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Saturday, 06 January 2018

ユニバーサル広告社 (ii)

_1030806_1030807三浦下町商店街にそもそも存在する店なのか、テレビの撮影に合わせて若干整えた街並みなのかよく分からないのが面白い。それくらい寂れ方が自然ではある。勿論、筆者は寂れているのが良いなどとは毛頭も思っていない。郊外店より商店街、車で行けなくても商店街が好きなのであるが、それは多分に故郷の商店街の良き時代を知っているからであるし、廃れてしまった商店街が如何に寂しく悲しいものかを知悉しているからである。
_1030808_1030810さてこれが、本篇の中で、重要なポイントとなる建物群である。前を通ると思わず見逃してしまうような建物だが、刻まれた歴史は決して軽くなく、心の奥が「ジュン」となってしまう、、、そんな建物達である。滅びの美学とは言わないが、営々と栄え続ける物たちよりも滅びていく物の方により惹かれる。万里の長城も北京郊外の八達嶺のしっかりした辺りより、砂漠に還りつつある西安(?)辺りの方がなんとも言えず美しいと感じてしまうのである、、、(つづく)。
(DMC-GM5, G 14mm/f2.5 ASPH., Capture One 11 PRO, PS CC 2018)

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Comments

私のフレッシュマン生活は大学卒業前の2月から始まったのですが、その理由は入社直後に判明、民間企業の付属機関としてある特殊で高度な技能を持つ人材を育成する学校の生徒募集のため、全国紙三紙に掲載する広告の制作を緊急に要するという事でした。キャッチコピーだけでも数百万が掛かるため、其れ迄も社内で発案して来た経年の広告を刷新したい旨を10才上の女性上司から伺い、清掃や書類整理などの下働きから想定していた私としては面食らってしまい、広告最大手二社さんの広告作品を超特急でリサーチし、学校エンブレムのイメージ画やキャッチコピー、必要情報の文言などの広告デザインを創り上げるのに一気に夢中になったものです。広告効果の大きさというのは社会人一年生で学ばせて頂きましたが、多くの問い合わせに対して海外在住十年以上の経験という受験条件を勘案するに当たり、技能を養成して後世代を育成しようにもその対象となり得る人材数の存在規模が決して大きくはない事情を垣間見て、広告効果から見得る事の出来た実情の方に課題を感じ、後継育成というものにある種の難しさも感じたものです。

一昨日の全国紙に、映画界の往年の大スター達(A.ドロン氏とJ.P.ベルモント氏)のお二人が広告に、、「一筋の皺にも美しさを感じる日本人の美意識」と記され「侘び」「寂」の語り口で「日本人の精神性を海外に」と説く、、往年の方々だからこそのインパクトに驚くと共に「Asian Thought」と欧米世界で呼ばれるものの現状を再認識する次第です。

、、それにしても、野本さんのオピニオンリード、時代の趨勢から突き付けられている処を、、往年のスター達と同様にインパクトがあって、時代遅れなんて、とんでもないデス!

Posted by: 杠葉 | Sunday, 07 January 2018 at 11:16

杠葉さん、コメント有難うございます。

広告業界というものを知っているわけではありませんが、周りを見回すと結構業界関係の先輩、同輩、後輩も多く、或る意味時代をリードする彼らの存在に着目しています。アタシは単なる懐古趣味ではなく、過去から連綿と続くものに対しての撞着とも言える思い入れ、、、先人に対する畏敬の念、、、が必要なのではなかろうか?と思っている次第で、、、勿論、戦争の過ちや多くの人命が奪われた事実は事実として捉えながらも、、、そういう意識が最近は強くなってきました。

フランス人のお二人の俳優さんは、日本という国の文化そして人々を鼓舞するような事をおっしゃってたのかな?現在世界をリードしているアングロサクソン系とは違ってフランス人(ラテン系?ゲルマン系?)が思う文化というものが存在するのだから、、、という事で、日本にも世界の潮流に必ずしも沿う必要はない、、、とでも言いたいのかしら?

アタシは、ロマンチック過ぎるかもしれませんが、やはり心が大事だと、、、わはは、、、似合いませんね。

Posted by: 野本 巌 | Sunday, 07 January 2018 at 15:29

先述の「一筋の皺にも、、」のくだりはコピーの正確な全表現を引用しておらず、その意の一部や主旨の内容を私の捉え方でまとめた表現ですが、広告主は出版社さんで、俳優さん達お二人からの「メッセージ」の内容は、野本さんの仰る通りです。

心が大事、、仰る通り、それこそ大事ですね。ロマンチックというのは、野本さんにとてもお似合いだと思いますけどネ!

Posted by: 杠葉 | Sunday, 07 January 2018 at 22:10

杠葉さん、コメント有難うございます。

アングロ・サクソン的な幸福の追求とは全く違った幸せの形というものがあると思う、、、と言うか無い方がおかしいですものネ。日本人だって、文明開化以前は、偉く遊び好きだったみたいですし、、、。

いえいえ、アタシはせいぜいロマンチックに憧れる程度であります。

Posted by: 野本 巌 | Monday, 08 January 2018 at 10:30

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