地元を中心に神奈川県内に広がっているナント 100 年以上の歴史のあるスーパーだった。この辺り、なかなかディープで、面白いところだという印象である。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Monday, 29 December 2014

金沢文庫

_1000367_1000368夕べは、金沢文庫でセッション会。新逗子駅から京急線で4つ目の駅で、乗れば着いてしまうと感じるほど短い距離だ。筆者の記憶が間違っていなければ、四十数年ほど昔、親戚が金沢文庫に住んでいた。当時は、駅前は開けて、横浜の新興住宅地として開発途上だったと記憶している。で、その親戚は「マロニエ通り」と呼ばれる通りに住んでいたのだが、実は植えられている木がマロニエではなく、ハナミズキだったというオチが付いていた。駅舎の看板は、今よりも大きく新たに開かれた場所という勢いを背負っていたような気がする。東口を出ると、小さなロータリーがあり、タクシーが数台客待ちで止まっていた。その脇を抜けて、すずらん通りに入る。見慣れた名前のチェーン店や小さな酒場が軒を連ねている。都内の一部の住宅地周辺の商店街より活気があるのは、年の瀬のせいだけでは無さそうだ。
_1000370そのすずらん通りの中ほどにあるアミーゴ青果店の2階が、夕べの会場のブルームーンだった。実際に演奏を楽しむ方々以外に、聞きに来る方々も居て、緊張してしまった。やはり、もっと精進して上手くなりたいと、、、2014 年のほぼ終わり近くに決意したのだったが、帰りのことを考えるとあまり長居は出来ず、10時頃には店を出て、帰宅の途に着いた、、、。しかし、人間、、、変わるものである。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Saturday, 27 December 2014

Water Colors

_1000331銀塩時代によく撮っていたような絵柄。現在の自分の部屋の窓から見える隣家とその上方に広がる青空を擦りガラス越しに見たものである。筆者の場合、歳を取ってからより具象的な撮り方になったような気がする。抽象が嫌なのではないが、デジタルでの撮影というものが想像力を失わせてしまうくらい何らかの圧力を伴うのかどうかは分からないが、デジタルの即時性というキーワードが、そこに何らかのゆったりとした思考を停止させてしまうかの如き作用があるのかもしれない。と、これは筆者の勝手な解釈であり、単に想像力や夢が無くなっただけなのかもしれない。
_1000355食事に出掛けた逗子海岸での一コマ。右側から突き出た半島の向こう側に雄大な富士山と江ノ島が見えるのだが、逗子海岸の西端である撮影場所からは見えなかった。静かな景色。この辺りは、冬でも比較的温暖な気候で、晴れれば室内では上着が不要となる。日差しが東京のそれとは 2 段階くらい違う。何が 2 段階なのかは、分からないが、、、そういう感じだ。従って人も文物も風景もキラキラと輝く印象である。東京の空は数十年前と比べれば随分と綺麗になったが、それでも平日はそれだけ汚れているのだろうか?
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Suilkypix, PS CC)

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Friday, 26 December 2014

クリスマス・イヴ

_1000347イヴの日に投函しなければならない郵便物があったので、ポスト或いはポストのあるコンビニを探したのだが、そもそもコンビニが近くにない事が判明。何となく分かってはいたが、事実であった。ポストを探して向原の交差点まで歩く。発見したポストは画像の通り、昔懐かしい形をしていた。後から検索すると葉山小学校前と葉山町役場にポストがあることが分かって一安心。
_1000348食事をしようということになり、以前から気になっていた海人市場(あまといちば)」という居酒屋さんへ、イヴの日だったので、念の為予約していったのだが、電話口に出られたお店の方(後に店主の奥様と判明)が、ウチは空いてますよ、、、と仰っていた通り大丈夫だった。刺し身の盛り合わせ、タコ唐揚げ、なまこ酢、骨せんべい、鯵フライ等々をたらふく食べた。日本海側の魚の方がどーのこーのというのは、一旦置いておいて、新鮮な魚介を堪能。
_1000349_1000352店の中はこんな感じ。綺麗な白髪の店主とその奥様で切り盛りされており、ご主人は元々、東京の港区から移られたとの事で、話が弾む。最後は、愛犬のブルドッグまで登場して大いに盛り上がってしまった。帰る段になって、夜更けに酔っ払って坂道を登るのはどうかという事になり、タクシーを呼んでもらって帰宅。葉山的(?)生活の始まり始まりである。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Thursday, 25 December 2014

