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Wednesday, 10 October 2018

ライオン事務器ドキュメントファイル DC-211 A4

_1040416かつて、頻繁に目にしていたものを徐々に見掛けなくなり、その事を意識せずに長い時が流れ、ふと思い出したときには、その存在が遠い過去のものになってしまっている。そんな記憶を探って急遽購入したのがこの(アコーデオン)ドキュメントファイルである。スマホを含む携帯電話や、ラップトップ PC が主流ではない、、、いや無かった頃、多くのビジネスマンは大型のアタッシェケースに書類を携えて世界中を飛び回っていた。そして、事務所のファイルシステムと連携した携帯用のドキュメントファイルに必要書類を入れていたのである。さて、この製品、閉じるためのバンドと金具以外は全て古紙の再生品。驚異の収縮率で、自立する。
_1040417_2_1040418ネットで探し出そうと思った際に、まず思い浮かんだのが海外の弁護士事務所で見掛けた書類整理用のホルダー。彼らは当時、大量の書類を同じく紙製のアコーデオン・ファイルに入れて持っていた。それを思い出して、まず海外 (amazon.com) で探したら確かにあったが、彼の国でもこの紙挟みは隅の方に押しやられているのか、made in Mexico になっている。ドイツ製やフランス製の紙製ファイルもあるが、筆者が覚えているのとは違っていた。そうこうしているうちに検索で引っかかったのが日本のライオン事務器のページ、、、「あった!」と小さくひとりごちして購入。ここだけの話だが、在庫で持っているところの価格は 2,000 円を切るが、既に数回の値上げ(?)を経て、現在のメーカー定価は 4,950 円(税別)である。
_1040419届いた品物は、期待を上回る良い物だった。筆者は、PP (ポリプロピレン)製の同様のファイルも使っているが、どうも素材が丈夫過ぎて、出し入れする際に紙が負けてしまい、よれよれになると感じていたのである。勿論、PP 製の軽さや耐水性は、大いに魅力的だが敢えてこのいずれは滅びてしまうであろう紙製ドキュメント・ファイルを大事に使っていこうと思っている。勿論、筆者の用途は仕事の書類ではなく楽器用の譜面であるが。そう言えば、譜面も大型のパッドに記憶させて持ち歩くという時代であるが、筆者はそれに逆行する事になる。勝手な言い分だが、本や譜面は紙に限る。ついでに言えば、書類もやはり紙が良い。尚、お得な旧価格では無いがもっと多くの仕分け (32 のポケットを持つ)が可能な DC-231 や、書類が飛び出さない為のフラップ付きの DC-411N, DC-431N や最高級の DC-531 が存在する。日本国内の他の事務用品を製造している会社もかつてはラインアップに載せていたようだが、今世紀に入ってラインを縮小した際に、廃番になってしまったようだ。残念である。
(DMC-GM5, G 20mm/f1.7 ASPH., Capture One 11 PRO, PS CC 2018)

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Comments

このアイテム、文房具屋で見かけるのですがこういう使い方をするのですね。 それにしても、野本さんが使うとオシャレに見えるのが羨ましい。

Posted by: ム | Thursday, 11 October 2018 at 12:14

ストローが紙製になるご時世ですから、PPの方が消えていくかも、、、、、
とはいえ、ストロー用にバージンパルプ使ってるんじゃないだろうな(再生紙使うとは思えないのでほぼ間違いなく)??? と疑ってます。
世は「買い物袋も有料に」とポリ袋悪者論が出てきてますけど、我が家では買い物袋は燃えるゴミ用に再利用するんですよね。
2度使う。
独り暮らしだとゴミが出る量も少なくなってるし。
そこへ新品のゴミ出し用ポリ袋を購入してゴミを出せ、、、、というのもいささか釈然としないものがあります。

ところでこのドキュメントファイル、確かにカッコイイですね。

Posted by: RAVEN | Sunday, 14 October 2018 at 01:37

ムさん、コメント有難うございます。

使うアイディアは出てくるのですが、これから暫くは色々と忙しくなるので、使う機会が、、、、うぅ。

なかなか上手くいかないものです。

Posted by: 野本 巌 | Sunday, 14 October 2018 at 12:45

RAVEN さん、コメント有難うございます。

このファイルは、布と、金具と、再生紙であります!
こういう古き良きものがどんどん廃れていってます。
ペーパーレスはエコという言い方が多いのですが、ではコンピューターにに置き換えてそのコンピューターの製作、運用、廃棄でどれだけの資源が使われるかを考えると、どうでしょうか?
個人的には、本、楽譜、書類の類は、「紙」でお願いしたいです。

