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Sunday, 25 December 2016

北青山 (ii)

_1020601_1020603美容院に行く前に時間がかなりあったので、外苑前の絵画館の並木辺りから伊藤忠商事横の CI プラザ(相変わらず閑散としていたが)、東京オリンピックの為の国立競技場新設に伴う開発工事(!?)とか思い立って、246 から一本入った裏通り(青山児童館の裏辺り)を散策。確かこのあたりのアパートは先の東京オリンピックの際に整備されたのだったから今回また取り壊し移転するとすれば、2 度目になる。昭和 39 年 (1964 年)の頃に若々しかったであろう世代も五十年を越えればもう老境だろう。少し年上の知り合いも当時千駄ヶ谷あたりに住んでいたが、オリンピックの際に転居させられて、杉並に移ったのだと聞いたことがあるし、相前後して建設された環状八号線敷設の影響で、田畑が分断された世田谷の砧辺りのお百姓さんの A 井さんも「お上のためだと思って泣く泣く土地を差し出した!」と仰っていた。
_1020605上の画像のアパートは壊されないようだが、こちらは既に周囲を工事用の擁壁で囲ってあった。時代の先端の青山通りの一本裏では半世紀以上前の「時代」がまさに取り壊されようとしている。反対賛成の意識よりも寧ろ「時の流れ」を感じてしまう。カタチあるものいずれは、、、の心境になる。そして国民の殆どが明日への希望とともに眩しく体験した東京オリンピックからエンブレムの差し替え、競技場デザインのやり直し、大きく膨らんでしまった費用負担の行方、国威高揚などというアナクロな言葉も聞かれぬコマーシャリズムに踊らされた感のある 2020 年のオリンピックに我々は何を見るのだろうか?筆者は、寧ろオリンピック賛成派なのだが、それには開催側の国や国民がこの世紀のイベントをどれほどポジティヴに推し進めていくかという意味において疲れた感のある日本や日本人の再生が必要と思ったからであるが、終わりのない体たらく感、、、何をか言わんやである。
_1020604_1020607_1020610青山児童館の横から 246 に戻るとタイムスリップして現代に戻ってきたような感覚になる。美容院の約束の時間まではまだあったが、あまり難しいことを考えないようにしているのに、思わず色々駆け巡って疲れてしまったから早めに美容院へ。アタマがスッキリした後は、南青山からまたぞろ古巣のバーへ、、、至福の時である。やはり南青山はイイ!
(DMC-GM5, G 14mm/f2.5 ASPH., Capture One 10 PRO, PS CC)

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Comments

おお、しばらく行かぬうちにそんなことに.都営青山北町アパートですよね.真ん中の道を入って行った先に今は銀座に店がある方のレストランが1983年ごろからあって、よく通りました.また、246から入ってすぐ左、カメラ店の隣の地下にプラッサ11というサンババーがあり、ポルトガル出身の米人と行ったりしました^^;;

Posted by: Toru | Sunday, 25 December 2016 at 01:22

Toru さん、コメント有難うございます。

正確には、取り壊して終わりではなくて、再開発、、、20 階建ての新アパートと、商業施設等の建設という事みたいですが、あの辺りのワイルド感は 70 年代半ばでも空き地が多かった青山一丁目の未開拓感とあいまって独特の風情でした。

北青山という住所表示は、南青山に比べて少ないのですが、貴重な表示、いつまでも残ると良いですね。

Posted by: 野本 巖 | Sunday, 25 December 2016 at 09:27

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