夕景(葉山)

_1000339今日は、クリスマスだ。季節感があるというのか、何かが大きく変わったか崩れたか、、、もうど〜でも良いみたいな感覚。ともかく、12/23 の夕景。こういう景色を撮るのは、旅行先か或いは出張先の海外リゾートと思っていたが、居住している場所で撮ることになるとは、、、嬉しいが、何だか変な感覚に捕われてしまう。芭蕉が、月日は百代の過客と言い、行き交う年もまた旅人なりと喝破したのは、この事だったのかと、、、(意味不明)。今はただ、滂沱と流れ来る自然の波動を受け止めようかと思っている。有難いことである。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Wednesday, 24 December 2014

銀座

_1000320_100032212/22(月)は、仮住まいとして借りていた家の鍵の返却と新御徒町でのバンド練習の為、旅行気分で上京(!)。逗子駅から横須賀線に乗り、武蔵小杉で乗り換えのはずが、思いっきり乗り過ごしてしまった。もの凄く遠くへ引っ越した意識だったので、まだまだ着かないだろうと iPhone の音楽に聞き入っていたのだが、「あれ?多摩川、越えちゃった!」と思うともう西大井。直ぐに反対方面行きの電車に乗り換えて、武蔵小杉下車。直ぐに東横線、、、とても連絡しているとは言えないほど長い連絡通路を通って東横線に乗り、自由が丘下車。徒歩では約束の時刻に間に合いそうにないので、タクシー。鍵引き渡し後、徒歩で都立大に出て最後の万豚記で昼食。バンドの練習が始まる夜まで時間が有ったので、銀座に出て Jazz Country さんにお邪魔しようとしたら、、、あら休み(月曜日は定休だったか?)いや、誰かがビルの取り壊しで、、、とか言ってかなぁ?ともう忘却の彼方。さて困った。
_1000325_1000327勤め人として最初に勤務したのが数寄屋橋だったから、少し散策。元の東芝ビルの再開発も佳境である。だが、その裏手にあった鳳鳴春という中華屋さんは、無くなっている雰囲気。勿論、かつてあった月光荘も消え、イタリアンを提供する店としては草分けの Giro さんももう無い。ナイナイ尽くし。まぁ、筆者とていずれは消え去るのだから、それで良いのだ。で、泰明小学校近くのドトールさんに入って、少しだけ時間を潰したが、意を決して銀座線に乗り、上野広小路で乗り換えて新御徒町へ。特に新御徒町で時間が潰せるとは思えなかったが、またドトールさんに入り、蕎麦の与之介さんはは、時間が早すぎて入れず、ジョナサンで、ツナサラダとエビグラタンを食べ、、、更に、スタジオの横の外階段に座って時間を潰したのだった。
_1000328バンドの練習が終わり、忘年会の誘いを事前に断り、、、逗子まで初めての夜の帰宅なので、キッチリ帰らなくてはならないから、、、20:40 位に大江戸線に乗り、本郷三丁目で丸ノ内線に乗り換え、東京駅で横須賀線に乗り換えるという、お初にしては大胆な(!?)ルート選びで、帰宅にチャレンジ。大袈裟だが、これまで徒歩或いは最悪でもタクシーに乗ればそこそこの料金で帰れるところで暮らしていた筆者としてはもうチャレンジなのである。しかもその晩は、東海道線で人身事故があり、その乗客がどばぁ〜っと横須賀線に来ていたから、横浜辺りまで超満員。東戸塚で少し空いて、大船でまた混んで、逗子着。で、人っ子一人居ないかと思ったら、逗子駅はごった返していて、表参道並みの混雑、、、と、これは駅の話。バスが良く分からないので、タクシーに乗り 1,630 円支払っての帰宅だった。新御徒町からの所要時間は約 1.5 時間。調べてみると郷里の佐賀 - 長崎間を特急かもめに乗った所要時間が 1 時間 20 分程度だから、旅行気分になるのも頷けるのだった(勿論、実際の距離は違う)。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Tuesday, 23 December 2014