Posted by: 野本 巌 | Sunday, 14 October 2018 at 12:48

絶滅危惧種の生き物であれば、個人の身近に居なくてもリストに挙げられて、その存在に関する注意喚起が地球規模で広く共有されるのしょうけど、道具というのは利便を追求して改良革新が当たり前過ぎて、身近にありながらもその衰退や消滅に気付きにくいですね、、

15年程前に、化石燃料の枯渇が懸念される中でのプラスティックの未来予測なるものを科学未来館で伺った事があり、その代替開発の研究として既に始まっている「生分解性プラスティック」の生成を体験してみた事があります。微生物とは言え、体内に蓄積させた成分を抽出する為にその生命を人為的に大量に奪う事になる知見を得た時の衝撃は忘れ難く、将来的にプラスチック不足が懸念されるからと言って紙を主流に回帰させようにも森林消滅も危惧される中では限界があり、物質保護の見地からデジタルデータ化が標準価値になりつつあり、そう遠くない将来、プラも紙も贅沢品になりそうな気配を感じます。

私も、野本さんの仰る通り、本と楽譜は紙が良いです。それに絵と契約書も、、物体として紙の利便性を最大限に駆使して存する方が望ましいもの、、を意識してしまいます。紙切れを見つけては、悪戯描きしたり折り紙したり、紙と無邪気に関わっていられた頃が幸せに思います。写真は、、ごめんなさい、電子フォトスタンドでも、、ノートも、反復練習用ならば、私はLCD ライティングタブレット(タッチペン付き)を個人的に用意して生徒さん達に授業中使って貰っています。勿論、悪戯描きもOKです。折り紙は出来ませんが、、紙でなければ出来ない事や紙である方が望ましい事の意識や判断も培えると良いのですが。

Posted by: 杠葉 | Sunday, 14 October 2018 at 13:49

あっ、、因みに、私のLCDライティングタブレットは、iMPROV electronics Boogie Board 10.5inch です。外部からの電源供給が不要、可愛らしい単五電池1本のみです。購入して5年近くほぼ毎日使い、ヤンチャさん達からの全面塗り潰しという過酷な洗礼(?)に相当遭遇しているにも拘らず、液晶は頑固な程に無事健在、これまで電池交換をした事も無く、、何より驚いているのは、ミニホワイトボードでボードマーカーやイレイサーの消費や買い替えに比べても運用コストがこの5年間で「ゼロ」である事、、エネルギーコスパがこんなに良い家電(玩具?)に出会った事がありません。日本製で無い事が驚きです。大手のディスカウントストアのワゴンの中で一台寂しく残されている処に私が偶々出会って、、定価だと福沢様2枚でも足りないらしいのですが、樋口様1枚で我が家にお出で頂きました。

電化製品の廃棄の凄い様を目にしてしまうと、資源の使い込みだろっ(!)と悲しみまでも覚えます。が、資源を費やしてでも価値あるもの、、には費やしたいものです、未来の希望のためとか、、子供達がこのタブレットに出会った事で様々に想いを巡らせてくれているのですから、私の払ったコストなど格段に安いものデス!^_^

Posted by: 杠葉 | Monday, 15 October 2018 at 22:51

杠葉さん、コメント有難うございます。

まず、省資源の考え方に沿った形でのデジタル化は、良いとして、、、問題は、それらデジタルデータが今後数百年の間、どのように保存され得るのかの検証が全くされていないことです。紙は少なくとも千年以上の歴史に耐えてきたという側面があります。

加えて、それらデジタルデータの入出力を行う機器が、時代とともにどう変遷していくのか誰にもわからないのであります。例えば、今をときめく iPhone ですが、この機器に全てのデータや便利な機能を集約して持っているとしましょう。で、数年いえ十数年後に iPhone が存続しているかどうか分からない状態で、如何にそれら情報の保存性を担保できるのか?という点に大いに疑問を持っています。既に、iPhone が数回変更してきている、電源コードの接続端子の形状の変更で、既に使えなくなってしまったハードがありますし、ヘッドフォン用のミニジャックお失くなってしまって、アダプターを介さなければ使用できません。個人的には、データの類は、iPhone から切り離して保存するようにしていますが、それとてデータとして電気的記録をしている「だけ」ですからどうでしょうか?

