« 京都 (iii) | Main | 葉山 »

Wednesday, 03 December 2014

京都 (iv)

_1000118龍安寺の紅葉。美しいが、初々しい感じではない。それもそのはず、もう紅葉の終わりである。加えて、色合いがやや饒舌すぎるきらいがあり、和風というよりこってりと厚塗りした西洋絵画の様な発色である。この辺りの Panasonic さんの絵作りは、もしかするとライカ社との協業の影響があるのかもしれない。今回、少し暗いところでも f7.1なる絞り値で撮ることが出来たのだが、その際は自動的に ISO3200 という設定になっており、流石に粒子の荒れ(ノイズ)が、目立つ描写となっている。
_1000120_1000129この 2 枚の画像は、画質がどうのこうのという前によく撮れているという言い方が合う 2 枚である。左の画像は、岩の色合いがややマゼンタにシフトしている感もあるが、落ち葉の色合いと苔の色は綺麗に出ている。やや固めの描写にしてみたが、軟調に仕上げた方が細部の再現はより良くなる。少しずつ Silkypix に慣れてきてはいるのだが、、、。右の画像は、一番乗りで撮った石庭。掲示の予定はないが、全く誰もいない(筆者は居たが)石庭には、何かが棲んでいるような凄みがあった。画面右側に光量落ちがあるが、作画としては問題にならない。画像では見えないが、ずっと小雨が降り続いていた。そう言えば、京都の雨はしとしとと降る。そう、東京でも昔は降っていたしとしと雨だった、、、やはり異常気象なのだろうか?思うに、緑の減少、アスファルト舗装の多さ、それと人口、建物の極端な集中によるものではないかと思う。
(DMC-GM5, G Vario 12-32mm/f3.5-5.6 ASPH., G Vario 35-100mm/f4-5.6 ASPH., Silkypix, PS CC)

|

« 京都 (iii) | Main | 葉山 »

Comments

う~ん、やはり黄色い葉が多いですね。
京都も温暖化の影響あるのかな。

Posted by: ム | Wednesday, 03 December 2014 at 06:35

ムさん、

温暖化だと赤い紅葉が減るのですか?

Posted by: 野本 巖 | Wednesday, 03 December 2014 at 08:53

葉緑素がまず、カロチノイドで黄色になって、更に気温が下がってアントシアニンで赤色に、、、ということは、この「更に」気温が下がるプロセスが完了していない、、、と言うことなのかもですね。つまり、気温が下がっていない、、、と。或いは、気温が下がりきる前に、葉が持たなくなっているとか?

Posted by: 野本 巖 | Wednesday, 03 December 2014 at 08:58

野本さん、とても美しい画像を拝見させて頂いております。いつもありがとうございます。

画像の解像度が高く、とても鮮明ですね。葉の茂りや張りの良さが見られますので、どうやら弱っている様子ではない模様...カロチノイドは春から夏にかけて生成され、葉緑素と共に併存できるそうですが、緑色と黄色の色素競合では緑色が強いため、黄色は視認出来ず、秋になって葉緑素の分解が始まると可視化するそうです。細胞の損傷を防ぐ抗酸化作用のあるカロチノイドが春から夏にかけて生成されるのは、紫外線に対する自己防衛の現象であろうと考えると、今年の夏の猛暑を見れば、かなりの量のカロチノイドの生成があったのではないかと...。

一方、アントシアニンの生成は、カロチノイドの生成時期とは重ならず秋以降だそうで、ブドウ糖や蔗糖、紫外線の影響が関与しているとのこと...恐らく、気温低下による熱エネルギー摂取の必要のため、秋になると多くの糖類を生成しなければならないものなのでしょうけれど、すでに紫外線への防衛装備に包まれた一葉一葉の細胞壁がアントシアニンの生成に必要な紫外線を阻害していたと考えると、赤色系色素の誘導化合が為し得られなかったのではないかと...?

端的に言うと、夏までのカロチノイドの過剰生成が秋のアントシアニンの生成を阻害していたという事であれば、その原因は今夏の猛暑という事になり、やはり、温暖化の影響が濃厚...?この後、鮮赤色の紅葉群を見られる景色が減って行くのではないかと思うと憂いをも感じますね...

Posted by: ハッシー | Wednesday, 03 December 2014 at 12:10

ハッシーさん、
素晴らしい学術的考察、痛み入ります。
やはり紅葉ですから紅くないと、、、黄色が多いとどうしても西洋風に感じてしまいます。

Posted by: 野本 巖 | Wednesday, 03 December 2014 at 16:49

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 京都 (iii) | Main | 葉山 »