引っ越し

_100028312/19 に、引越し荷物の搬出を行った。お願いしたのは 0123 で、お馴染みのアート引越センターさん。12 月は、新居への移転を急ぐといった需要があるのでそれなりに忙しいそうだ。荷物の搬出を終えてガランとした仮住まいで、まめ吉が「何事?」とウロウロしている。結局、2013 年の 8 月 5 日から 2014 年 12 月 20 日までの仮住まい生活だったが、毎度のことながら有為転変の人生に苦笑である。
_100029712 月 20 日は、生憎の小雨模様だったが、引っ越しは当然進行。現地につくと、外構の工事が間に合わず、ぬかるんだ部分がさながら戦場の様相を呈していた。しかも、引越作業の人員が 3 名とやや少ない。その 3 名の作業員の方々の涙ぐましい努力で、昼過ぎの搬入開始から 10 時間余りで完了した。勿論、それなりの広さの家だが、もう段ボール箱だらけの状態と相成った。家の内部も、打ち合わせをしながら更に煮詰めて補修、改修を行うので、大きな大きなプラモデルを作るような、、、。それはそれで面白い。
_1000316翌 21 日は無事晴れて、引っ越し後初日の様子は、この画像の通り。右の富士山から伊豆半島の伊東市辺りが見えているのだと思う。これにて、引っ越し編は完了である、、、が、この大量の段ボールに囲まれた生活にはそろそろ区切りを付けなければと思い思いしている。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Capture One 8 PRO, PS CC)

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Thursday, 18 December 2014

引っ越し準備

_1000256引越し準備に追われている。仮住まいで移転前提だったから梱包はあまり開けていなかったが、それでも荷物は溜まるものだ。1 年チョットだったが、近隣の方々への挨拶を済ませると、少しだけ感慨が、、、。また戻ってきたりするのであろうか ?願わくは、エキサイティングな方向だと良いなと思う。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix & Capture One 8 PRO, PS CC)

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Monday, 15 December 2014

自由が丘

_1000247_100024912/11 の事、自由が丘にある LABI ヤマダ電機で、家電を買うというので向かった。店は直ぐに見つかったが、その直ぐ手前にあったのが「とよ田」さんである。以前、S 間君に連れて行ってもらって大層気に入った店である。メニューは突き出しのオニオンスライスに始まり、選べるのは砂肝、鶏もも、鶏手羽のいずれも素揚げ、漬物(古漬け、浅漬け)、焼きおにぎり、おにぎり茶漬け、、、これだけしか無いという鶏専門店である。開店時間より早かったので、早速電話して予約、、、というのも開店時刻から 30 分もするとほぼ満員になってしまうからである。無事に食事を終え、自由通りを自宅の方に向かうと、知り合いが最近オープンしたワインの店 Zucca Wine Bar があって、そこでも少し飲んだ。
_1000250その店も出て、歩いて自宅に向かうと美容室の価格表がキラキラと、、、もうそんなシーズンなんだと改めて思った次第。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Sunday, 14 December 2014