と言いつつ、iReal PRO という数千曲の楽曲のカラオケを iPhone に入れて持ち歩いて重宝しているという事実はあるのですが、、、。

Improv Electronics Boogie board 電子黒板 をお使いのこと、大層使いやすそうですね!アタシは、複数人で同時に見るという環境ではないので、あまり使いませんが、便利そうであります。

Posted by: 野本 巌 | Wednesday, 17 October 2018 at 13:16

まぁ、TPO で、使うというのが良いと思いますが、デジタル記録が○で、アナログ記録が X あるいはその反対といった単純な話ではないのだと思うのであります。

Posted by: 野本 巌 | Wednesday, 17 October 2018 at 13:18

仰る通り、単純な偏向対立の見方だけでは生活出来ませんね。過去からの遺産を受け継ぎながら新しい物も取り入れる生活では、TPOに則ると言うしか適解を表現しにくい現代生活です。

デジタル社会化がかなり進行している生活の中で野本さんのご指摘されている事柄は、切実です。スマホは、通話機として以外、カメラ機能に代表される画像のデータ発生や凡ゆるデータの出入力端末としての地位も確立して来ている様子です。私も大切に思っているデータの管理には、かなり不安があります。と言うのも、「保管」と「保存」に違いがあるのを認識しないままスマホ時代に突入してしまった事を、今になって気付いたからです。

i cloudは、世界規模で如何なる場所からでも種々のメモリを幾つも外部からの操作で組み立てて行く事が出来る事から、今の処は無限に近いと想定出来る程の巨大な仮想空間がデータの蓄積場所として構築されて行っているように理解しています。その為、低額で気軽にデータを保管しては出し入れも自由に簡単にできてしまう感覚に陥りますが、パブリックなcloudスペースからパーソナライズして手元にそのデータを保存しようとすると、専用の保存ソフトウェアを購入せざるを得ない状況にユーザーは追い込まれたりしています。実際、私もcloudに保管中のカメラデータを無償でダウンロードできる手立てを探していて苦心しています。

「保管」とは別に、「アーカイブ」と言った長期保存に適した技術や運用についても認識を新たにする必要がありそうです。IPAさんが普及に努めている幾つかのIT系国家資格の陰で、アーカイブアーキテクチャーと呼ばれる民間資格の普及に努める協会もあるようで、企業、図書館、官公庁などが独自システムを構築してこれまでやって来ているような運用、、データの発生、活用、保管、保存、廃棄、、を、スマホを取り巻いて他の端末機器との複合的な使用をしながら、それらの操作技術の他に個人レベルでの高度な運用リテラシーも身に付ける必要に迫られている感があります。仰る通り、そんな中でスマホに替わって劇的に異なる出入力端末が世に出たら、、うぅん。

カラオケソフトで数千曲とは、、ルーム持ち込み用?はたまた路上ライブとか、、?皆さんと一緒に歌いまくって盛り上がった六本木のこじんまりとしたあのお店、、を思い出します。

Posted by: 杠葉 | Thursday, 18 October 2018 at 14:30

杠葉さん、コメント有難うございます。

数年ではなく数百年以上という単位での保存、、、確立されているのは紙(羊皮紙?)と彫刻のみでしょうか?紙でも酸性紙が良いとか悪いとか、、、それを言い出すと、木材と石とコンクリート、、、そう建物の耐久性とか、、、日本最古の建造物は木造ですが、ピラミッドは石造り、、、。

確か、今でも書籍のコピーはマイクロフィルムが使われていたのではなかったかな?結局、磁性体を使った記録は検証されていないんですよね。

磁性体での記録を否定する気は毛頭ありませんが、今でもやはり「紙」かなぁ?って思ってます。

iPhone の場合の画像バックアップは、コンピューターにダウンロードすれば見る術はありますよね。或いは、iPhone に直接挿せるメモリーもあります。
でも、iPhone の恐ろしいところは、殆どのコンパクトデジカメを駆逐してしまった事であります、、、う〜む。

Posted by: 野本 巌 | Sunday, 28 October 2018 at 04:12

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