京都 (xiv) - Leica M

L1000446L1000448龍安寺の方丈入り口の風景。朝 8:30 頃である。シャッター・スピードは遅く、人物がブレているが京都らしい風景だと思う。こういうところに目が行くのが雨の日の撮影の良さである。更に、方丈石庭。この庭は何度訪れても飽きることがない。気持ちいや心にダイレクトに響く素晴らしい場所である。今風にパワースポットと呼ぶのは憚りたい。
L1000453L1000461人が、写り込まないと風景は研ぎ澄まされた精神と同義になる。筆者は俗物だから人が映り込む方が自然だと思うのだが、この日はこういう景色が撮れてしまった。そんな感じの光景である。
L1000457L1000466ドイツのカメラに血道を上げて幾星霜。しかも一眼レフにまで手を出してしまい、奈落へ、、、わはは。我が写真人生に悔いなし。ということで、京都編は大団円である。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 8 PRO, PS CC)

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Saturday, 13 December 2014

京都 (xiii) - Leica M

L1000431さて、Leica M による京都編である(しかし、引っ張る)。龍安寺に向かう際、tamura さんに教えていただいた方法で 59 系統のバスを使うと龍安寺の目の前に停まる、、、と、どこからこのバスに乗ったのか失念。烏丸線で、今出川まで上った、、、と思うが、、あらら。まあ、気分が盛り上がって遠足の様だったのであろう。
L1000432L1000433L1000439龍安寺での Leica M での作例。やはり緻密さで DMC-GM5 を上回ると思うが、決定的な差かというと個人的には、そうは思えない。色再現は地味で、所謂ライカ・レンズの描写である。静謐さとクリアーさ、、、ヌケの良さがあると思う。
L1000444中間調の再現も見事で、質感もよく捉えている。但し、ISO の制約もあるし、DMC-GM5 と比べれば、重さもずっしり、、、一眼レフに大口径レンズを旨としていた筆者とは思えない言動であるが、機材は軽量に限るとは最近本当にそう思う。
(Leica M, Elmarit-M 28mm/f2.8 ASPH., Capture One 8 PRO, PS CC)

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Friday, 12 December 2014

京都 (xii)

_1000212_1000214撮影を終え、皆さんと一旦別れて宿に戻り一服して京都に残った方々と食事に行く。もう日は暮れなずみ、楽しかった撮影行も終盤である。一泊した翌日、少し撮影をとも思ったが、今回は家の引っ越し等の懸案事項があり、翌日は真っ直ぐ帰ることにした。
_1000215_1000218宿泊していたところがイオン・モールの近くだったので、宿に戻る際にクリスマスの飾りを撮影。しかし、あれだけの紅葉を見た目には、人工的な LED の光が虚しい。翌朝、土産物を買い、ひかり号に乗って帰る。富士山も見えて、良いオフだったなぁと独り言ち。
明日は、少しだけだが Leica M の結果を、、、。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Thursday, 11 December 2014

京都 (xi)

_1000189_1000191北野天満宮に入る。参道には紅葉の見物客をあてにした露天商のテントが出ていたが、流石に平日かつ午前中だったので開いていなかった。雨がぱらついていたが、いくばくかの拝観料を払って、本殿西側に広がるもみじ苑に入る。
_1000194_1000199もみじ苑は、それなりに早い時間帯にも関わらず、紅葉の見物客でごった返していたが、雨が降り続いていたので皆さん足早に苑内を回っておられたようで、暫くするとめっきり撮りやすくなった。散り紅葉が境内を流れる天神川の両岸に堆積し、圧倒的な景観を創り出していた。コンクリートの養生中に野良猫が歩いたのだろうか、足跡が残っていた。そう言えば筆者の今は無き実家にも同じような足跡が沢山残っていたなぁ、、、。
_1000203_1000205歩を進めて、遊歩道の北端まで向い、東(右)側を見ると、屋根にこれまたすさまじい量の銀杏の落ち葉が積もっていた。この日は、丁度豊臣秀吉の時代の北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)から続く献茶祭の当日 (12/01) だったので、今年の輪番にあたる裏千家の家元他がいらっしゃっていたと tamura さんが、教えて下さった。(注、4家元2宗匠(薮内家・表千家・裏千家・武者小路千家・堀内家・久田家)が輪番で奉仕、神前にて献茶式を行う。)
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Wednesday, 10 December 2014

京都 (x)

_1000184_1京福電気鉄道北野線の終点である北野白梅町で、電車を降りる。と言っても龍安寺 - 等持院 - 北野白梅町だからすぐである。駅舎は風情のある、、、東京の都電の駅と似ている、、、筆者にとっては「ほっ!」とする様な駅である。この画像のみ、Silkypix の RAW 現像では明るさが足りなかったので、Silkypix では、全く手を加えずに RAW → tif への変換のみ行い、そのファイルを Capture One 8 PRO で、仕上げた。さて、tamura さんに促されて、駅からもほど近い北野天満宮近くの名物を、、、それがこの澤屋さんのあわ餅。
_1000186_1000187おそらく家族経営であろうが、大変な繁盛店である。が、大手のようにどんどん支店を作ったり、駅の売店で売る事もなくこの店だけで淡々と商売を続けておられる。皆さんおっしゃるには、あわ餅は時間とともに固くなってしまうとのことだが、家族経営以上に手を広げないのは一つの見識だと思う。
_1000188ほっこりしたところで、会計を済ませ、これから目的地北野天満宮へと向かう。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Tuesday, 09 December 2014

京都 (ix)

_1000177暫し路上撮影である。京都にも街々に大きさの差はあれ商店街がある。そしてそれらの商店街、栄枯盛衰はあるのだろうがそれなりにやって行けているように見える。詳しい内情は分からないが、少なくとも地方のシャッター商店街や東京のような一極集中による周辺商店街の衰退といった状況には陥っていないように見える(本当のトコロは分からないが)。それぞれの商店街が分をわきまえ、周辺の住民の利便に徹しているのが栄えすぎずかと言って滅びない、、、そういう奥義のような気がしないではない。
_1000178_1000179歩を進め、龍安寺駅に向かう。雨は止まなかったが気にならないレベルになっていた。こうやって知らない場所をカメラを持ってのんびりと歩くのはとても楽しい。眼に入るものは全て撮ろうとさえ思ってみるが、まあそこまで撮らなくてもと撮影の満腹中枢が働く。
_1000180_1000183駅に到着、電車に乗って北野白梅町へ、、、撮影はもう少しだけ続く。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Monday, 08 December 2014

京都 (viii)

_1000172龍安寺を後にして、これから北野天満宮に向かう。龍安寺参道商店街を抜け龍安寺駅から北野白梅町まで電車に乗るのだが、この商店街に至る前にもところどころに路上撮影ポイントがあった。筆者の自宅周辺でもポツリポツリと見掛けるが、この時期の南天は、圧倒的に京都から西の風物である。以前にも書いた通り、難転に通じ、災いを転じる意から縁起の良い植物として多くの家々に植えられているのだ。
_1000174_1000176寒椿が綺麗に咲いていたりしてなかなか真っ直ぐには歩けないのだが、あまり他人様の家の軒先をじろじろ見るのも憚られるので、適当なところで切り上げると、商店街の入口であった。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-4.5 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Sunday, 07 December 2014

京都 (vii)

_1000159_1000163_1000169風景撮影で「もしも」の話をしても仕様がないが、「もしも」撮影日に晴れていれば、キレイキレイな紅葉をこれまたキレイキレイな青空をバックに撮ればもうそれ以上の画像はないだろうから、ある意味それでオシマイである。が、雨降りでは、雨降りなりの「不利」を何とかカバーしようと努力するから細かいところに目が行くし、より注意深く対象を探したり、観察したりするのだろう、、、怪我の功名とでも言うべきだろうか?
_1000167龍安寺だけで随分と引っ張ってきてしまったが、それくらい、雨の龍安寺は魅力的な被写体であった。筆者なりに思うには、天候の悪い日はより積極的に外に出て撮ってみる必要があるのかもしれない。少なくとも非日常の画像が撮れる可能性が高いということは言えそうだ。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Saturday, 06 December 2014

京都 (vi)

_1000152_1000155_1000156龍安寺での「濡れた」画像の列挙である。散り落ち葉或いは散り紅葉は、紅葉時期の最終段階として「残り物に福」の典型であるが、それに若干のお湿りがあると、それらの落ち葉があたかも再びの命を貰えたかの様に復活するのである。土の上に落ちた葉は、そのままでも土に還るが、砂利の上に落ちたものは早々に人の手によって片付けられてしまう。その前にさっさと撮るのがなかなかに難しい。まだまだ続く、、、。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Friday, 05 December 2014

京都 (v)

_1000132龍安寺で折からの雨、折角だから色々な撮り方を試してみようと思い、シャッター速度をブレるギリギリまで遅くして撮ってみた。雨粒が筋となって面白い効果を出しているが、やはり本格的にやるには三脚が必要だろう。この水戸光圀が寄進したと伝えられている石造手水鉢(つくばい)、本物は非公開の茶室にあるらしく、本品はレプリカである。中央の□部分を含めて読めば、吾唯足知(われただたるをしる) つまり知足を表している。
_1000141この横位置の画像は、方丈の玄関の三和土である。たまたま紅葉が落ちていたので撮ってみた。素晴らしい庭や国宝のなんとやらを撮るのに疲れた際には、こういうフツーの光景を撮るのが好きである。実際、京都は観光名所以外にちょっとしたスナップに向いた場所である。東京、その他の都市では見られなくなった懐かしい景色が多く残っているからだ。
_1000143_1000146_1000148晴れていれば、スイスイと撮ってオシマイにしたであろう景色が、雨に濡れた情景となると面白いようにシャッターを切ることになった。枚数過多ではあるが、ご勘弁頂いて、もう暫く京都の紅葉まみれが続く。しかし、小型軽量のボディと同じく小型軽量のレンズの組み合わせでの撮影はストレスがなく、快適だった。画質云々以前に、撮る際の心理的バリアーの無さが重要と強く感じた次第。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Thursday, 04 December 2014

葉山

_1000221_1000235足場が取れたと聞いたので、急遽葉山へ。横方向のルーバーが冬の日差しで明るく輝いていた。風が強く、2 階のバルコニーに出ると遠くにくっきりと海が見えた。画像では分かりにくいが正面の松の木の枝の間から冠雪した富士山も見える。暫くしたら引っ越しである。新たな場所で、何がどうなるのか分からないが、楽しみではある。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Wednesday, 03 December 2014

京都 (iv)

_1000118龍安寺の紅葉。美しいが、初々しい感じではない。それもそのはず、もう紅葉の終わりである。加えて、色合いがやや饒舌すぎるきらいがあり、和風というよりこってりと厚塗りした西洋絵画の様な発色である。この辺りの Panasonic さんの絵作りは、もしかするとライカ社との協業の影響があるのかもしれない。今回、少し暗いところでも f7.1なる絞り値で撮ることが出来たのだが、その際は自動的に ISO3200 という設定になっており、流石に粒子の荒れ(ノイズ)が、目立つ描写となっている。
_1000120_1000129この 2 枚の画像は、画質がどうのこうのという前によく撮れているという言い方が合う 2 枚である。左の画像は、岩の色合いがややマゼンタにシフトしている感もあるが、落ち葉の色合いと苔の色は綺麗に出ている。やや固めの描写にしてみたが、軟調に仕上げた方が細部の再現はより良くなる。少しずつ Silkypix に慣れてきてはいるのだが、、、。右の画像は、一番乗りで撮った石庭。掲示の予定はないが、全く誰もいない(筆者は居たが)石庭には、何かが棲んでいるような凄みがあった。画面右側に光量落ちがあるが、作画としては問題にならない。画像では見えないが、ずっと小雨が降り続いていた。そう言えば、京都の雨はしとしとと降る。そう、東京でも昔は降っていたしとしと雨だった、、、やはり異常気象なのだろうか?思うに、緑の減少、アスファルト舗装の多さ、それと人口、建物の極端な集中によるものではないかと思う。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Tuesday, 02 December 2014

京都 (iii)

_1000107コメントを忘れていたが、今回撮影したのは龍安寺と北野天満宮及びその周辺である。おそらく先週辺りが紅葉のピークだったのだろう、綺麗に見える紅葉のかなりの部分はちりちりと縮れてしまっていたり、赤がもう褐色になっていたのだが、雨によって一時的に復活。ヒアルロン酸を注入したお肌、、、というと語弊があるがそんな感じだった。G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH. というどちらかと言えば小型・軽量に重きをおいた感のあるレンズだが、コントラストが高く悪くないと思う。この画像は、ピント位置が最遠景に来ていないのと、この nifty のブログの画像の仕様(実際にアップロードした画像が縦横比で 2 倍に拡大されてしまう)によって、潰れてしまったように見えるのが残念である。
_1000111という事で、名誉挽回がこの画像。静謐な感じに見えるようにやや狙って撮ったが、細密画的な趣きよりも寧ろ絵画的なニュアンスのレンズなのだろうと思う。黒の締りがよく、グレーの描写も秀逸だ。この色づくりは、ライカのデジタルよりも好みである。いずれ Leica M による作例を掲示すると思うが、個人的感想では、シチュエーションによって Leica M を代替する事が可能なシステムという印象だ。描写の質や忠実度という部分ではなく、画像を撮り、残すという観点では充分に代替可能と思う。偏った表現だが、描写の厚みが出ればより良くなるだろう。
_1000115_1000116左の画像は、手前の枝葉にピントを合わせ、背景をボカしている。右の画像は、背景の階段のみを別撮りしたもの。キレるような描写では無いが、破綻はしていない。色再現も良い。こういう絵が、手のひらに乗る様な小型機から出て来てしまうのは驚きである。まぁ、iPhone 6+ の内蔵カメラも場合によってはびっくりするような写りをするのだから、いちいち驚くほうがアナクロなのだろう。
(DMC-GM5, G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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Monday, 01 December 2014

京都 (ii)

_1000102さて、秋の京都での撮影は無事終了したが、今回は初の試みとしてコンピューターを宿に持ち込んでいるので、撮影した同日に RAW 現像と後処理が完成してしまうという昨今の世の中のような目まぐるしさである。が、しかし京都という街のテンポは東京のそれとは明らかに違い、筆者の年齢になると京都テンポの方が有り難かったりする。今回、色々歩いてみて痛切に感じたのは、年齢というよりもかなり太ってしまった(!)と言うことである。来るべき葉山暮らしを謳歌するために、ここで唐突にダイエット宣言である。さて、これから暫くは、GMC-GM5 と 2 本のそれぞれ標準域と望遠域をカバーするレンズによる作例が続く。本日の三枚は、G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH. によるものだ。初めに断っておくが、このブログは機材の検証をするサイトではなく、いかに写真を楽しむかのブログであるから多少の偏向は止むを得ないと思っているが、このレンズと DMC-GM5 の組み合わせは、その小型・軽量の佇まい以上に完全にメインカメラとして「使える」というのが、正直な感想である。
_1000104_1000106必要十分という言葉の本当の意味が分かるような描写である。仔細に見れば、アラはあるのだが、手持ちかつ高 ISO 及び手ぶれ補正による助けを借りながら雨降りの暗い中をこのように軽快に撮影できるは本当に有難い。以後続くが、今回も c. tamura 氏には本当にお世話になった。先にお礼を申し上げておく。
(DMC-GM5, G Vario 35-70mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

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